文字の大きさ
大
中
小
26 / 31
星に願う sideソルネス
1話
僕は自室の机に行儀悪く頬杖をついて、目の前のキューブを突いた。
2cm四方程の大きさのソレは、掌に握り込めばその存在を他人に知られることは無いくらいに小さい。鈍い乳白色のキューブは、机の上をころりと転がり、書類ケースに当たってその動きを止めた。
ふぅ……とため息をついて、僕は窓の外に目を向ける。
美しく整えられた庭園は裕福な貴族の屋敷に相応しく、住む者の目を楽しませるはすだった。
でも今は、それを見て愛でる余裕はない。
ーー今日、やっとあの人に会える。
ぐっと奥歯を噛み締めて、僕は気を引き締める。
油断は禁物だ。今日、今から僕は貴族の中でも最高峰の人物に喧嘩を売るのだから……。
「ソルネス様、準備が整いました」
「ああ、ありがとう。今、行く」
呼びに来た侍女に返事をして、僕は机の上に転がるキューブを掴むと立ち上がる。
さぁ、チャンスを掴みに行こう。
「レイ、幸運を祈ってて」
薄っすらと笑みをこぼし、小さなキューブに口付けると、僕は踵を返して部屋を後にした。
★☆
「今日からお前はソルネス・バラハンだ」
偉そうな男が、偉そうに言う。豪奢な調度品に囲まれた応接室は、貴族の屋敷というよりは成り上がりの豪商の一室という説明の方がピッタリくる趣味の悪さだった。
街に吹く風に冬の匂いがし始める頃、僕は幼馴染で一番大事な友達と別れ、この屋敷に引き取られてきた。跡を継ぐ筈だった子息が病に倒れ、仕方なく僕を引き取ったのだと、目の前の男は言う。
カネム・バラハン子爵。
それが僕の父で、目の前の偉そうな男の名前だった。初めて会う父親を冷めた目で眺め、僕は出された紅茶を一口含む。
こんな突然の環境の変化も仕方ないと、僕は諦めて受け入れる。
それこそが施設で施された一番重要な教育だった。親友のレイとも、いずれ施設を出る時には別々の道を歩む事は決まっていて、遅かれ早かれ彼との別離は免れないことだった。
ただ、レイともう会えないとなると、寂しくて仕方ない。その感情だけは、施設で受けた教育をもってしても抑えることができなかった。叶うことならば、あの親の愛情も知らない可哀相な子には幸せになって欲しい、と思っている。
「施設である程度の教養を身に着けていると聞いている。足りない分はこれから学べ。その成果を見て、一年後にお前の認知と貴族籍への復権、後継者変更の手続きをする予定だ。怠けることは許さん。いいな!」
うっかり幼馴染を懐かしんでいる間に、子爵は一方的に捲し立て部屋から出ていった。
ーー慌ただしいオッサンだな……。
その後姿を見送ることなく、僕は肩を竦めてもう一口紅茶を含み、ちらりと部屋の隅に立つ侍女に視線を流した。
こちらの様子を伺いながらじっと立っている女は、醸し出す雰囲気から、僕をただの平民だと侮ってるようだ。
ーー先ずはここら辺から掌握するか。
ゆったり紅茶を楽しむ振りをして算段をつけると、僕は徐ろに立ち上がって彼女を呼んだ。
「僕の部屋に案内して貰える?」
その時、彼女に浮かんだ表情はちょっと不満そうなものだった。平民出身に顎で使われたくないからかな。
僕はふふっと笑う。
そんな正直な反応を見せると、悪い奴に付け込まれちゃうよ、君。ま、そんな事、わざわざ教えてあげるほど、僕は優しくないけれどね。
「慣れない場所だから、迷惑かけてしまうね。暫く君にいろいろ聞くかもしれないけど宜しく」
ふわりと微笑むと、彼女は一瞬呆けたように僕に見惚れ、そしてはっと我に返って一礼してみせた。
「勿体ないお言葉です。ではお部屋にご案内致します」
侍女は僕の前に立ち、意外と丁寧に部屋へと案内してくれる。
その背中を見ながら僕は嗤った。レイは嫌っていた『貴族的な』顔だけど、それは使い方次第でいろんな事ができるんだ。
僕は六歳まで母さんと下町で暮らしてた経験から、どうやってこの『顔』を使えばいいのかちゃんと知っている。
オトナはさ、男臭さのない綺麗な顔に対して、警戒心緩むんだよね。そして、自分だけが「特別」って優越感は、全ての感覚を麻痺させるんだ。そこに漬け込めば、芯のない奴らなんて手玉に取るのも難しくはない。
