47 / 171
第五章
第二話 食材がない!
しおりを挟む
砦の防衛とライトニングロウの討伐の功績を讃えられた俺は、バカンスに来ており、海の中を泳いでいた。
ふぅ、海で遊ぶなんて、子どものころ依頼だな。
「リュシアンさん待ってください!」
「リュシアン待ってよ!」
先に海の中に入って泳いでいると、ユリヤとテレーゼがその場で止まるように言い、俺のところまで泳いで来る。
「もう、一人で楽しまないでよ。海の中に入るときは三人一緒に入ると言う、あたしの計画が台無しじゃない」
「いや、そんな計画を立てていたのなら前持って言ってくれよ」
「まぁ、良いわ。それよりも浅瀬の方に戻るわよ」
「何でだ?」
どうしてわざわざ浅瀬の方に戻る必要があるのか、その理由が分からない俺は首を傾げる。
「普通、海に来たら互いに水を掛け合ったり、砂浜で追いかけっこをしたりしてキャキャ、ウフフってするものでしょう!」
さも常識のようにテレーゼが言うが、そもそも海で何をしようとそれはその人の自由だ。別に強要されるものではない。
「いや、それは普通ではなく、カップルなんかがイチャイチャするためにやっているだけだからな」
「とにかく行くわよ。今日はあたしがしたいことに、とことん付き合ってもらうのだから」
テレーゼが俺の腕を握ると、強引に浅瀬の方に引っ張る。
「分かった。戻るから引っ張らないでくれ。泳ぎ難い」
彼女の言うことを聞くと言うと、テレーゼはニヤリと口角を上げた。
もしかしてこうなることが分かっていて、わざと俺の腕を引っ張りやがったのか。もしそうなら、テレーゼは計算高くなっている。
いや、俺の性格を把握されているのかもしれないな。強引に言われると拒否できないと言う俺の性格が。
渋々と浅瀬の方に戻ると、テレーゼがいきなり海水を俺にかけてくる。
「それそれ!」
「私もやります」
テレーゼとユリヤがペアを組み、俺にたくさんの海水をぶっかけてくる。
彼女たちは本気のようで、飛んでくる水の量がエグかった。海水が口の中に入り、塩分が広がっていく。
まぁ、彼女たちが楽しんでいるのならまぁいいか。
「やられてばかりいられるかよ! 反撃だ!」
「キャッ!」
「やったわね! お返しよ!」
反撃とばかりに海水を二人にかけると、ユリヤはその場で転倒してテレーゼは反撃とばかりに水を掛け合う。
「リュシアン君頑張れ! 女の子に負けるな!」
エレーヌさんの声が聞こえ、俺はそちらに顔を向ける。彼女は俺の用意したビーチチェアーの上で横になり、飲み物を飲んで寛いでいた。
「隙あり!」
「ぶあっ!」
余所見をした隙を突かれ、俺の顔面に大量の水が掛けられる。意表を突かれた俺はその場に転倒して体全体を海に浸けた。
「ガハッ、ガハッ、ゴホッ」
「あはは! あたしの勝ち! 次は追いかけっこよ! あたしを捕まえて!」
海水を飲んで咽せていると、テレーゼが笑い出す。そして今度は追いかけっこをすると言い、俺から離れて行った。
「それじゃリュシアンさんが鬼ですね。私も逃げますので捕まえてください!」
テレーゼに続いてユリヤも俺から逃げて行く。
どうやら鬼ごっこは確定したようだ。
「仕方がない。童心に戻ったつもりで鬼を楽しませてもらおう」
俺は浅瀬の部分を走りながら二人を追いかける。しかし海の中ということもあり、砂に足が取られて上手く歩くことができない。
泳ぐにしては浅すぎるし、絶妙な場所を選んで逃げているな。
だけどこのままでは男が廃る。絶対に二人を捕まえてみせる。
一度砂浜に上がってからまずユリヤを狙うことにした。
砂浜の方が海水のない分、抵抗力が弱い。砂浜経由で距離を縮めた方が捕まえる確率は高くなる。
砂浜の上を走り、ユリヤと距離を縮める。そして間合いに入った瞬間、跳躍してユリヤの前に跳んだ。
「きゃあ!」
海の中に入った瞬間に水飛沫が飛び、ユリヤは怯んでその場に立ち尽くす。
「はいタッチ」
彼女の肩に手を振れると、ユリヤは笑みを浮かべた。
「あはは、捕まっちゃいました」
何だか嬉しそうな顔をしている気がするけど、気のせいか?
