文字の大きさ
大
中
小
99 / 127
第99話 協力者
解決が難しい問題に直面したとき、自分がこれほどまでにヘタレなヤツだとは思いもしなかったけど、こうやって声をかけてくれる友だちがいるのはやばいぐらいにありがたい。
ただ、2人を巻き込むわけにもいかない。
そう思っていたのに…。
「何があったか、言え」
「そうよ。話したらラクになることだってあるし」
必死に気遣ってくれる2人に
「ってか、なんでまた2人がこの公園に?」
とりあえず話を逸らそうと和馬。
「放課後に筋トレしててお腹空いたから筋肉レストラン行って戻ってきた感じ」
「は?筋肉レストランって何だよ?」
「脂質と糖質が低くてたんぱく質がたくさん摂れるメニューを出してるお店のことだよ」
「あっそ。お前ら筋肉のことばっか、よくそんなに考えていられるな」
「だって楽しいんだもん!洸紀と出会うまでは、こんなに筋肉のことで話が合う人が身近にいるなんて思わなかったけど。なんか前の私は、ひとりの友だちとか水島くんとかに執着して勝手に自分の世界を狭くしてたんだってことに気づいたよ。ありがとう、和馬くん」
結香はそう言うと、
「だからさっさと、何があったか言いなさいっ!」
上から目線で言ってきた。
「そうだぞ。ひとりではどうにもならないことも、誰かといっしょなら何とかなることもあるからな」
洸紀も煽る。
洸紀はともかくとして、結香ちゃんにこんな話をしても平気だろうかと様子を窺っていると、
「結香は大丈夫だ。俺の筋肉がそう言っている」
洸紀が言ってきた。
…あ、そ。
なんだそれ…?
もう、なんでもいいわ。
バカらしくなってどうでもよくなった和馬は逆に緊張がほぐれ、さっきまでの出来事すべてを吐き出した。
もちろん大和と自分の気持ちについては伏せて。
「じゃあさっそく二羽も呼んで作戦会議でもするかな?」
「おい洸紀、俺の話、聞いてた?トモは相当やべぇヤツなんだって。だから関わると…」
「どうなるかわからないってか?そのときはそのときだろ。俺たちも何をどこまで協力できるかわからないけど、やり方を考えてみようぜ」
洸紀がいつになく熱くなっていた。
ただ、2人を巻き込むわけにもいかない。
そう思っていたのに…。
「何があったか、言え」
「そうよ。話したらラクになることだってあるし」
必死に気遣ってくれる2人に
「ってか、なんでまた2人がこの公園に?」
とりあえず話を逸らそうと和馬。
「放課後に筋トレしててお腹空いたから筋肉レストラン行って戻ってきた感じ」
「は?筋肉レストランって何だよ?」
「脂質と糖質が低くてたんぱく質がたくさん摂れるメニューを出してるお店のことだよ」
「あっそ。お前ら筋肉のことばっか、よくそんなに考えていられるな」
「だって楽しいんだもん!洸紀と出会うまでは、こんなに筋肉のことで話が合う人が身近にいるなんて思わなかったけど。なんか前の私は、ひとりの友だちとか水島くんとかに執着して勝手に自分の世界を狭くしてたんだってことに気づいたよ。ありがとう、和馬くん」
結香はそう言うと、
「だからさっさと、何があったか言いなさいっ!」
上から目線で言ってきた。
「そうだぞ。ひとりではどうにもならないことも、誰かといっしょなら何とかなることもあるからな」
洸紀も煽る。
洸紀はともかくとして、結香ちゃんにこんな話をしても平気だろうかと様子を窺っていると、
「結香は大丈夫だ。俺の筋肉がそう言っている」
洸紀が言ってきた。
…あ、そ。
なんだそれ…?
もう、なんでもいいわ。
バカらしくなってどうでもよくなった和馬は逆に緊張がほぐれ、さっきまでの出来事すべてを吐き出した。
もちろん大和と自分の気持ちについては伏せて。
「じゃあさっそく二羽も呼んで作戦会議でもするかな?」
「おい洸紀、俺の話、聞いてた?トモは相当やべぇヤツなんだって。だから関わると…」
「どうなるかわからないってか?そのときはそのときだろ。俺たちも何をどこまで協力できるかわからないけど、やり方を考えてみようぜ」
洸紀がいつになく熱くなっていた。
感想
あなたにおすすめの小説
【完結】イケメンのクラスメイトと二人組になったらめちゃくちゃ執着されてた
時「はい、じゃあ二人組作って」──あまり人付き合いが得意ではない夏稀(なつき)にとってそれは地獄の言葉。
けれど高校ではちがう。なぜなら新しくできた友達と『二人組』協定を結んだから。
もう二人組なんて怖くないと思っていた矢先、その友達が風邪で欠席。
ほかに組む相手が見つからず、先生と組むことも覚悟する夏稀だったが、そこで声をかけてきたのは美形の転校生──緒川聖夜(おがわ・きよや)だった。
「俺と二人組にならない?」
その一言をきっかけに聖夜は夏稀との距離を急速に縮めてきて──。
執着美形攻め×平凡受けのちょっと不穏な学園BL。
約九万字、全三十話+αの物語です。
ゆうちゃんのお世話係
水無月にいち【攻め】宮澤結×【受け】柏木飛鳥
兄の友だちで一つ上のゆうちゃんこと宮澤結のお世話をすることが生きがいの飛鳥は、同じ高校進学を期にお世話をしなくていいと言われてしまう。
「もしかしてゆうちゃんに彼女!?」
ショックを受けつつも、昔からのクセでつい世話を焼いてしまう。
でもそんな飛鳥に結は冷たくなるどころか距離感がおかしくなってーー
想いがうまく噛み合わない青春BLです。
親友の好きな人は俺に似てるっぽい
南ゆらり1章▷茅野湊はある日、親友の相沢渚から好きな人ができたと聞かされる。それから毎日好きな奴についての相談を受けていたが、湊はある事に気づいてしまう。ーこいつの好きな奴、俺に似てねぇか?
