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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
605.カズラくんが、要求した見返りは、小さくありませんでした。
オレは、背筋を伸ばした。
「オレは、カズラくんの希望を聞きたい。
棚上げしていた分も含めて、今、聞いてもいいかな?」
カズラくんは、ニッコリと笑った。
「ヒサツグが亡くなったら、ケレメイン大公国をぼくにちょうだい。」
とカズラくん。
「カズラは、ヒサツグが亡くなったら、と言ったが。
ヒサツグと私が、亡くなったら、ではないのか?」
とクロード。
「勘違いしないでほしいんだけど。
ぼくは、クロードを助けないよ?
ヒサツグが最弱なままだと、ヒサツグは、ヒサツグの残りの人生に不安がある。
不安を無くしたいから、ヒサツグは、ぼくに助けを求めた。
クロードは、ヒサツグみたいに弱くないんだから、ぼくの助けはいらないよね。」
とカズラくん。
「ヒサツグは、それほどか弱いのか。」
とクロード。
ハリセンをビシッとクロードに突きつけるカズラくん。
「そもそもの話。
今さら、ぼくに力を貸してほしいなんて、クロードがぼくに望むのは、調子がよすぎる。
最初から、ヒサツグじゃなく、ぼくを選んでいれば。
クロードは、ぼくの助けが得られていたんだよ。
ぼくとクロードは、神子と英雄だったんだから。」
とカズラくん。
三角関係のフられた一人にあたるカズラくん。
恋愛を成就させたオレ。
カズラくんをフッたクロード。
クロードが、カズラくんに当然のように助けてもらえることを期待するのは、違うよなー。
「カズラくんが助ける相手を、クロードではなく、オレに限定するのは、オレとクロードとカズラがの三角関係を知っている人対策のためにも、徹底したい。
神子のカズラくんと英雄クロードが結ばれることを夢想する人が出てこないとも限らないからなー。」
オレとクロードが結ばれるよりも、元神子様と英雄の繫がりは歓迎されるだろうからな。
「ぼくが助けるのは、ヒサツグだけ。
クロードを助けるのは、ぼくじゃない。」
とカズラくん。
「クロードを助けるのは、唯一の伴侶であるオレ。」
「そうして。」
とカズラくん。
「オレとクロードは話し合いをする中で、カズラくんに報酬を払って、ケレメイン大公国の見守りを頼もうと思っていたんだけど。
カズラくんは、国がほしいんだな。」
「ぼくは、女神様の世界で、一生、ぼくの土地に住んで生活する。
今みたいな根無し草でいる気はないんだよね。」
とカズラくん。
「カズラくんの居場所として、カズラくんはケレメイン大公国がほしいのかな?」
「そうだよ。今のぼくは、人の輪の中にいても、住所が定まらない、帰る家がない状態だからね。」
とカズラくん。
「ヒサツグが亡くなったら、というカズラの条件は。
私が国主であることについて、受け入れがたいという意思表示か?」
とクロード。
「クロードが国主であることを受け入れがたいとは思わないよ。
大公妃のヒサツグが亡くなったら、ぼくが暮らしにくく感じることが、爆発的に増える。
ぼくは、そう思うんだよね。」
とカズラくん。
「起こり得るなー。」
「ぼくは、ぼくが暮らしにくくなりそうな出来事が起きるまで無策で待つことはしない。
ぼくは、元神子だから、ヒサツグがされたようにあからさまに軽んじられないかもしれないね。
希望的観測だけど。
神子であった過去はあっても、ぼくが、ヒサツグと同じ異世界人だということに変わりはないんだよ。
ぼくが期待する報酬のポイントは、異世界人のぼくが気に入って定住する場所を作ること。」
とカズラくん。
「異世界人のカズラを、ケレメイン大公国に保護してほしいのか?」
とクロード。
「カズラくんは、誰かに保護されたいんじゃないよなー。
我が身の安全をカズラくん自身で確保しようとしているんだよな?」
「ぼくは、女神様の世界で、大きな顔して生きていきたいからね。
元神子に、神子として活躍した時間があったと知っていても。
女神様の世界の元神子のしたことを有難がらなくなる日は、多分くる。
ぼくの生存中に。」
とカズラくん。
「オレは、カズラくんの希望を聞きたい。
棚上げしていた分も含めて、今、聞いてもいいかな?」
カズラくんは、ニッコリと笑った。
「ヒサツグが亡くなったら、ケレメイン大公国をぼくにちょうだい。」
とカズラくん。
「カズラは、ヒサツグが亡くなったら、と言ったが。
ヒサツグと私が、亡くなったら、ではないのか?」
とクロード。
「勘違いしないでほしいんだけど。
ぼくは、クロードを助けないよ?