「あとはテレーゼだな」
「そうですね。どこに行ったのでしょうか?」
辺りを見渡してみるも、テレーゼの姿が見当たらない。
もしかして潜水して俺に気付かれないようにしているのか?
「ちょっと海の中を探してくる。ユリヤは浜辺に上がってくれ」
「分かりました」
ユリヤに浜辺に上がるように言い、俺は海の中に潜ってテレーゼを探す。
いないな。仮に本気で逃げたとしても、沖の方までは行かないと思うのだけど。
海の中を捜索するも、歌姫の姿はどこにも見当たらなかった。
一度海面から顔を出して周辺を見るも、テレーゼの姿を見つけることができない。
もしかしてもっと奥の方まで逃げたんじゃ。
「リュシアン捕まえた!」
そう思った瞬間、後方からテレーゼの声が聞こえたかと思うと、背中に抱きつかれる。
「うわっ! びっくりした!」
「あはは。驚かせてごめんなさい」
「いや、見つかってよかった。それよりも、俺から離れてくれないか? 泳ぎ難い」
「それはダメよ!」
俺から離れるように言うと、テレーゼは拒否するどころか更に密着してきた。
「どうして拒否る!」
「だって、あたしの水着流されてしまったもの。離れたら丸見えになってしまうわ」
彼女の言葉に、俺は一瞬脳がフリーズしてしまった。
ま、待て待て! テレーゼの水着が流されてしまったってどういうことだよ! そう言えば、水着の感触とはなんか違うような気がしていたけど、本当に彼女の胸が押し当たっているのか!
変に意識してしまい、思わず俺のムスコが反応してしまいそうになる。
お、落ち着け! 今の状態をテレーゼに見られたら『変態!』と罵られてしまうぞ。
「テ、テレーゼ。とにかく海岸の方に向かおう。俺が前を隠しているから」
「ダメよ! それだとユリヤたちに水着が流されたことがバレてしまう!」
確かに彼女は世界の歌姫でもある。そんな大物が水着を流されて上半身裸だなんて世間に知らせるわけにはいかない。
でも、だからと言ってこのままでいる訳にはいかない。
「な、何か方法がないか!」
俺は辺りを見渡す。すると、海面に白いビキニが浮かんでいるのが見えた。
「あった!」
少し泳いで腕を伸ばし、テレーゼのビキニを掴む。
「ほら、これって失くした水着じゃないか?」
「本当だ! ありがとうリュシアン! 付けるからこっち見ないでね」
白いビキニをテレーゼに渡すと、彼女は付けるから自分の方を見るなと言う。
「もう良いわよ」
言われたとおりにしていると、どうやら水着をつけ終わったようで、俺は振り向く。
「あ、あんまり見ないでよ。恥ずかしいんだから」
頬を赤らめ、モジモジとしている彼女はいつも以上に可愛らしく見えた。
「とにかくそろそろ戻ろう」
「そうね。そうしましょう」
エレーヌさんたちが待っている浜辺に戻ると、そろそろ別荘に戻ると言う話になり、俺たちは別荘に向かう。
別荘は海から歩いて十分のところにあった。中に入ると掃除が行き届いてあり、とても清潔感があった。
「別荘って聞いていたから、掃除をしないといけないって思っていたけど、綺麗にしてありますね」
「ええ、ここの管理人の人が時々掃除をしているらしいから、その心配はないわ。それじゃあ料理を始めましょうか?」
笑みを浮かべながら、エレーヌさんは自分のリュックから中身を取り出す。しかし、その笑顔も直ぐに青ざめさせた。
何だか嫌な予感がするけど、気のせいだよな。
「皆んなに悲しいお知らせがあるわ。食料を持ってくるのを忘れた」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽にしていただけると助かります。
何卒宜しくお願いします。
ふぅ、海で遊ぶなんて、子どものころ依頼だな。
「リュシアンさん待ってください!」