「こちらがご子息様のお部屋となっております」
僕は頷いて、案内された部屋の扉に手を伸ばす。開けて部屋に入ろうとして、その動きを止めた。
何事かと怪訝な顔をしている彼女を振り返る。
「案内をありがとう。君、名前は?」
「……っ! スーリカといいます!」
微かに頬を赤らめている。それを確認して、僕は甘やかに目を細めた。
「そう。スーリカ、これからも宜しくね?」
そう言うと、彼女はぱっと顔を赤らめて、慌てて一礼した。そして僕が部屋に入るまで、その姿勢を崩すことはなかった。
さっきの応接室の時とは違って、不躾な視線を僕に向ける事はもうない。
平民は貴族に憧れている者が多い。彼女は同じような平民の立場の僕に反感を持ったようだけれど、いずれ貴族になる僕に少し特別扱いされれば、その反感もあっという間に崩れてしまう。
ーーちょろいなー。
クスクス笑いながら部屋に入り、僕は窓よりに配置されていた艷やかな木製の机に行儀悪く座る。
さて、この子爵家をどう手中に入れようか。
机に乗せられた、後継者育成の教育に関する本を何気なく捲った。
あの子爵の考えは大体理解できる。
多分、後継者に僕を据えても、きっと最後まで権力は手放さないはずだ。できれば子爵夫人の縁戚と僕の婚姻を整えて、子を成すように命じてくるのだろう。
あとは何とでも理由をつけて僕を廃嫡し、その子供に跡目を継がせる……そんなトコかな。
じゃないとあの苛烈な子爵夫人が、僕が跡取りになることに同意するわけがない。
でもね。
僕はこの可愛い顔とは裏腹に、謀略って大好きなんたよね。
いつもレイに、「その顔でその性格って詐欺じゃね?」って言われてたもんな。
あの子だってあんなに綺麗な顔をしているのに、なかなか肝の座った性格で、結構周りを振り回してたけど、自覚ないんだもん。自覚あるだけ、僕の方がマシだと思う。
流石に施設を出る時には、こんな僕でも不安もあったし諦めの気持ちもあった。でも、あの偉そうな子爵をみてたら気が変わった。
「全力で、この家を乗っ取ってやる」
一目惚れだが何だか知らないが、身勝手な理由で母さんに手を出して、孕んだら不要だと捨てた奴らに与える慈悲なんて欠片もない。
上手く乗っ取れたら、レイを秘書兼相談役として雇うのも良いかも。彼、頭は凄く良いし、殺伐とした貴族生活の中であの素直な性格は絶対癒やしになるしね。
「楽しみだなー……………」
パタンと本を閉じて、僕はうっとりとそう遠くない未来に思いを馳せるのだった。
2cm四方程の大きさのソレは、掌に握り込めばその存在を他人に知られることは無いくらいに小さい。鈍い乳白色のキューブは、机の上をころりと転がり、書類ケースに当たってその動きを止めた。
ふぅ……とため息をついて、僕は窓の外に目を向ける。
美しく整えられた庭園は裕福な貴族の屋敷に相応しく、住む者の目を楽しませるはすだった。
でも今は、それを見て愛でる余裕はない。
ーー今日、やっとあの人に会える。
ぐっと奥歯を噛み締めて、僕は気を引き締める。
油断は禁物だ。今日、今から僕は貴族の中でも最高峰の人物に喧嘩を売るのだから……。
「ソルネス様、準備が整いました」
「ああ、ありがとう。今、行く」
呼びに来た侍女に返事をして、僕は机の上に転がるキューブを掴むと立ち上がる。
さぁ、チャンスを掴みに行こう。
「レイ、幸運を祈ってて」
薄っすらと笑みをこぼし、小さなキューブに口付けると、僕は踵を返して部屋を後にした。
★☆
「今日からお前はソルネス・バラハンだ」
偉そうな男が、偉そうに言う。豪奢な調度品に囲まれた応接室は、貴族の屋敷というよりは成り上がりの豪商の一室という説明の方がピッタリくる趣味の悪さだった。
街に吹く風に冬の匂いがし始める頃、僕は幼馴染で一番大事な友達と別れ、この屋敷に引き取られてきた。跡を継ぐ筈だった子息が病に倒れ、仕方なく僕を引き取ったのだと、目の前の男は言う。
カネム・バラハン子爵。
それが僕の父で、目の前の偉そうな男の名前だった。初めて会う父親を冷めた目で眺め、僕は出された紅茶を一口含む。
こんな突然の環境の変化も仕方ないと、僕は諦めて受け入れる。
