星の勇者たち でも三十九番目だけ、なんかヘン!
その数、三十九人。
そこは剣と魔法とスチームパンクの世界にて、
ファンタジー、きたーっ!
と喜んだのも束の間、なんと勇者なのに魔法が使えないだと?
でも安心して下さい。
代わりといってはなんですが、転移特典にて星のチカラが宿ってる。
他にも恩恵で言語能力やら、身体強化などもついている。
そのチカラで魔法みたいなことが可能にて、チートで俺ツエーも夢じゃない。
はずなのだが、三十九番目の主人公だけ、とんだポンコツだった。
授かったのは「なんじゃコレ?」という、がっかりスキル。
試しに使ってみれば、手の中にあらわれたのはカリカリ梅にて、えぇーっ!
本来であれば強化されているはずの体力面では、現地の子どもにも劣る虚弱体質。
ただの高校生の男子にて、学校での成績は中の下ぐらい。
特別な知識も技能もありゃしない。
おまけに言語翻訳機能もバグっているから、会話はこなせるけれども、
文字の読み書きがまるでダメときたもんだ。
そのせいで星クズ判定にて即戦力外通告をされ、島流しの憂き目に……。
異世界Q&A
えっ、魔法の無詠唱?
そんなの当たり前じゃん。
っていうか、そもそも星の勇者たちはスキル以外は使えないし、残念!
えっ、唐揚げにポテトチップスにラーメンやカレーで食革命?
いやいや、ふつうに揚げ物類は昔からあるから。スイーツ類も充実している。
異世界の食文化を舐めんなよ。あと米もあるから心配するな。
えっ、アイデアグッズで一攫千金? 知識チート?
あー、それもちょっと厳しいかな。たいていの品は便利な魔道具があるから。
なにせギガラニカってば魔法とスチームパンクが融合した超高度文明だし。
えっ、ならばチートスキルで無双する?
それは……出来なくはない。けど、いきなりはちょっと無理かなぁ。
神さまからもらったチカラも鍛えないと育たないし、実践ではまるで役に立たないもの。
ゲームやアニメとは違うから。
というか、ぶっちゃけ浮かれて調子に乗っていたら、わりとすぐに死ぬよ。マジで。
それから死に戻りとか、復活の呪文なんてないから。
一発退場なので、そこんところよろしく。
「異世界の片隅で引き篭りたい少女。」の正統系譜。
こんなスキルで異世界転移はイヤだ!シリーズの第二弾。
ないない尽くしの異世界転移。
環境問題にも一石を投じる……かもしれない、笑撃の問題作。
星クズの勇者の明日はどっちだ。
不安はあるかも知れないが、前を向いて生きるしかないのですよ。
大丈夫(^ω^)
だって、一人じゃ無いんですから。
あ、そうそう
断トツは『断然トップ』が元になった造語で、生みの親は故石原慎太郎氏です。
そして『断然トップ』はつまり、『他と比べようも無い程明らかな一番』なので、『断トツで一番』は意味が無駄に重なった誤用となります。
(*´・ω・`)b
お、おおう……
ザ・ビーストとは……
首を一つ一つ落としても意味が無いしねぇ……
一応、空は飛ばない筈だけど、別に黙示録の存在そのものでは無いから、あんまり期待できない。
やれやれ、厄介な代物がお出ましだねぇ
ルビー:ちょっ!?
ナニやってるのよ!こっちが全部滅んだらギガラニカも滅んじゃうじゃない!
止まれ!止まりなさいよ!ギガラニカの類人共が滅ぶのは良いけど、ギガラニカ全部が壊れたら帰れないじゃないの!
こら!この猿人!と~ま~れ~!
こうなったら殺して止め……え?