「リュシアン待ってよ!」
先に海の中に入って泳いでいると、ユリヤとテレーゼがその場で止まるように言い、俺のところまで泳いで来る。
「もう、一人で楽しまないでよ。海の中に入るときは三人一緒に入ると言う、あたしの計画が台無しじゃない」
「いや、そんな計画を立てていたのなら前持って言ってくれよ」
「まぁ、良いわ。それよりも浅瀬の方に戻るわよ」
「何でだ?」
どうしてわざわざ浅瀬の方に戻る必要があるのか、その理由が分からない俺は首を傾げる。
「普通、海に来たら互いに水を掛け合ったり、砂浜で追いかけっこをしたりしてキャキャ、ウフフってするものでしょう!」
さも常識のようにテレーゼが言うが、そもそも海で何をしようとそれはその人の自由だ。別に強要されるものではない。
「いや、それは普通ではなく、カップルなんかがイチャイチャするためにやっているだけだからな」
「とにかく行くわよ。今日はあたしがしたいことに、とことん付き合ってもらうのだから」
テレーゼが俺の腕を握ると、強引に浅瀬の方に引っ張る。
「分かった。戻るから引っ張らないでくれ。泳ぎ難い」
彼女の言うことを聞くと言うと、テレーゼはニヤリと口角を上げた。
もしかしてこうなることが分かっていて、わざと俺の腕を引っ張りやがったのか。もしそうなら、テレーゼは計算高くなっている。
いや、俺の性格を把握されているのかもしれないな。強引に言われると拒否できないと言う俺の性格が。
渋々と浅瀬の方に戻ると、テレーゼがいきなり海水を俺にかけてくる。
「それそれ!」
「私もやります」
テレーゼとユリヤがペアを組み、俺にたくさんの海水をぶっかけてくる。
彼女たちは本気のようで、飛んでくる水の量がエグかった。海水が口の中に入り、塩分が広がっていく。
まぁ、彼女たちが楽しんでいるのならまぁいいか。
「やられてばかりいられるかよ! 反撃だ!」
「キャッ!」
「やったわね! お返しよ!」
反撃とばかりに海水を二人にかけると、ユリヤはその場で転倒してテレーゼは反撃とばかりに水を掛け合う。
「リュシアン君頑張れ! 女の子に負けるな!」
エレーヌさんの声が聞こえ、俺はそちらに顔を向ける。彼女は俺の用意したビーチチェアーの上で横になり、飲み物を飲んで寛いでいた。
「隙あり!」
「ぶあっ!」
余所見をした隙を突かれ、俺の顔面に大量の水が掛けられる。意表を突かれた俺はその場に転倒して体全体を海に浸けた。
「ガハッ、ガハッ、ゴホッ」
「あはは! あたしの勝ち! 次は追いかけっこよ! あたしを捕まえて!」
海水を飲んで咽せていると、テレーゼが笑い出す。そして今度は追いかけっこをすると言い、俺から離れて行った。
「それじゃリュシアンさんが鬼ですね。私も逃げますので捕まえてください!」
テレーゼに続いてユリヤも俺から逃げて行く。
どうやら鬼ごっこは確定したようだ。
「仕方がない。童心に戻ったつもりで鬼を楽しませてもらおう」
俺は浅瀬の部分を走りながら二人を追いかける。しかし海の中ということもあり、砂に足が取られて上手く歩くことができない。
泳ぐにしては浅すぎるし、絶妙な場所を選んで逃げているな。
だけどこのままでは男が廃る。絶対に二人を捕まえてみせる。
一度砂浜に上がってからまずユリヤを狙うことにした。
砂浜の方が海水のない分、抵抗力が弱い。砂浜経由で距離を縮めた方が捕まえる確率は高くなる。
砂浜の上を走り、ユリヤと距離を縮める。そして間合いに入った瞬間、跳躍してユリヤの前に跳んだ。
「きゃあ!」
海の中に入った瞬間に水飛沫が飛び、ユリヤは怯んでその場に立ち尽くす。
「はいタッチ」
彼女の肩に手を振れると、ユリヤは笑みを浮かべた。
「あはは、捕まっちゃいました」
何だか嬉しそうな顔をしている気がするけど、気のせいか?