それこそが施設で施された一番重要な教育だった。親友のレイとも、いずれ施設を出る時には別々の道を歩む事は決まっていて、遅かれ早かれ彼との別離は免れないことだった。
ただ、レイともう会えないとなると、寂しくて仕方ない。その感情だけは、施設で受けた教育をもってしても抑えることができなかった。叶うことならば、あの親の愛情も知らない可哀相な子には幸せになって欲しい、と思っている。
「施設である程度の教養を身に着けていると聞いている。足りない分はこれから学べ。その成果を見て、一年後にお前の認知と貴族籍への復権、後継者変更の手続きをする予定だ。怠けることは許さん。いいな!」
うっかり幼馴染を懐かしんでいる間に、子爵は一方的に捲し立て部屋から出ていった。
ーー慌ただしいオッサンだな……。
その後姿を見送ることなく、僕は肩を竦めてもう一口紅茶を含み、ちらりと部屋の隅に立つ侍女に視線を流した。
こちらの様子を伺いながらじっと立っている女は、醸し出す雰囲気から、僕をただの平民だと侮ってるようだ。
ーー先ずはここら辺から掌握するか。
ゆったり紅茶を楽しむ振りをして算段をつけると、僕は徐ろに立ち上がって彼女を呼んだ。
「僕の部屋に案内して貰える?」
その時、彼女に浮かんだ表情はちょっと不満そうなものだった。平民出身に顎で使われたくないからかな。
僕はふふっと笑う。
そんな正直な反応を見せると、悪い奴に付け込まれちゃうよ、君。ま、そんな事、わざわざ教えてあげるほど、僕は優しくないけれどね。
「慣れない場所だから、迷惑かけてしまうね。暫く君にいろいろ聞くかもしれないけど宜しく」
ふわりと微笑むと、彼女は一瞬呆けたように僕に見惚れ、そしてはっと我に返って一礼してみせた。
「勿体ないお言葉です。ではお部屋にご案内致します」
侍女は僕の前に立ち、意外と丁寧に部屋へと案内してくれる。
その背中を見ながら僕は嗤った。レイは嫌っていた『貴族的な』顔だけど、それは使い方次第でいろんな事ができるんだ。
僕は六歳まで母さんと下町で暮らしてた経験から、どうやってこの『顔』を使えばいいのかちゃんと知っている。
オトナはさ、男臭さのない綺麗な顔に対して、警戒心緩むんだよね。そして、自分だけが「特別」って優越感は、全ての感覚を麻痺させるんだ。そこに漬け込めば、芯のない奴らなんて手玉に取るのも難しくはない。
「こちらがご子息様のお部屋となっております」
僕は頷いて、案内された部屋の扉に手を伸ばす。開けて部屋に入ろうとして、その動きを止めた。
何事かと怪訝な顔をしている彼女を振り返る。
「案内をありがとう。君、名前は?」
「……っ! スーリカといいます!」
微かに頬を赤らめている。それを確認して、僕は甘やかに目を細めた。
「そう。スーリカ、これからも宜しくね?」
そう言うと、彼女はぱっと顔を赤らめて、慌てて一礼した。そして僕が部屋に入るまで、その姿勢を崩すことはなかった。
さっきの応接室の時とは違って、不躾な視線を僕に向ける事はもうない。
平民は貴族に憧れている者が多い。彼女は同じような平民の立場の僕に反感を持ったようだけれど、いずれ貴族になる僕に少し特別扱いされれば、その反感もあっという間に崩れてしまう。
ーーちょろいなー。
クスクス笑いながら部屋に入り、僕は窓よりに配置されていた艷やかな木製の机に行儀悪く座る。
さて、この子爵家をどう手中に入れようか。
机に乗せられた、後継者育成の教育に関する本を何気なく捲った。
あの子爵の考えは大体理解できる。
多分、後継者に僕を据えても、きっと最後まで権力は手放さないはずだ。できれば子爵夫人の縁戚と僕の婚姻を整えて、子を成すように命じてくるのだろう。
あとは何とでも理由をつけて僕を廃嫡し、その子供に跡目を継がせる……そんなトコかな。
じゃないとあの苛烈な子爵夫人が、僕が跡取りになることに同意するわけがない。
でもね。
僕はこの可愛い顔とは裏腹に、謀略って大好きなんたよね。
いつもレイに、「その顔でその性格って詐欺じゃね?」って言われてたもんな。
あの子だってあんなに綺麗な顔をしているのに、なかなか肝の座った性格で、結構周りを振り回してたけど、自覚ないんだもん。自覚あるだけ、僕の方がマシだと思う。
