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第77話 彼氏の正体
サナからはすぐに返事が来て、チャットアプリでのトークがスタート。
ふわふわっとした文章に可愛いスタンプ。
文字だけの素っ気なくてシンプルすぎる大和とは大違い。
やっぱ、女子最高!
うん…。
メッセージは合コンのときになぜ先に帰ったのかという話にはじまり、積極的なサナから
「久しぶりに会おうよ」
と誘われて終了。
最初は会うつもりなんてなかったけど、大和のことを忘れるいい機会だとOKし、お互いに場所を知っている寮近くの公園で学校終わりに待ち合わせることになった。
いつもならがっつりオシャレして臨むのに、そんな気分になれなくて学校を出てそのまま。
制服姿の可愛いサナちゃんが到着して笑顔で小さく手を振ってくれたり、いろいろと話題を出して盛り上げようとしてくれたり、前の俺ならハイテンションだったと思う。
なのにずっと気分は上がらないまま。
さすがに申し訳なくなって、
「ごめん。ちょっと今日、体調が悪いみたい」
ウソをついてバイバしたとき、
「大和…!」
視界に入った大和に思わず声をかけていた。
やっぱり俺は、大和がいないと楽しくない…。
いまなら言えそうな気がする。
さっきはただ、ヤキモチを妬いてほしかっただけ。
ガキっぽいことしてごめん。
俺は大和のことが好きだと、すべて言えそうな気がした。
「あのさ、大和…」
そう切り出して続けるつもりだったのに…。
「さっそくサナちゃんとデートか。進展、早いね?」
棒読みしているみたいに感情のない声で大和が言う。
そして、
「待たせてごめん」
公園へやってきた人物に気づくと、
「ごめんね。俺もいまから彼氏とデートだから」
和馬の耳元で囁いた。
ウソだろ…?
全身から力が抜けていくような変な感覚とともに、男に近づいていく大和の背中がすごく遠くに感じて寂しくなった。
彼氏の姿なんか1回も見たことがなかったから、実はいないんじゃないかと心のどこかで期待していた自分がいたのだといまさら気づく。
手の指がピリピリと痺れていくような気持ちの悪い感覚に襲われて吐き気がした。
やっぱ彼氏って、あいつだったのかよ…。
ふわふわっとした文章に可愛いスタンプ。
文字だけの素っ気なくてシンプルすぎる大和とは大違い。
やっぱ、女子最高!
うん…。
メッセージは合コンのときになぜ先に帰ったのかという話にはじまり、積極的なサナから
「久しぶりに会おうよ」
と誘われて終了。
最初は会うつもりなんてなかったけど、大和のことを忘れるいい機会だとOKし、お互いに場所を知っている寮近くの公園で学校終わりに待ち合わせることになった。
いつもならがっつりオシャレして臨むのに、そんな気分になれなくて学校を出てそのまま。
制服姿の可愛いサナちゃんが到着して笑顔で小さく手を振ってくれたり、いろいろと話題を出して盛り上げようとしてくれたり、前の俺ならハイテンションだったと思う。
なのにずっと気分は上がらないまま。
さすがに申し訳なくなって、
「ごめん。ちょっと今日、体調が悪いみたい」
ウソをついてバイバしたとき、
「大和…!」
視界に入った大和に思わず声をかけていた。
やっぱり俺は、大和がいないと楽しくない…。
いまなら言えそうな気がする。
さっきはただ、ヤキモチを妬いてほしかっただけ。
ガキっぽいことしてごめん。
俺は大和のことが好きだと、すべて言えそうな気がした。
「あのさ、大和…」
そう切り出して続けるつもりだったのに…。
「さっそくサナちゃんとデートか。進展、早いね?」
棒読みしているみたいに感情のない声で大和が言う。
そして、
「待たせてごめん」
公園へやってきた人物に気づくと、
「ごめんね。俺もいまから彼氏とデートだから」
和馬の耳元で囁いた。
ウソだろ…?
全身から力が抜けていくような変な感覚とともに、男に近づいていく大和の背中がすごく遠くに感じて寂しくなった。
彼氏の姿なんか1回も見たことがなかったから、実はいないんじゃないかと心のどこかで期待していた自分がいたのだといまさら気づく。
手の指がピリピリと痺れていくような気持ちの悪い感覚に襲われて吐き気がした。
やっぱ彼氏って、あいつだったのかよ…。
感想
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