文字の大きさ
大
中
小
257 / 673
第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
257.女神様が、暗躍しているかもしれない、のですか?女神様と再戦になりそうですか?元神子様のカズラ君が、活躍してくれるんですか?
オレは、現状を元神子様カズラ君に相談しにきている。
あまりにも急展開過ぎる。ケレメインは、門出から袋小路に追い詰められすぎじゃないかな?
カズラ君は、さらっと言った。
「女神様が暗躍していると思う。」
「女神様は、ケレメイン大公国には関わらないことになっているのに?」
「ケレメイン大公国に関わらないという言葉を限定的に解釈したんだよ。」
とカズラ君。
「限定的に?」
「ケレメイン大公国は、女神様の民として見なさなくてよい、ケレメイン大公国を相手どる限りは、女神様が歓迎しない国同士の争いにも該当しない、ケレメイン大公国に、王はいない、女神様の恩恵を受けた国主はいない。
女神様は、こういう内容を、各国の国王陛下に囁きに行っていると思う。
そういう性格だよ。」
とカズラ君。
「最大の敵は、女神様か。女神様の世界に住んでいるのに。最高権力者に、にらまれているんだなー、オレは。」
「女神様が嫌っているのは、ヒサツグだからね。クロードじゃない。」
とカズラ君。
「利用してみて、思い通りの結果にならなかったから、オレが嫌い、とか、女神様は徹頭徹尾、自分本位だな。」
オレが、はあ、とため息をつくと。
「今回は、ぼくも活躍するよ。」
とカズラ君。
「いいのかな?カズラ君に頼っても。こちらの世界の住人に使われるのは、嫌なんだろ?」
カズラ君に確認する。
カズラ君が、女神様の息のかかった各国の国王陛下とケレメイン大公国との戦いの最中に、嫌になっても、途中からは離脱出来ない。
離脱したら、カズラ君は、行き場を失う。
最初から、戦わないなら、そういうものだ、で通せるけれど。
「ヒサツグは、勘違いしているよ?」
とカズラ君。
勘違い、とは?
「ぼくは、ぼくのために戦うんだよ。ぼくの住みよい場所は、ぼくが自分自身の手で作って守る。ぼくは、ぼくにとって、当たり前のことをするだけ。」
とカズラ君。
オレは、カズラ君のカズラ君ルールに感動した。
「カズラ君、ありがとう。カズラ君がいると心強い。」
「ヒサツグ。ぼくは、ぼくに頼るな、と言ったよね?鳥頭は、嫌いだよ?」
とカズラ君。
「精神的な支柱なんだよ。」
オレの発言を聞いたカズラ君は、オレの発言を浅はかだよね、と評した。
「ヒサツグは、クロードが精神的支柱じゃないんだよね?」
とカズラ君。
「え?」
オレは、質問の意図をつかみかねて、カズラ君に即答できなかった。
「ヒサツグとクロードの、互いに、相手を信じて相手に全面的に任せることが出来ない関係性。
ヒサツグが、ケレメイン大公家の使用人から軽視される原因だよね?
ヒサツグとクロードの二人が揃っていれば、最強で、二人のどちらかがいれば、大丈夫という安心感を与えられていないから、ケレメイン大公家の使用人は、クロードしか見ないんだよ。
ヒサツグじゃ、安心できないから、ヒサツグよりも安心できる大公妃の出現を心待ちにしているんだよ。」
とカズラ君。
オレは、カズラ君に感謝した。
オレが、今すぐ始めることが、分かった。
クロードと話し合って、ケレメイン大公家の使用人を安心させるために、動くこと。
今のオレは、クロードの寵愛だけで、大公妃についているようにしか見えない。
オレがクロードの寵愛で、大公妃についているのは事実。
オレは大公妃として実績を積まないといけないんだ。
オレが大公妃であることに安心してもらう。
一番身近な使用人に。
大公妃になる前の実績について、文官は評価してくれている。
でも、大公家の使用人の評価の基準は、文官とは違う。
ケレメイン大公家の繁栄、安泰、ケレメイン大公家に仕える栄誉。
このあたりが、ケレメイン大公家の使用人を安心させるポイントになる。
オレが、不得手で、してこなかった分野。
生粋の貴族、クロードは、強い分野だ。
千里の道も一歩から。
クロードと相談しながら、使用人と向き合っていこう。
あまりにも急展開過ぎる。ケレメインは、門出から袋小路に追い詰められすぎじゃないかな?
カズラ君は、さらっと言った。
「女神様が暗躍していると思う。」
「女神様は、ケレメイン大公国には関わらないことになっているのに?」
「ケレメイン大公国に関わらないという言葉を限定的に解釈したんだよ。」
とカズラ君。
「限定的に?」
「ケレメイン大公国は、女神様の民として見なさなくてよい、ケレメイン大公国を相手どる限りは、女神様が歓迎しない国同士の争いにも該当しない、ケレメイン大公国に、王はいない、女神様の恩恵を受けた国主はいない。
女神様は、こういう内容を、各国の国王陛下に囁きに行っていると思う。
そういう性格だよ。」
とカズラ君。
「最大の敵は、女神様か。女神様の世界に住んでいるのに。最高権力者に、にらまれているんだなー、オレは。」
「女神様が嫌っているのは、ヒサツグだからね。クロードじゃない。」
とカズラ君。
「利用してみて、思い通りの結果にならなかったから、オレが嫌い、とか、女神様は徹頭徹尾、自分本位だな。」
オレが、はあ、とため息をつくと。
「今回は、ぼくも活躍するよ。」
とカズラ君。
「いいのかな?カズラ君に頼っても。こちらの世界の住人に使われるのは、嫌なんだろ?」
カズラ君に確認する。
カズラ君が、女神様の息のかかった各国の国王陛下とケレメイン大公国との戦いの最中に、嫌になっても、途中からは離脱出来ない。
離脱したら、カズラ君は、行き場を失う。
最初から、戦わないなら、そういうものだ、で通せるけれど。
「ヒサツグは、勘違いしているよ?」
とカズラ君。
勘違い、とは?
