血が溜まったような真っ赤な付け爪で、チリチリと男の下腹部を引っ掻き、小さいぺたんこの乳首を舐めてやってから、身体の上をせり上がって男の舌を吸い出し軽く噛む。
　気分は大型の猫科の生き物で相手をいたぶる。裸より厭らしいラバースーツを着たまま、ホテルの大理石の床の上で四つん這いになり発情した猫になるのは素敵な気分。
　太股を広げ気味にしてお尻を上に向けて突き出してやる。
　雄猫が鼻を馴らして肛門に鼻を近づけてくる。
おずおずと突き出された舌がゴム膜で覆われた菊門の上をぴちゃぴちゃと舐め、やがてアタシの股の間に自分の顔を上向きにして潜り込んでくる。
　雄猫はアタシの猛々しい竿をしゃぶりたいのだろう。
アタシは雄猫の顔を内太股でぎゅっと挟んで苦しめてやってから、再び、四つん這いで雄猫から離れて挑発を続ける。

　セックスの時、自分を動物に見立てる場合がある。猫とか犬だとかは、相手もすぐにそれが気持ちで判って、同調してくれる。でも蛇になった気分の時はちょっと通じない（笑）。

　……四つん這いのポーズは、視覚的にも気分的にも「動物になった」感じになれる。特別な打ち合わせなどしなくとも、殿方に首輪を付けて引き回したら、大抵の男は自分の事を犬だと思うようだ。


小説の更新は遅いと思います。
この近状報告の方が、頻繁に更新されてたりして。
あっ、ツィッターはそれなりに呟いてます。

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