関谷俊博

関谷俊博 (著者名:せきやとしひろ)

著書「台風ヤンマ」(新風舎刊) 著書「チョコレート虫の飼い方」(国土社刊「ぼうしにのる魔女」所収)

ちびりゅう、を愛してくださる皆さまへ

この度『ちびりゅうの かいかた』が、絵本化され刊行されました。
「ちびりゅう」を愛してくださる皆さまに、心より御礼申しあげます。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが『ちびりゅうの かいかた』は、いちど削除したあとに再投稿しています。
賞は取れませんでしたが「ちびりゅう」は、私にとっても思い入れのある作品でしたので、書き直して他のコンテストに応募してみようと思ったのです(なんて書くと格好良いんですが、半分はヤケで衝動的に削除しました。だって最終選考の講評に、読者ターゲットに届くものだと感じたが、絵がついていないのが惜しかった、なんて書いてあるんだもの)。

アルファポリス編集部さまから、書籍化の打診があったのは、その後のことでした。
慌てて再投稿したのですが、後の祭り。皆さまからいただいた温かいコメントも一緒に消えてしまいました。

「ちびりゅう」を批判するコメントは一つもなく、励ましのコメントしかなかったと記憶しています。
いつか御礼の言葉を、と思いながら、アルファポリスさまから公式の刊行発表があるまではそれもできず、心苦しく感じておりました。

私にできることは「ちびりゅう」を愛してくださり、コメントをくださった方々へのメッセージとして「ちびりゅう」を続けることでした(そしてもちろん忘れ去られない為にもです)。

アルファポリス編集部さまは温かく、良い作品を送り出そうという熱意に溢れた方々ばかりでした。
アルファポリスさんは、ちょっとお金儲け主義なのかなあ…。
そう思っていた私は考えを改めざるを得ませんでした。

絵本版『ちびりゅうの かいかた』は、アルファポリス編集部さま、イラストを描いてくださった布施さま、そして紙面デザインを手掛けてくださったデザイナーさまとの合作なのです(布施さまのラフやイラストは、これがプロの仕事なのだ、と眼を見張るばかりでした…)。
人に恵まれて、私は幸運でした。

アルファポリス編集部さまは、いま絵本に力を入れております。
先ほどの発言と矛盾するようですが、後はもう「ちびりゅうコケたら皆コケた」にならないよう、後に続く方々の為にも、そこそこ売れてくれることを、願うばかりでございます。

最後になりますが、皆さま、本当に本当に有難うございました。

6月吉日
関谷俊博
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登録日 2018.06.07 09:02

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