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3・策士
目に入れても痛くないぐらい
甘やかして育てた可愛い弟は、
相変わらず、可愛い。
俺は弟の柔らかい髪を撫でて、
なごり惜しいが、小さな体を
引き離した。
「さぁ、話はこれで終わりだ。
侍女にお茶の準備をするように
言ってあるから、
部屋にお戻り」
俺がそう言うと、
弟は素直に頷き部屋を出ていく。
もちろん、俺が仕込んだ
『お別れの時の頬にキス』を残して。
うん。相変わらず可愛い。
俺は弟が部屋を出るのを待って、
顔を引き締めた。
「さて。
あとはあいつだけだな」
俺は不愛想なブレイトン公爵家の
次男の顔を思い浮かべた。
ガイディス・ブレイトン。
正直、剣の腕もそこそこ立つし、
根が正直で、いいやつだと思う。
裏表なく、このまま俺の騎士団に
所属していれば、それなりに
出世もできるだろう。
だが「それなり」だ。
そのことは本人よりも、
公爵家の方が理解しているようだ。
ある日、ブレイトン公爵殿が
俺と二人だけでの面会を
希望する旨が届いた。
一応、俺と公爵殿とは面識はある。
父と公爵殿、そして陛下が
貴族院時代には仲の良い友人だったらしく
それなりに付き合いをさせていただいているのだ。
といっても、我が家は長い間、
女主人がいなかったせいで
社交界には疎い。
俺も騎士団に所属しているので
社交に力を入れることはしていない。
だが、だからこそ、
貴族社会の勢力地図を
維持できていると俺は思っている。
そうでなければ、
公爵家など、バーンズ侯爵家が
本気になれば潰すことなど
容易にできそうなのだ。
それぐらい、公爵殿は
人の好い、穏やかな性格だ。
あそこは夫人が社交界に
君臨していて、公爵殿を支えている。
バーンズ侯爵家が権力を欲しがらず、
ブレイトン公爵家の女主人が
社交界の女王だからこそ、
今の貴族社会は平穏で、
王家は安泰なのだ。
俺はその状態に満足していたのだが
急な公爵殿の面会要請に
俺は警戒をした。
何を言われるのか、
予測がつかなかったのだ。
だが、話を聞いていると、
公爵殿の不安は、騎士団にいる
次男のことらしい。
公爵殿は長男の教育に
力を入れ過ぎたせいで、
今頃になって次男の考え方の
偏りに気が付いたとか。
いくら公爵家の次男が、
俺が率いる団人の一人だと言っても
そんな相談をされても困る。
と思いはしたが、
必死な公爵殿が気の毒で
俺は話しを聞き続けた。
すると、次男の「女嫌い」の噂の
真相の話まで出て来た。
正直驚いた。
不能になるまで女性に
追い詰められたことには
同情に値するが、
今後、女性と接することが
できないとなると
騎士団の任務にも支障が出てくる。
なにせ騎士団の任務には、高位貴族の
貴婦人たちの護衛やご令嬢たちのおいたを
阻止し、排除することもあるのだから。
公爵殿もそのことは視野に入っていたらしい。
それで心配だと、何か良い案はないかと聞かれた。
その時俺はふと、可愛い弟のことを思い出した。
弟は俺が18歳の頃に生まれた。
すでに閨教育も終わっていたので、
どうやって子どもが生まれるのかを
知っていた俺は正直、
複雑な思いを持っていた。
両親の閨事情など、
知りたくも無かったし、
なんというか、
知ってはならない
永遠の秘密を暴いたような
気持になってしまったのだ。
だから弟が生まれるまでは、
両親に対しても、
生まれてくる弟に対しても
どう接していいかわからなかった。
表面上は仲の良い家族のふりをして、
でも俺は両親とどう接していいか
わからなくてギクシャクしてしまう。
そんな日々が続いて俺は
自分の感情を持て余してしまった。
が、そんな憂鬱な感情は、
生まれたての弟を見た瞬間、
すべて吹き飛んだ。
可愛い!