ヒサツグが最弱なままだと、ヒサツグは、ヒサツグの残りの人生に不安がある。
不安を無くしたいから、ヒサツグは、ぼくに助けを求めた。
クロードは、ヒサツグみたいに弱くないんだから、ぼくの助けはいらないよね。」
とカズラくん。
「ヒサツグは、それほどか弱いのか。」
とクロード。
ハリセンをビシッとクロードに突きつけるカズラくん。
「そもそもの話。
今さら、ぼくに力を貸してほしいなんて、クロードがぼくに望むのは、調子がよすぎる。
最初から、ヒサツグじゃなく、ぼくを選んでいれば。
クロードは、ぼくの助けが得られていたんだよ。
ぼくとクロードは、神子と英雄だったんだから。」
とカズラくん。
三角関係のフられた一人にあたるカズラくん。
恋愛を成就させたオレ。
カズラくんをフッたクロード。
クロードが、カズラくんに当然のように助けてもらえることを期待するのは、違うよなー。
「カズラくんが助ける相手を、クロードではなく、オレに限定するのは、オレとクロードとカズラがの三角関係を知っている人対策のためにも、徹底したい。
神子のカズラくんと英雄クロードが結ばれることを夢想する人が出てこないとも限らないからなー。」
オレとクロードが結ばれるよりも、元神子様と英雄の繫がりは歓迎されるだろうからな。
「ぼくが助けるのは、ヒサツグだけ。
クロードを助けるのは、ぼくじゃない。」
とカズラくん。
「クロードを助けるのは、唯一の伴侶であるオレ。」
「そうして。」
とカズラくん。
「オレとクロードは話し合いをする中で、カズラくんに報酬を払って、ケレメイン大公国の見守りを頼もうと思っていたんだけど。
カズラくんは、国がほしいんだな。」
「ぼくは、女神様の世界で、一生、ぼくの土地に住んで生活する。
今みたいな根無し草でいる気はないんだよね。」
とカズラくん。
「カズラくんの居場所として、カズラくんはケレメイン大公国がほしいのかな?」
「そうだよ。今のぼくは、人の輪の中にいても、住所が定まらない、帰る家がない状態だからね。」
とカズラくん。
「ヒサツグが亡くなったら、というカズラの条件は。
私が国主であることについて、受け入れがたいという意思表示か?」
とクロード。
「クロードが国主であることを受け入れがたいとは思わないよ。
大公妃のヒサツグが亡くなったら、ぼくが暮らしにくく感じることが、爆発的に増える。
ぼくは、そう思うんだよね。」
とカズラくん。
「起こり得るなー。」
「ぼくは、ぼくが暮らしにくくなりそうな出来事が起きるまで無策で待つことはしない。
ぼくは、元神子だから、ヒサツグがされたようにあからさまに軽んじられないかもしれないね。
希望的観測だけど。
神子であった過去はあっても、ぼくが、ヒサツグと同じ異世界人だということに変わりはないんだよ。
ぼくが期待する報酬のポイントは、異世界人のぼくが気に入って定住する場所を作ること。」
とカズラくん。
「異世界人のカズラを、ケレメイン大公国に保護してほしいのか?」
とクロード。
「カズラくんは、誰かに保護されたいんじゃないよなー。
我が身の安全をカズラくん自身で確保しようとしているんだよな?」
「ぼくは、女神様の世界で、大きな顔して生きていきたいからね。
元神子に、神子として活躍した時間があったと知っていても。
女神様の世界の元神子のしたことを有難がらなくなる日は、多分くる。
ぼくの生存中に。」
とカズラくん。
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