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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
681.オレが、ケレメイン大公妃としてクロードの隣に立つために必要なことをオレはやり遂げてみせます。その三。勝つための交渉は下準備に時間を。
オレの目の前には、中立派の文官とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の商人、職人、農家の人。
オレの顔は、目の前にいる四人に向いている。
同時に、オレの耳は、ロープで仕切られた部屋の外の足音を拾うために集中していた。
祝言の部屋に近づく足音が聞こえてくる。
一人や二人の足音じゃない。
ぞろぞろと歩く団体さんの足音だ。
オレが待っていた足音だ。
オレは、勝負に出て。
勝った。
勝ったぞ、と内心でガッツポーズをしつつ、表情には出さない。
オレが澄ました顔をして、目の前にいる四人から目を離さないでいると。
オレの目の前にいる四人は、落ち着かなくなってきた。
オレと四人が関わるときは、互いに用事があるとき。
四人は、オレの声かけで、オレに用事を頼まれる立場。
オレは、四人に仕事をふりながらも、四人から出されるお願いには、一切頷かなかった。
口利き依頼、利益供与のお願いも、談合のための情報漏洩。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の四人が、敵対していた大公妃のオレとやり取りしていたのは、四人にも理由がある。
オレが、四人とやり取りをすることに決めた二つあるうちのもう一つの理由は、四人共通のもの。
四人とも、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のそれぞれの派閥のトップではないが、トップと直で連絡を取り合えるポジションにいる。
この四人が、派閥外で何かをしでかした場合の事態の回収には、それぞれの派閥のトップが出てくる。
それぞれの派閥のトップにも、次のトップにもなれないが、今のトップを動かせる人材として、オレはこの四人をスカウトしている。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のトップや次のトップとの話し合いをする前段階に、オレは時間をかけることにした。
オレが大公妃であると容認したくない人達の一人一人にオレを知ってもらい、味方へ変えていくようなやり方では、オレの人生の方が先に終わる。
残りの人生をクロードとの幸せな結婚生活にしたいオレは。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派に、大公妃のオレよりも大きな顔をさせておく気が、さらさらなかった。
大公妃であるオレを軽視していれば、ケレメイン大公国を牛耳れると錯覚するな、と言ったところで、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派には響かない。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派は、国主であるケレメイン大公クロードが伴侶を選ぶことに異議を唱えたも同然のことをしている。
クロードの伴侶である大公妃には、夫であるクロードではなく、自分達の理想とする伴侶にしろ、という荒唐無稽な押し付けを堂々と行い、行動したことを行き過ぎだとも、恥ずべき行いだとも考えない人達。
そんな人達と話し合いの席をもうけて、話し合いを始めたところで、どんな結果になるかは、話し合いを始める前から目に見えている。
オレは、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のトップが自ら、オレの元へと足を運ぶ展開になるように画策した。
祝言は、オレの大公妃としてのお披露目の場だ。
オレが大公妃に相応しい能力があると、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のそれぞれのトップに認めさせ、両派閥のトップ自らがオレへ服従すると決めて、それを周りに示す。
オレが大公妃として、大公クロードと共に国をまとめるための国内の掌握がこの祝言で完成すれば。
ヒサツグ派のこれまでの苦労は今日から報われる。
ヒサツグ派は、オレと苦労を共にしてきたオレに信用されている人物として、重鎮扱いになっていき、オレもヒサツグ派も今後やりやすくなる。
オレがいる祝言が行われている部屋の中へ入るには、ロープが邪魔だけど、聞き耳を立てるには障害にならない。
聞き耳を立てる人がいることを見越して、この部屋で祝言を挙げた甲斐があった。
ロープが張られている出入り口前に姿を現したのは、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のトップではなかった。
先触れとして、それぞれの秘書が一人ずつ、ロープの向こう側に立った。
秘書二人は、廊下と部屋を分け隔てているロープに無関心ではなかった。
ロープがあって邪魔だな、という感情は、その視線からうかがえる。
秘書二人は、ロープにチラリと視線を向けた後、オレの秘書に話しかけた。
「我が主が、大公妃にお目通り願いたく、もうすぐ着く。」
「ついては、部屋の出入りを不便にしているものを無くしてもらおう。」
秘書二人は、ロープの外から、オレの秘書に用件を伝えてきた。
オイ、秘書!
尊大過ぎないかなー?
我が主とは、大きく出たな?
大公妃のオレより、偉い、もしくは、大公妃のオレと、両派閥のトップは対等というスタンスで話し合いをしたいんだなー?
大公妃のオレを畏れ敬うものだと考えを改めないままで、話し合いをしてうまくいくと思っているのかなー?
オレの顔は、目の前にいる四人に向いている。
同時に、オレの耳は、ロープで仕切られた部屋の外の足音を拾うために集中していた。
祝言の部屋に近づく足音が聞こえてくる。
一人や二人の足音じゃない。
ぞろぞろと歩く団体さんの足音だ。
オレが待っていた足音だ。
オレは、勝負に出て。
勝った。
勝ったぞ、と内心でガッツポーズをしつつ、表情には出さない。
オレが澄ました顔をして、目の前にいる四人から目を離さないでいると。
オレの目の前にいる四人は、落ち着かなくなってきた。
オレと四人が関わるときは、互いに用事があるとき。
四人は、オレの声かけで、オレに用事を頼まれる立場。
オレは、四人に仕事をふりながらも、四人から出されるお願いには、一切頷かなかった。
口利き依頼、利益供与のお願いも、談合のための情報漏洩。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の四人が、敵対していた大公妃のオレとやり取りしていたのは、四人にも理由がある。
オレが、四人とやり取りをすることに決めた二つあるうちのもう一つの理由は、四人共通のもの。
四人とも、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のそれぞれの派閥のトップではないが、トップと直で連絡を取り合えるポジションにいる。
この四人が、派閥外で何かをしでかした場合の事態の回収には、それぞれの派閥のトップが出てくる。
それぞれの派閥のトップにも、次のトップにもなれないが、今のトップを動かせる人材として、オレはこの四人をスカウトしている。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のトップや次のトップとの話し合いをする前段階に、オレは時間をかけることにした。
オレが大公妃であると容認したくない人達の一人一人にオレを知ってもらい、味方へ変えていくようなやり方では、オレの人生の方が先に終わる。
残りの人生をクロードとの幸せな結婚生活にしたいオレは。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派に、大公妃のオレよりも大きな顔をさせておく気が、さらさらなかった。
大公妃であるオレを軽視していれば、ケレメイン大公国を牛耳れると錯覚するな、と言ったところで、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派には響かない。
中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派は、国主であるケレメイン大公クロードが伴侶を選ぶことに異議を唱えたも同然のことをしている。
クロードの伴侶である大公妃には、夫であるクロードではなく、自分達の理想とする伴侶にしろ、という荒唐無稽な押し付けを堂々と行い、行動したことを行き過ぎだとも、恥ずべき行いだとも考えない人達。
そんな人達と話し合いの席をもうけて、話し合いを始めたところで、どんな結果になるかは、話し合いを始める前から目に見えている。
オレは、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のトップが自ら、オレの元へと足を運ぶ展開になるように画策した。
祝言は、オレの大公妃としてのお披露目の場だ。
オレが大公妃に相応しい能力があると、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のそれぞれのトップに認めさせ、両派閥のトップ自らがオレへ服従すると決めて、それを周りに示す。
オレが大公妃として、大公クロードと共に国をまとめるための国内の掌握がこの祝言で完成すれば。
ヒサツグ派のこれまでの苦労は今日から報われる。
ヒサツグ派は、オレと苦労を共にしてきたオレに信用されている人物として、重鎮扱いになっていき、オレもヒサツグ派も今後やりやすくなる。
オレがいる祝言が行われている部屋の中へ入るには、ロープが邪魔だけど、聞き耳を立てるには障害にならない。
聞き耳を立てる人がいることを見越して、この部屋で祝言を挙げた甲斐があった。
ロープが張られている出入り口前に姿を現したのは、中立派とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派のトップではなかった。
先触れとして、それぞれの秘書が一人ずつ、ロープの向こう側に立った。
秘書二人は、廊下と部屋を分け隔てているロープに無関心ではなかった。
ロープがあって邪魔だな、という感情は、その視線からうかがえる。
秘書二人は、ロープにチラリと視線を向けた後、オレの秘書に話しかけた。
「我が主が、大公妃にお目通り願いたく、もうすぐ着く。」
「ついては、部屋の出入りを不便にしているものを無くしてもらおう。」
秘書二人は、ロープの外から、オレの秘書に用件を伝えてきた。
オイ、秘書!
尊大過ぎないかなー?
我が主とは、大きく出たな?
大公妃のオレより、偉い、もしくは、大公妃のオレと、両派閥のトップは対等というスタンスで話し合いをしたいんだなー?
大公妃のオレを畏れ敬うものだと考えを改めないままで、話し合いをしてうまくいくと思っているのかなー?
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