そんな考えはやがて複雑な感情を生み、二人の関係は変化していく。
2章▷失恋で傷心中の川野桜を偶然見つけご飯へ誘う茅野潮。そこで話を聞いて抱いた純粋な守りたいという気持ちを原動力に、桜を積極的に誘う。しかしある時気づいてしまう。いつの間にかあだ名呼びではなくなっていることに。
1章は完結しました。
現在2章を更新中!
今後3章も追加予定です。
※章によって主に描かれる人物が変わる場合もありますが、基本的に登場人物は変わりません。
「推しは目の前の先輩です」◆完結◆
星井 悠里陽キャの妹に特訓され、大学デビューしたオレには、憧れの先輩がいる。その先輩のサークルに入っているのだが、陽キャに擬態してるため日々疲れる。
それを癒してくれるのは、高校で手芸部だったオレが、愛情こめて作った、先輩のぬいぐるみ(=ぬい)「先輩くん」。学校の人気のないところで、可愛い先輩くんを眺めて、癒されていると、後ろから声を掛けられて。
まさかの先輩当人に、先輩くんを拾われてしまった。
……から始まるぬい活🐻&恋🩷のお話。
バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?
cheeeryサークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき)
ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。
「そうだ、バイトをしよう!」
一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。
教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった!
なんで元カレがここにいるんだよ!
俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。
「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」
「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」
なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ!
もう一度期待したら、また傷つく?
あの時、俺たちが別れた本当の理由は──?
「そろそろ我慢の限界かも」
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
【完結】期限付きの恋人契約〜あと一年で終わるはずだったのに〜
なの「俺と恋人になってくれ。期限は一年」
男子校に通う高校二年の白石悠真は、地味で真面目なクラスメイト。
ある日、学年一の人気者・神谷蓮に、いきなりそんな宣言をされる。
冗談だと思っていたのに、毎日放課後を一緒に過ごし、弁当を交換し、祭りにも行くうちに――蓮は悠真の中で、ただのクラスメイトじゃなくなっていた。
しかし、期限の日が近づく頃、蓮の笑顔の裏に隠された秘密が明らかになる。
「俺、後悔しないようにしてんだ」
その言葉の意味を知ったとき、悠真は――。
笑い合った日々も、すれ違った夜も、全部まとめて好きだ。
一年だけのはずだった契約は、運命を変える恋になる。
青春BL小説カップにエントリーしてます。応援よろしくお願いします。
本文は完結済みですが、番外編も投稿しますので、よければお読みください。
推しにプロポーズしていたなんて、何かの間違いです
一ノ瀬麻紀引きこもりの僕、麻倉 渚(あさくら なぎさ)と、人気アイドルの弟、麻倉 潮(あさくら うしお)
同じ双子だというのに、なぜこんなにも違ってしまったのだろう。
時々ふとそんな事を考えてしまうけど、それでも僕は、理解のある家族に恵まれ充実した引きこもり生活をエンジョイしていた。
僕は極度の人見知りであがり症だ。いつからこんなふうになってしまったのか、よく覚えていない。
本音を言うなら、弟のように表舞台に立ってみたいと思うこともある。けれどそんなのは無理に決まっている。
だから、安全な自宅という城の中で、僕は今の生活をエンジョイするんだ。高望みは一切しない。
なのに、弟がある日突然変なことを言い出した。
「今度の月曜日、俺の代わりに学校へ行ってくれないか?」
ありえない頼み事だから断ろうとしたのに、弟は僕の弱みに付け込んできた。
僕の推しは俳優の、葛城 結斗(かつらぎ ゆうと)くんだ。
その結斗くんのスペシャルグッズとサイン、というエサを目の前にちらつかせたんだ。
悔しいけど、僕は推しのサインにつられて首を縦に振ってしまった。
え?葛城くんが目の前に!?
どうしよう、人生最大のピンチだ!!
✤✤
「推し」「高校生BL」をテーマに書いたお話です。
全年齢向けの作品となっています。
一度短編として完結した作品ですが、既存部分の改稿と、新規エピソードを追加しました。
✤✤