「あとはテレーゼだな」
「そうですね。どこに行ったのでしょうか?」
辺りを見渡してみるも、テレーゼの姿が見当たらない。
もしかして潜水して俺に気付かれないようにしているのか?
「ちょっと海の中を探してくる。ユリヤは浜辺に上がってくれ」
「分かりました」
ユリヤに浜辺に上がるように言い、俺は海の中に潜ってテレーゼを探す。
いないな。仮に本気で逃げたとしても、沖の方までは行かないと思うのだけど。
海の中を捜索するも、歌姫の姿はどこにも見当たらなかった。
一度海面から顔を出して周辺を見るも、テレーゼの姿を見つけることができない。
もしかしてもっと奥の方まで逃げたんじゃ。
「リュシアン捕まえた!」
そう思った瞬間、後方からテレーゼの声が聞こえたかと思うと、背中に抱きつかれる。
「うわっ! びっくりした!」
「あはは。驚かせてごめんなさい」
「いや、見つかってよかった。それよりも、俺から離れてくれないか? 泳ぎ難い」
「それはダメよ!」
俺から離れるように言うと、テレーゼは拒否するどころか更に密着してきた。
「どうして拒否る!」
「だって、あたしの水着流されてしまったもの。離れたら丸見えになってしまうわ」
彼女の言葉に、俺は一瞬脳がフリーズしてしまった。
ま、待て待て! テレーゼの水着が流されてしまったってどういうことだよ! そう言えば、水着の感触とはなんか違うような気がしていたけど、本当に彼女の胸が押し当たっているのか!
変に意識してしまい、思わず俺のムスコが反応してしまいそうになる。
お、落ち着け! 今の状態をテレーゼに見られたら『変態!』と罵られてしまうぞ。
「テ、テレーゼ。とにかく海岸の方に向かおう。俺が前を隠しているから」
「ダメよ! それだとユリヤたちに水着が流されたことがバレてしまう!」
確かに彼女は世界の歌姫でもある。そんな大物が水着を流されて上半身裸だなんて世間に知らせるわけにはいかない。
でも、だからと言ってこのままでいる訳にはいかない。
「な、何か方法がないか!」
俺は辺りを見渡す。すると、海面に白いビキニが浮かんでいるのが見えた。
「あった!」
少し泳いで腕を伸ばし、テレーゼのビキニを掴む。
「ほら、これって失くした水着じゃないか?」
「本当だ! ありがとうリュシアン! 付けるからこっち見ないでね」
白いビキニをテレーゼに渡すと、彼女は付けるから自分の方を見るなと言う。
「もう良いわよ」
言われたとおりにしていると、どうやら水着をつけ終わったようで、俺は振り向く。
「あ、あんまり見ないでよ。恥ずかしいんだから」
頬を赤らめ、モジモジとしている彼女はいつも以上に可愛らしく見えた。
「とにかくそろそろ戻ろう」
「そうね。そうしましょう」
エレーヌさんたちが待っている浜辺に戻ると、そろそろ別荘に戻ると言う話になり、俺たちは別荘に向かう。
別荘は海から歩いて十分のところにあった。中に入ると掃除が行き届いてあり、とても清潔感があった。
「別荘って聞いていたから、掃除をしないといけないって思っていたけど、綺麗にしてありますね」
「ええ、ここの管理人の人が時々掃除をしているらしいから、その心配はないわ。それじゃあ料理を始めましょうか?」
笑みを浮かべながら、エレーヌさんは自分のリュックから中身を取り出す。しかし、その笑顔も直ぐに青ざめさせた。
何だか嫌な予感がするけど、気のせいだよな。
「皆んなに悲しいお知らせがあるわ。食料を持ってくるのを忘れた」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽にしていただけると助かります。
何卒宜しくお願いします。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活
石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。
ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。
だから、ただ見せつけられても困るだけだった。
何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。
この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。
勿論ヒロインもチートはありません。
他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。
1~2話は何時もの使いまわし。
亀更新になるかも知れません。
他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる