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第35話 もやもや
それでも何か言いたそうな表情をしていた大和を無視し、部屋の中へ。
大和のことだから
「おい、和馬!」
そう言いながら玄関ドアを叩いてくるかと思ったけど、まったくそんなことはなく。
強引に玄関を開けようとしてくることも、声をかけてくることもなかった。
…なんだよ、拍子抜けする…。
玄関ドアの前に座り込んだまま複雑な気持ちになっているとスマホが鳴った。
『きょうはありがとう』
結香からのお礼とほわほわっとした可愛いスタンプのメッセージ。
ちょっとほっこりした気分になって返信を返しながら立ち上がって部屋へ行くと、テーブルの上に出しっぱなしにしたままだったデオドラント商品が目に飛び込んできて再び嫌な気分になる。
むしゃくしゃして散らかしたままだった制汗シートを上からくしゃっと押さえつけたとき、大和と同じ香りが微かに鼻をくすぐった。
昨日、いちど開けて確認したからだろうか。
こんなにも制汗シートって香りの主張、強めだったっけかな…?
なんだかよくわからない気分が広がって、和馬はテーブルの上にあったデオドラント商品を一旦すべてビニール袋の中に詰め、部屋の隅へ移動。
そのままゴミ箱にでも捨ててやろうかと思ったけど、それはどうしても無理だった。
そんななか、会っていたときとは別人のようにどんどん入ってくる積極的なメッセージ。
『もしよかったら明日学校いっしょに行きたいかも…』
『あさ寮の下で待ってていいですか?』
和馬はふぅ~っと溜め息をついて返信した。
『ごめん。俺、朝は遅刻魔で無理だから帰りいっしょに帰ろう』
別にウソなんかついていない。
それでもなぜか悪いことをしているような罪悪感に包まれる。
ちょっと無理して早起きすれば楽しい登校時間が待っているはずなのに。
俺…。
本当に何をやっているんだろう…。
和馬はそのままベッドにダイブしてもやもやした気分のまま目を閉じた。
大和のことだから
「おい、和馬!」
そう言いながら玄関ドアを叩いてくるかと思ったけど、まったくそんなことはなく。
強引に玄関を開けようとしてくることも、声をかけてくることもなかった。
…なんだよ、拍子抜けする…。
玄関ドアの前に座り込んだまま複雑な気持ちになっているとスマホが鳴った。
『きょうはありがとう』
結香からのお礼とほわほわっとした可愛いスタンプのメッセージ。
ちょっとほっこりした気分になって返信を返しながら立ち上がって部屋へ行くと、テーブルの上に出しっぱなしにしたままだったデオドラント商品が目に飛び込んできて再び嫌な気分になる。
むしゃくしゃして散らかしたままだった制汗シートを上からくしゃっと押さえつけたとき、大和と同じ香りが微かに鼻をくすぐった。
昨日、いちど開けて確認したからだろうか。
こんなにも制汗シートって香りの主張、強めだったっけかな…?
なんだかよくわからない気分が広がって、和馬はテーブルの上にあったデオドラント商品を一旦すべてビニール袋の中に詰め、部屋の隅へ移動。
そのままゴミ箱にでも捨ててやろうかと思ったけど、それはどうしても無理だった。
そんななか、会っていたときとは別人のようにどんどん入ってくる積極的なメッセージ。
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それでもなぜか悪いことをしているような罪悪感に包まれる。
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俺…。
本当に何をやっているんだろう…。
和馬はそのままベッドにダイブしてもやもやした気分のまま目を閉じた。
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