き、消える?わ、わたしの…意識…が……
あ……う…そ…………
…………………………………
みたいになってたりして。
星の力は、本を正せば『この星』の力である。
あの時、限界まで凝縮した『星の力』で創造した梅の種が、限界高度を越えてから戻ってきた代物。
そして更に成長した『梅力』を吸収しての開花なのだから、『新たな聖梅樹』と成っても不自然な事では無いねぇ。
勝ったか負けたかと言えば、勝ってはいる。
マグマエネルギーは膨大ではあるが、地表面からのアプローチで起きる活動は非常に限定的で一瞬のものなので、復興は十分に可能。
元から国家の経済基盤は農作物や酪農ではない国なので、長期的計画に基づいて頑張れば良い。
人的損害は膨大であったが、まさに尊い犠牲であるね。慰霊は懇ろに。
熱せられた泥が流れ落ちる『泥流』は、溶岩流とは比べ物にならない速度で山肌を駆け下る。
一旦収まっても降雨などで再度流れ落ちる二次泥流が発生したり、有害な物質の体積により広範囲に土地が汚染される可能性もある。
何処までも厄介な……
さて、ともあれファクトリーの一つは潰した。
もう一つはどうなったかな?
縦断爆撃→絨毯爆撃
対空砲火の威力が判らない以上、直撃覚悟とはいかない。
軍において五割損失は完全に壊滅判定だねぇ
残存兵力をかき集めても、首都防衛からの撤退戦位にしか使えない。
何らかの対抗手段……ヒノハカマの主砲副砲一斉掃射で、どの程度損害を与えられるだろうか。
第三の聖梅樹覚醒で何とかならんかねぇ……
馬鹿を集めても、会議は踊るだけです。
ただ適当にガス抜きも必要だし、本当に不要な意見はその内消えてなくなる。
最終的にこの場を仕切れるのがゼニゲバさんなので、今は何処がどの程度使えそうか見極めてる段階ですかね。
外交的には良い様にあしらわれた感はありますが、別に損はしていません。
気にしない、気にしない♪
特に現場サイドのコウケイ国一行は今回の不手際を責めないし許しもしたが、帝国との約定が破られた事の謝罪と違約金その他については『女帝』さんと話をしてもらうしかないしね。
経験の浅い姫様は手玉に取れるだろうが、さて、女帝様は丸め込めるかな?
無理だろうね、年期が違うw
下種→下衆
とりあえずヒノハカマに関しては帝国の新技術飛空戦艦の試作艦であり、テスト運用を任されている関係上、一応の所属はコウケイだが如何なる質問にも応えかねるとしておけば、現状での煩い声は封じられるだろう。
誰も帝国と正面切って揉めたいとは思わないからね。
さて、ゼニゲバさんとお話ししましょうか。面倒ではあるが、放っておく訳にもいくまい。
魔素によらない『通常型ジェットエンジン』でさえ高度1万㍍(メナレ)なら巡航領域でしか無い。
最新型のドローンは現在高度2万2千前後を安定して飛行出来る様になる直前まで来ている。
ジェットエンジンならぬロケットエンジンならば、高度は事実上2万~5万の成層圏がその真価を発揮する領域。
現状、星の重力圏を突破する必要は無いが、この先は判らない。
ともあれ、今回のフライトで未知の領域に踏み出すのは確か。
研究者/技術者にとっては出来た物に愛着はあるが、それは常に次のステップへの踏み台でもある。
後生大事に秘匿して価値を高めたりするのは政治屋/経済屋の領分ですから、女帝さんに丸投げでなんら問題無し。
良い商売出来ましたね♪
有名なのは北欧神話に分類される『ユグドラシル』だが、樹木が世界に根を張り、世界を支える『世界樹』思想は実際、至る所に存在する。
鉱人の活動が活発化していると思われる現状で、樹人の象徴ともいえる聖樹の種子が発見されている。
これは偶然とは思えない。
木の根は岩を割り、土を掴み、生き物を育むのだから。
なんとなく……
ルビー:……え?これ、わたし、この娘操ってるよね?
だ、大丈夫、たかが猿人種の雌を操れないなんてあり得ないんだから……
………だ、大丈夫!
うん!自分を信じろ、わたし!
とか焦ってる気が……
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