みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない
「――このままずっと、セシルの隣にいられますように」護衛騎士のニルは、幼馴染の皇太子セシルとの手合わせ中に前世の記憶を思い出す。ここはBLゲーム『薔薇の学園の特待生』の世界であり、ニルは刺客からセシルを守って命を落とす「死にキャラ」だったのだ。セシルは「自分のせいでニルが死んだ」と責め続け、人を寄せつけない孤独な男になってしまう。運命の日まであと三週間。そんな中、とある事件がきっかけで親友だった二人の仲は急接近し、セシルが一途に迫ってくるようになり……?
ヤンデレだらけの乙女ゲームの悪役令嬢に転生したら、美形執着騎士に迫られています
ヤンデレばかりが登場する乙女ゲームの悪役令嬢に転生したスティーリア。どのルートに進もうと訪れる断罪エンドを回避するために、攻略対象の一人であるファルクスを奴隷市場で買い、護衛騎士に任命した。ファルクスは、ヒロインが別の男と話しただけでバッドエンドになるほど執着心の強い最凶ヤンデレキャラ。心中、監禁、腹上死……ファルクスルートは壮絶な結末ばかり。そして、彼は最終的にスティーリアを処刑する。スティーリアは、ファルクスに殺される未来を阻止するために彼と隷属契約を交わし、自分に指一本触れられないようにしたつもりだった。しかし、気づけばファルクスから執拗に迫られていて――!?