こんにちは、遊森です。こちらではご無沙汰しております。

告知です！

「スパイス・アップ！　～異世界港町路地裏バル『ガヤガヤ亭』日誌」につきまして、アルファポリスさんで書籍化をご検討いただいています。
つきましては、webから作品を引き下げることになりますが、登場する料理の変更を含めてかなりの改稿が入る予定です。
今の形でお手元に保存したい！　と思ってくださる方は、９月２６日（火）正午までにお願いします。火の女神様の火曜日です。

あぁ、ようやくここまでたどり着きました……
というのも、実は「スパイス・アップ！」は別のプロットから派生してできた物語でして、その大元のプロットを考えたのは二年近くも前なんです。
アルファポリスさんで書籍化していただけたら嬉しいなぁと、こちらでのみ連載→完結。初めてのご飯ものということで、連載では色々なネタを試しに書いてみました。連載形式の場合は毎回小ネタを仕込んだ方が面白いし、次へのヒキになる、というのもありますしね。
しかし、長編ファンタジーとしては、まとまりが微妙かなと。書籍化打ち合わせの中で改稿方針が決まり、決まるとまた「それならこうしたい」というのが出てきて、担当さんにもかなりのワガママを申し上げながら大改稿。ちょっぴりスパイス・アップ、どころの話じゃないかも（笑）　あ、あらすじだけは連載版と変わっていないはずです！

大ざっぱに変更点を申し上げておきます。
・ドルフィ母子が出てきません。彼らのエピソードは、実はメインテーマである「スパイス」には直接関わっていないのです。この部分は抽出し、番外として書き直してwebに残したいと思っています。
・秋に書籍化を目指すということで、物語の季節も秋冬に変更しました。
・季節が変わって、それで？　と申しますと、食材の旬が変わる、ということです。つまり、登場する料理と料理にまつわるエピソードがごっそり変わります。
・ソルの名前が大人の事情で少々変わっております。
・タイトルもちょっとだけ変わりそうです。

私の小説創作に対する姿勢と、コノミの料理に対する姿勢はほぼ同じ。何度も試作を繰り返して、食欲の秋、読書の秋に美味しい作品をお届けできるよう頑張っています。無事にお店に出せる日が来ましたら、ぜひ食べにいらしてくださいね！