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第68話 彼氏の存在
大和としゃべりはじめてそれほど日数は経っていないのに、いろいろありすぎて…。
退院後はさらに距離が縮まった。
「なぁ和馬、この香りとかどう?」
「あぁ、俺はこっちのほうが好き。お前がいつも使ってる制汗シートの香りな」
いつの間にかずっと前からの友だちみたいな感じになっていて、日常会話はもちろん、大和が開発中のデオドラント商品についてなど話すことも増加。
そういう理由もあってお互いの寮部屋を行き来しては寝泊りすることも増えたわけだけど…。
最近、大和はおとなしい。
なぜかまったく襲ってもこないし、可愛いとか食べたいとかも言わなくなった。
…って別に、そんなことしてほしいわけでも言ってほしいわけでもないけど、ちょっと寂しい…。
わけないっ!
うん、これでいいんだ。
これがデフォルト。
「おい和馬、聞いてんの?」
「おぉっ…」
こんなとき入院する前なら絶対、
「なに?俺のことでも考えてボーっとしてた?」
なんて言ってきたと思うのに、そんな冗談すら言ってこない。
これでいいんだとは思う。
どうせ俺は女の子が好きなわけだし、大和には…。
彼氏がいる。
すっかり忘れそうになっていたけど、最初に壁ドンされて言われた言葉が
「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」
だった。
毎日のように大和と朝から晩までいっしょにいて、その彼氏とやらの姿は見たことがないけれど、きっといるんだろう。
だってウソであんなことを言う必要はなかっただろうし、冗談だったならもうとっくにそう暴露しているはず。
「おいってば。さっきからほんと人の話、聞いてねぇなぁ?」
グッと和馬の顔を覗き込んだ大和は相変わらずキレイで魅力的で、ドキドキさせてくる。
そうだよな。
こんなモテるヤツに彼氏がいないはずないか。
彼氏がいないならとっくに女子と付き合ってるだろうし。
…は?
だったらどうして結香ちゃんに俺のことを好きだなんて言ったんだ?
はぁ…イライラする!
「俺、ちょっとジュース買ってくるわ」
退院後はさらに距離が縮まった。
「なぁ和馬、この香りとかどう?」
「あぁ、俺はこっちのほうが好き。お前がいつも使ってる制汗シートの香りな」
いつの間にかずっと前からの友だちみたいな感じになっていて、日常会話はもちろん、大和が開発中のデオドラント商品についてなど話すことも増加。
そういう理由もあってお互いの寮部屋を行き来しては寝泊りすることも増えたわけだけど…。
最近、大和はおとなしい。
なぜかまったく襲ってもこないし、可愛いとか食べたいとかも言わなくなった。
…って別に、そんなことしてほしいわけでも言ってほしいわけでもないけど、ちょっと寂しい…。
わけないっ!
うん、これでいいんだ。
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「おい和馬、聞いてんの?」
「おぉっ…」
こんなとき入院する前なら絶対、
「なに?俺のことでも考えてボーっとしてた?」
なんて言ってきたと思うのに、そんな冗談すら言ってこない。
これでいいんだとは思う。
どうせ俺は女の子が好きなわけだし、大和には…。
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「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」
だった。
毎日のように大和と朝から晩までいっしょにいて、その彼氏とやらの姿は見たことがないけれど、きっといるんだろう。
だってウソであんなことを言う必要はなかっただろうし、冗談だったならもうとっくにそう暴露しているはず。
「おいってば。さっきからほんと人の話、聞いてねぇなぁ?」
グッと和馬の顔を覗き込んだ大和は相変わらずキレイで魅力的で、ドキドキさせてくる。
そうだよな。
こんなモテるヤツに彼氏がいないはずないか。
彼氏がいないならとっくに女子と付き合ってるだろうし。
…は?
だったらどうして結香ちゃんに俺のことを好きだなんて言ったんだ?
はぁ…イライラする!
「俺、ちょっとジュース買ってくるわ」
感想
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