流石に施設を出る時には、こんな僕でも不安もあったし諦めの気持ちもあった。でも、あの偉そうな子爵をみてたら気が変わった。
「全力で、この家を乗っ取ってやる」
一目惚れだが何だか知らないが、身勝手な理由で母さんに手を出して、孕んだら不要だと捨てた奴らに与える慈悲なんて欠片もない。
上手く乗っ取れたら、レイを秘書兼相談役として雇うのも良いかも。彼、頭は凄く良いし、殺伐とした貴族生活の中であの素直な性格は絶対癒やしになるしね。
「楽しみだなー……………」
パタンと本を閉じて、僕はうっとりとそう遠くない未来に思いを馳せるのだった。
感想 28
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
本編完結済です。
もっちもっち感謝祭で、リクエストいただいたお話を更新しています。
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
皆の動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
辺境食堂の隠れΩなのに、拾った皇帝陛下が嫁になれと迫ってくる
月夜 闇花元宮廷料理人で隠れΩの青年レオは、帝国の辺境で小さな食堂兼農園を営みながら、誰にも縛られない平穏なスローライフを送っていた。
ある日、レオは裏庭の不思議な洞窟で、血まみれになって倒れていた大柄な青年アレクを拾う。
彼の正体は、お忍びで辺境を訪れていた帝国最強のα皇帝だった。
身分を隠してレオの家に居候することになったアレクは、レオの作る絶品の手料理と、彼から漂う穏やかな香りに冷え切った心を溶かされていく。
一緒に土を耕し、美味しいご飯を分け合ううちに、相反するはずの二人のフェロモンは心地よく調和していくが、やがて帝都からの追手が迫り……。
手料理が繋ぐ心と体。身分差を越えた、最強α皇帝と隠れΩ料理人の美味しくて甘い辺境スローライフが幕を開ける!
※本作にはボーイズラブ要素およびオメガバース設定(α、β、Ωの概念やフェロモンに関する描写)が含まれています。苦手な方は閲覧にご注意ください。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
悪役令息を引き継いだら、愛が重めの婚約者が付いてきました
ぽんちゃん 双子が忌み嫌われる国で生まれたアデル・グランデは、辺鄙な田舎でひっそりと暮らしていた。
そして、双子の兄――アダムは、格上の公爵子息と婚約中。
この婚約が白紙になれば、公爵家と共同事業を始めたグランデ侯爵家はおしまいである。
だが、アダムは自身のメイドと愛を育んでいた。
そこでアダムから、人生を入れ替えないかと持ちかけられることに。
両親にも会いたいアデルは、アダム・グランデとして生きていくことを決めた。
しかし、約束の日に会ったアダムは、体はバキバキに鍛えており、肌はこんがりと日に焼けていた。
幼少期は瓜二つだったが、ベッドで生活していた色白で病弱なアデルとは、あまり似ていなかったのだ。
そのため、化粧でなんとか誤魔化したアデルは、アダムになりきり、両親のために王都へ向かった。
アダムとして平和に暮らしたいアデルだが、婚約者のヴィンセントは塩対応。
初めてのデート(アデルにとって)では、いきなり店前に置き去りにされてしまい――!?
同性婚が可能な世界です。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
※ 感想欄はネタバレを含みますので、お気をつけください‼︎(><)
恋愛偏差値ゼロの若きエリート財務官、今世の有能さが過ぎて冷徹王太子と天才魔術師に全力で外堀を埋められています
雪平もち前世は三十代、今世は二十代の若きエリート財務官・シリル。
恋愛偏差値ゼロのまま予算だけを愛してきた彼は、その並外れた有能さゆえに、王宮の超大物たちからロックオンされていた!
胃痛と腰痛に耐えながら、無自覚天然な財務官が、二人の凄まじい執着の狭間で右往左往する、異世界王宮溺愛BLコメディ!
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。