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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
686.女神様とカズラくんからのお祝いの中身は、何でしょうか?シガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人は、チャンスを待っていたのでしょうか?
「妾、クロード、ヒサツグ、カズラは、親族になったわ。」
と得意げな女神様。
女神様の機嫌がいいのは、いいことだな。
「うん。女神様とカズラくんは、親族になった記念のお祝いをかんがえてくれたのかな?」
カズラくんは、大丈夫そうだけど、女神様は、ぶっ飛んだことを考えないか不安だ。
「四人が親族になったからこそできるようになったお祝いをするよ。」
とカズラくん。
「親族になったからできるお祝いというと。
お年玉じゃないよなー?」
女神様の年齢はともかく、オレとカズラくんじゃ、カズラくんがもらう方だからなー。
「クロードのご両親と、ヒサツグのご両親に、メッセージを送るよ。」
とカズラくん。
オレは、驚いてすぐに聞き返した。
カズラくんが、日本にいるオレの家族から預かってくれたという手紙は、世界を超えられなかったとカズラくんから聞いている。
「メッセージというからには、手紙じゃないんだよな?
スマホのショートメールみたいなものをイメージしたらいいのかな?」
「メッセージは、言葉だけ。
ショートメールみたいなものだよ。」
とカズラくん。
「どれくらいの長さのメッセージを送れる。」
「長い文章を書いても最後まで読めないと思うよ。
空に雲で文字を書くから。」
とカズラくん。
「雲で書いた文字なら、飛行機雲みたいな感じだよな?」
「長持ちはしないよ。雲だから。」
とカズラくん。
「分かった。ありがとう。
日本で暮らすオレの家族は、女神様に呼ばれて女神様の世界で生きていくオレの存在を意識することなく生活しているけど、文字を見たら、オレを思い出すのかな?」
「初めての試みになるわ。」
と女神様。
「どういう結果になるかは、誰にも分からないな。ありがとう、女神様。」
確かめるすべもない。
オレは、日本にいる家族へ届くことを信じて、メッセージを送るのみ。
「日本が晴天かどうかも、分からないよ。
晴れていたらいいけどね。」
とカズラくん。
曇りや雨の空模様では、雲の字が書かれていても、分からないだろうな。
そもそも、曇りや雨の日に空を見上げようとはしないだろうなー。
「空模様のことは、うん。
晴れていたらいいな。」
「あと、言っておくことがあるよ。
ヒサツグの家族が空を見上げて読んでくれるかどうかも、女神様の世界にいるぼく達には、確認しようがないからね。」
とカズラくん。
「それでも。
言葉を伝える機会が得られただけでも、オレはありがたいと思う。」
オレの横に来たクロードは、オレの胴体に腕を巻きつけてくる。
「ヒサツグ。」
申し訳なさと悲しみと不安が、クロードの声から漏れている。
「クロードの気持ちは分かっているから。」
オレは、クロードに囁く。
「オレが帰らなかったのは、オレに帰らないでほしいと願うクロードの気持ちを知ったからだけじゃない。
クロードに再び会えなくなる可能性を考えて、クロードに会えなくなることの方が嫌だったから、オレは日本に帰らないことに決めた。
オレは帰らないぞ。
言葉を送る機会を用意してくれた女神様とカズラくんに感謝して、言葉だけは送るつもりだ。
オレが届ける便りとしては、最後になるだろうから。
便りがないのはよい便りと思われるようなメッセージをオレは考える。」
クロードは、腕の力を抜いて、そっとオレに寄り添わせた。
「ヒサツグ。私のヒサツグ。」
とクロード。
クロードは、大丈夫そうだな。
「もう、会うことも、言葉を交わすこともなく、オレのことは忘れ去られていくばかりで。
オレも、そのうち、思い出せなくなるんだろうな、と思っていたからさ。
たくさんの思い出や顔や声をオレが忘れないでいるうちに。
家族へのメッセージをお願いしたい。」
「手紙は、紙で物質だから、世界を超えられなかった、と思うんだよね。
女神様とぼくが力を合わせたところに、親族になったヒサツグの声を乗せれば。
理論上は、うまくいく。」
とカズラくん。
「今から、ヒサツグはメッセージを考えるが良い。
妾は、今から、妾の英雄で妾の親族のクロードに説明するわ。」
と女神様。
「私も一緒に説明を聞いていたが?」
と怪訝そうなクロード。
「クロードのこの世にいない両親への伝言を一度だけ、今届けるわ。」
と女神様。
部屋の中にいた人も外にいた人も瞠目した。
「そんなことができるなら、魔王による消滅でいなくなった全員にやればいいのです。
どうして、クロード様だけに。」
とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人。
サーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人の台詞は、その場にいたケレメイン大公国の住人全員の本音だったはず。
部屋の中にいる人も外にいる人も、誰もその発言を咎めなかった。
「妾がすることは、妾の英雄クロードが妾の親族となった祝いよ?
そなたは、妾のすることに指図して祝に水をさしたわ。」
と女神様。
あ、今、女神様の荒ぶるスイッチが入った。
「妾の英雄の邪魔をし続けて、妾の英雄が選んだ、妾の連れてきた伴侶を妾の英雄を守ることなく、妾の英雄を苦しめてきたそなたは、言葉を使って妾を操ろうとしたか?」
と女神様。
荒ぶる女神様は、サーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人に向かって厳しい言葉をかけた。
「そなたに人の言葉は不要よ。」
と女神様。
「カァーカァーカァー。」
サーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人が再び口を開いたときには、鳥の鳴き声しか話せなくなっていた。
部屋の中も外も、しんと静まり返っている。
「女神様らしい裁定がきたよね。
ずるい、自分達にも利益を寄越せ、しか言わないやつは絶滅したらいいのに。」
とカズラくん。
と得意げな女神様。
女神様の機嫌がいいのは、いいことだな。
「うん。女神様とカズラくんは、親族になった記念のお祝いをかんがえてくれたのかな?」
カズラくんは、大丈夫そうだけど、女神様は、ぶっ飛んだことを考えないか不安だ。
「四人が親族になったからこそできるようになったお祝いをするよ。」
とカズラくん。
「親族になったからできるお祝いというと。
お年玉じゃないよなー?」
女神様の年齢はともかく、オレとカズラくんじゃ、カズラくんがもらう方だからなー。
「クロードのご両親と、ヒサツグのご両親に、メッセージを送るよ。」
とカズラくん。
オレは、驚いてすぐに聞き返した。
カズラくんが、日本にいるオレの家族から預かってくれたという手紙は、世界を超えられなかったとカズラくんから聞いている。
「メッセージというからには、手紙じゃないんだよな?
スマホのショートメールみたいなものをイメージしたらいいのかな?」
「メッセージは、言葉だけ。
ショートメールみたいなものだよ。」
とカズラくん。
「どれくらいの長さのメッセージを送れる。」
「長い文章を書いても最後まで読めないと思うよ。
空に雲で文字を書くから。」
とカズラくん。
「雲で書いた文字なら、飛行機雲みたいな感じだよな?」
「長持ちはしないよ。雲だから。」
とカズラくん。
「分かった。ありがとう。
日本で暮らすオレの家族は、女神様に呼ばれて女神様の世界で生きていくオレの存在を意識することなく生活しているけど、文字を見たら、オレを思い出すのかな?」
「初めての試みになるわ。」
と女神様。
「どういう結果になるかは、誰にも分からないな。ありがとう、女神様。」
確かめるすべもない。
オレは、日本にいる家族へ届くことを信じて、メッセージを送るのみ。
「日本が晴天かどうかも、分からないよ。
晴れていたらいいけどね。」
とカズラくん。
曇りや雨の空模様では、雲の字が書かれていても、分からないだろうな。
そもそも、曇りや雨の日に空を見上げようとはしないだろうなー。
「空模様のことは、うん。
晴れていたらいいな。」
「あと、言っておくことがあるよ。
ヒサツグの家族が空を見上げて読んでくれるかどうかも、女神様の世界にいるぼく達には、確認しようがないからね。」
とカズラくん。
「それでも。
言葉を伝える機会が得られただけでも、オレはありがたいと思う。」
オレの横に来たクロードは、オレの胴体に腕を巻きつけてくる。
「ヒサツグ。」
申し訳なさと悲しみと不安が、クロードの声から漏れている。
「クロードの気持ちは分かっているから。」
オレは、クロードに囁く。
「オレが帰らなかったのは、オレに帰らないでほしいと願うクロードの気持ちを知ったからだけじゃない。
クロードに再び会えなくなる可能性を考えて、クロードに会えなくなることの方が嫌だったから、オレは日本に帰らないことに決めた。
オレは帰らないぞ。
言葉を送る機会を用意してくれた女神様とカズラくんに感謝して、言葉だけは送るつもりだ。
オレが届ける便りとしては、最後になるだろうから。
便りがないのはよい便りと思われるようなメッセージをオレは考える。」
クロードは、腕の力を抜いて、そっとオレに寄り添わせた。
「ヒサツグ。私のヒサツグ。」
とクロード。
クロードは、大丈夫そうだな。
「もう、会うことも、言葉を交わすこともなく、オレのことは忘れ去られていくばかりで。
オレも、そのうち、思い出せなくなるんだろうな、と思っていたからさ。
たくさんの思い出や顔や声をオレが忘れないでいるうちに。
家族へのメッセージをお願いしたい。」
「手紙は、紙で物質だから、世界を超えられなかった、と思うんだよね。
女神様とぼくが力を合わせたところに、親族になったヒサツグの声を乗せれば。
理論上は、うまくいく。」
とカズラくん。
「今から、ヒサツグはメッセージを考えるが良い。
妾は、今から、妾の英雄で妾の親族のクロードに説明するわ。」
と女神様。
「私も一緒に説明を聞いていたが?」
と怪訝そうなクロード。
「クロードのこの世にいない両親への伝言を一度だけ、今届けるわ。」
と女神様。
部屋の中にいた人も外にいた人も瞠目した。
「そんなことができるなら、魔王による消滅でいなくなった全員にやればいいのです。
どうして、クロード様だけに。」
とサーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人。
サーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人の台詞は、その場にいたケレメイン大公国の住人全員の本音だったはず。
部屋の中にいる人も外にいる人も、誰もその発言を咎めなかった。
「妾がすることは、妾の英雄クロードが妾の親族となった祝いよ?
そなたは、妾のすることに指図して祝に水をさしたわ。」
と女神様。
あ、今、女神様の荒ぶるスイッチが入った。
「妾の英雄の邪魔をし続けて、妾の英雄が選んだ、妾の連れてきた伴侶を妾の英雄を守ることなく、妾の英雄を苦しめてきたそなたは、言葉を使って妾を操ろうとしたか?」
と女神様。
荒ぶる女神様は、サーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人に向かって厳しい言葉をかけた。
「そなたに人の言葉は不要よ。」
と女神様。
「カァーカァーカァー。」
サーバル王国のシガラキノ王女殿下を大公妃に派の農家の人が再び口を開いたときには、鳥の鳴き声しか話せなくなっていた。
部屋の中も外も、しんと静まり返っている。
「女神様らしい裁定がきたよね。
ずるい、自分達にも利益を寄越せ、しか言わないやつは絶滅したらいいのに。」
とカズラくん。
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