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第118話 潰すか寄り添うか
結香はすごくしゃべり出しづらそうに、何度も口籠りながら最初の言葉をみつけようとしている様子が窺える。
そんな結香の口から勢いよく滑り出した言葉に全員が固まった。
「あのね…、と、トモくんの連絡先とか家とか、出没しそうな場所とかいろいろ教えてくれないかな?!」
「…え?」
全員の視線を受けて一瞬だけ委縮した結香は、
「と、トモくんもね、ちょっと前までの私と同じだったんじゃないか?って思うの…」
遠慮気味に言う。
「トモくんが脅してた子たちは同じ中学の子ばっかりで、みんな水島くん絡みだったんだよね?」
「あぁ」
「ってことは、本当に大和くんのことが大好きすぎて独占したかったんじゃないかなって思うんだよね。それから自分に自信がなくて、ひとりになるのが怖いのかな?って。ただの思い込みとか勘違いかもしれないけど。だったら、私といっしょかな?って。思ったんだ」
結香はそう言って小さく息を吸い、緊張で硬くなったカラダをほぐす。
「普通に友だちがいる人とか現状に満足している人にはわからないかもしれないけど、私みたいに自分に自信がない人間は、常にずっと不安でビクビクしてるんだよね。友だちは自分を認めてくれる存在だから、そんな友だちがいなくなったらどうしようって…」
目を細めて少し前を思い出す結香。
「いつも自信がないから、友だちがいなくなる未来しかみえなくてずっと怯えてて、だからどんな手を使ってでも友だちとか大事な人を縛りつけようとする。最低だし、相手を苦しめて傷つけて、それでもそんなふうにしかできないツラさ、私にはわかるから…」
ボロボロとこぼれた涙を拭いながら
「でもね…」
結香は続ける。
「和馬くんに『友だちがいないなら、俺らと仲良くしねぇ?』って言われたときは正直バカにしてるの?って思ったけど、めちゃくちゃ嬉しくて…。みんなといっしょに過ごすようになって、友だちってこんなにあたたかくて安心できるものだったんだって気づいた」
そんな結香の頭をやさしく撫でる洸紀をチラリと見て、
「…俺たちはトモを潰すことばっかり考えてたけど、寄り添うとかも大事なのかもしれないな」
ポツリと言った大和に、いつもは声など荒げることのない二羽が
「なにを言っているの?!」
ものすごい勢いで反発した。
そんな結香の口から勢いよく滑り出した言葉に全員が固まった。
「あのね…、と、トモくんの連絡先とか家とか、出没しそうな場所とかいろいろ教えてくれないかな?!」
「…え?」
全員の視線を受けて一瞬だけ委縮した結香は、
「と、トモくんもね、ちょっと前までの私と同じだったんじゃないか?って思うの…」
遠慮気味に言う。
「トモくんが脅してた子たちは同じ中学の子ばっかりで、みんな水島くん絡みだったんだよね?」
「あぁ」
「ってことは、本当に大和くんのことが大好きすぎて独占したかったんじゃないかなって思うんだよね。それから自分に自信がなくて、ひとりになるのが怖いのかな?って。ただの思い込みとか勘違いかもしれないけど。だったら、私といっしょかな?って。思ったんだ」
結香はそう言って小さく息を吸い、緊張で硬くなったカラダをほぐす。
「普通に友だちがいる人とか現状に満足している人にはわからないかもしれないけど、私みたいに自分に自信がない人間は、常にずっと不安でビクビクしてるんだよね。友だちは自分を認めてくれる存在だから、そんな友だちがいなくなったらどうしようって…」
目を細めて少し前を思い出す結香。
「いつも自信がないから、友だちがいなくなる未来しかみえなくてずっと怯えてて、だからどんな手を使ってでも友だちとか大事な人を縛りつけようとする。最低だし、相手を苦しめて傷つけて、それでもそんなふうにしかできないツラさ、私にはわかるから…」
ボロボロとこぼれた涙を拭いながら
「でもね…」
結香は続ける。
「和馬くんに『友だちがいないなら、俺らと仲良くしねぇ?』って言われたときは正直バカにしてるの?って思ったけど、めちゃくちゃ嬉しくて…。みんなといっしょに過ごすようになって、友だちってこんなにあたたかくて安心できるものだったんだって気づいた」
そんな結香の頭をやさしく撫でる洸紀をチラリと見て、
「…俺たちはトモを潰すことばっかり考えてたけど、寄り添うとかも大事なのかもしれないな」
ポツリと言った大和に、いつもは声など荒げることのない二羽が
「なにを言っているの?!」
ものすごい勢いで反発した。
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