「ぼくは、ぼくのために戦うんだよ。ぼくの住みよい場所は、ぼくが自分自身の手で作って守る。ぼくは、ぼくにとって、当たり前のことをするだけ。」
とカズラ君。
オレは、カズラ君のカズラ君ルールに感動した。
「カズラ君、ありがとう。カズラ君がいると心強い。」
「ヒサツグ。ぼくは、ぼくに頼るな、と言ったよね?鳥頭は、嫌いだよ?」
とカズラ君。
「精神的な支柱なんだよ。」
オレの発言を聞いたカズラ君は、オレの発言を浅はかだよね、と評した。
「ヒサツグは、クロードが精神的支柱じゃないんだよね?」
とカズラ君。
「え?」
オレは、質問の意図をつかみかねて、カズラ君に即答できなかった。
「ヒサツグとクロードの、互いに、相手を信じて相手に全面的に任せることが出来ない関係性。
ヒサツグが、ケレメイン大公家の使用人から軽視される原因だよね?
ヒサツグとクロードの二人が揃っていれば、最強で、二人のどちらかがいれば、大丈夫という安心感を与えられていないから、ケレメイン大公家の使用人は、クロードしか見ないんだよ。
ヒサツグじゃ、安心できないから、ヒサツグよりも安心できる大公妃の出現を心待ちにしているんだよ。」
とカズラ君。
オレは、カズラ君に感謝した。
オレが、今すぐ始めることが、分かった。
クロードと話し合って、ケレメイン大公家の使用人を安心させるために、動くこと。
今のオレは、クロードの寵愛だけで、大公妃についているようにしか見えない。
オレがクロードの寵愛で、大公妃についているのは事実。
オレは大公妃として実績を積まないといけないんだ。
オレが大公妃であることに安心してもらう。
一番身近な使用人に。
大公妃になる前の実績について、文官は評価してくれている。
でも、大公家の使用人の評価の基準は、文官とは違う。
ケレメイン大公家の繁栄、安泰、ケレメイン大公家に仕える栄誉。
このあたりが、ケレメイン大公家の使用人を安心させるポイントになる。
オレが、不得手で、してこなかった分野。
生粋の貴族、クロードは、強い分野だ。
千里の道も一歩から。
クロードと相談しながら、使用人と向き合っていこう。
感想 84
あなたにおすすめの小説
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミもし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
ギャップがあり過ぎるけど異世界だからそんなもんだよな、きっと。
一片澪※異世界人が全く珍しくないその世界で神殿に保護され、魔力相性の良い相手とお見合いすることになった馨は目の前に現れた男を見て一瞬言葉を失った。
衣服は身に着けているが露出している部分は見るからに固そうな鱗に覆われ、目は爬虫類独特の冷たさをたたえており、太く長い尾に鋭い牙と爪。
これはとんでも無い相手が来た……とちょっと恐れ戦いていたのだが、相手の第一声でその印象はアッサリと覆される。
男だって愛されたい!
朝顔レオンは雑貨店を営みながら、真面目にひっそりと暮らしていた。
仕事と家のことで忙しく、恋とは無縁の日々を送ってきた。
ある日父に呼び出されて、妹に王立学園への入学の誘いが届いたことを知らされる。
自分には関係のないことだと思ったのに、なぜだか、父に関係あると言われてしまう。
それには、ある事情があった。
そしてその事から、レオンが妹の代わりとなって学園に入学して、しかも貴族の男性を落として、婚約にまで持ちこまないといけないはめに。
父の言うとおりの相手を見つけようとするが、全然対象外の人に振り回されて、困りながらもなぜだか気になってしまい…。
苦労人レオンが、愛と幸せを見つけるために奮闘するお話です。
[BL]異世界転移して獣人王子様に見初められた俺がオメガになって世界を救う、かもしれない!?
わをん留学先のウィーンに向かう途中、飛行機事故の巻き添えになった俺。気づいたら異世界に迷い込んでいたーー。
「お前が生き残る道はこれしかないんだ! とにかく今すぐ俺と結婚しろ!」
第一印象最悪の俺様系獣人が王子様で男の俺に雑なプロポーズ!? 子供を産まなきゃ解放しないって何だそれ!
〈運に見放された男が運命の番となる獣人と出会い、抗えぬ絆に導かれて恋に落ちていくさまを描きます〉
*スタンダードなオメガバース設定にファンタジー要素を独自アレンジしています。物語を始める前に簡単な解説、世界観と設定を書きましたのでご一読くだされば幸いです。
*表紙画像はOpenAIのDALL·Eによります。
猫を追いかけて異世界に来たら、拾ってくれたのは優しい貴族様でした
水無瀬 蒼清石拓也はある日飼い猫の黒猫・ルナを追って古びた神社に紛れ込んだ。
そこで、御神木の根に足をひっかけて転んでしまう。
倒れる瞬間、大きな光に飲み込まれる。
そして目を覚ましたのは、遺跡の中だった。
体調の悪い拓也を助けてくれたのは貴族のレオニス・アーゼンハイツだった。
2026.1.5〜
黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
せるせ王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公