ただ、その一言でしかない。
ギクシャクしていた両親とも
弟を通して元の関係の戻れたし、
「弟が可愛い」という話題があれば
家族で何時間でも会話ができた。
弟は俺の救世主のようなものだ。
本人は体が弱いことを気にしているが、
頭の良さは飛び抜けている。
学院にもまともに通えていないのに、
15歳で卒業試験を全問正解で
クリアするほどの能力だ。
家庭教師を短時間で
何人も変えたので、
弟は自分が不出来なせいだと
思っているようだが、その逆だ。
弟の学ぶ速度が早すぎて
家庭教師がついていけなかったのだ。
早く領地に引きこもりたい父が、
数年前からこっそり弟の学ぶ内容に
領地経営を加えていることも
俺は知っている。
俺はバーンズ侯爵家を
継ぐ気は全く無かった。
弟が生まれた時に、
俺はこの家と両親を弟に
任せるつもりで騎士になったし、
今では騎士団長になるまで出世した。
騎士団長になれば、その後は
問題さえ起こさなければ、
『相談役』という名の
名誉職を賜り、
生涯、食うに困ることはない。
それにバーンズ侯爵家には
俺の母が嫁いできた時に持って来た
伯爵家の爵位が余っている。
それなら俺は実の母の爵位を継げばいいし、
弟はバーンズ侯爵家に残ればいい。
俺の意見は両親にも伝えていて、
両親もその意見には賛成だった。
そうすれば可愛い弟は
ずっとバーンズ侯爵家にいるのだから
両親も安心だろうし、
俺も弟が妙な女に掴まらないか
心配する必要が無くなる。
16歳になれば社交界にデビューする
必要があるが、できればそれまでに
俺は弟に婚約者を見つけたいと考えていた。
そうでなければ、世間を知らない
可愛い弟など、あっという間に
美しい仮面をかぶった貴婦人たちに
食われてしまう。
嫁を取るか、婿を取るか。
俺はどちらでもいいと思っている。
俺には婚姻はしていないものの
両家公認の婚約者がすでにいたし、
弟の社交界デビュー……
つまり16歳になるのを待って
式を挙げる予定にしている。
弟に子どもがいなくても
俺に子どもができれば、
バーンズ侯爵家の跡取りにしてもいい。
逆に弟に子どもが2人以上できて、
俺に子どもが出来なければ、
伯爵家の爵位を譲ってもいい。
俺の考えを婚約者も賛成してくれているし、
彼女もまた、俺の弟を可愛がってくれている。
弟にこの話をまだしていないのは、
本人の意思を無視して勝手に
弟の将来を決めているという
罪悪感もあったからだ。
だが、俺は間違ったことはしていない。
弟が幸せになれる道を作っているだけだ。
その道を作っている中で
ガイディス・ブレイトンの話が出て来た。
俺は公爵殿の顔を見て、
ある名案を思い付いた。
ガイディス・ブレイトンは次男だ。
爵位が無くなるから騎士になったが、
その騎士でさえ『女嫌い』で
続けることができないかもしれない。
なら、爵位がある家に婿に入ればいい。
それこそ、バーンズ侯爵家に。
そして『不能』と言うのも気に入った。
つまり、俺の可愛い弟に
手を出す心配はないということになる。
俺は公爵殿に満面の笑みで提案した。
「なら、ガイディス君をバーンズ侯爵家の
婿にするのはどうでしょうか」
公爵殿は驚いたようだが、
侯爵家が可愛がっているデビュー前の
弟がいる話は知っていたらしい。
俺の父が了承するのであれば、
喜んでお願いしたい、と爵位は上の公爵殿が
涙を浮かべて年若い俺に頭を下げた。
俺は公爵殿と握手をかわした。
公爵殿は来た時とは
打って変わって、
ほっとしたような顔をして
部屋を出ていく。
俺は急いで父に手紙を書いた。
父は一年前から領地にいて、
すでに余生のような暮らしをしている。
若い嫁とデレデレしながら
のんびりやっているのだ。
すでに王都での当主の役割を
俺が引き継いでいるので、
父も反対はしないだろう。
特に弟に関しては
俺に一存すると普段から言われている。
このまま弟が婿を取り、
領主の仕事を引き継げば
俺も随分と助かるし、
それこそ俺も、バーンズ侯爵家の
心配をせずに、来年は結婚して
嫁と新婚生活を過ごすことができる。
問題は、可愛い弟にどう説明するかだが……。
と、思っていたが、
何の説明もいらなかった。
弟は俺を信頼しきっているからな。
よくわからないような顔をしつつも頷き、
俺にぎゅーっと甘えて来た。
うむ。
やっぱり俺の弟は可愛い。
この可愛さを別の男に見せるのは
癪に障るが仕方がない。
俺だけでは弟を守ることはできないからな。
不能だというガイディスには、
弟の風除け兼盾として頑張ってもらおう。
なぁに、そのかわり、
バーンズ侯爵家の当主になれるのだ。
いや、次期当主は弟だから、
その伴侶か。
いやいや、名前だけとはいえ、
可愛い弟の伴侶になれるのだぞ?
光栄過ぎるだろう。
不満などでるわけがないな。
……とはいえ、俺からも
釘を刺しておいた方が良いだろう。
不能とはいえ、
万が一、よこしまな想いを
抱かないとは限らない。
バーンズ侯爵家の可愛い天使を
命を懸けて守るよう、
剣に誓わせるべきか。
いや、その前に可愛い
弟との顔合わせが先か。
もしエレが嫌がったら
相手を差し替える必要もあるしな。
俺はスケジュールを思い出しながら
さっそく二人の顔合わせの日程を
決めてしまった。
甘やかして育てた可愛い弟は、
相変わらず、可愛い。
俺は弟の柔らかい髪を撫でて、
なごり惜しいが、小さな体を
引き離した。
「さぁ、話はこれで終わりだ。
侍女にお茶の準備をするように
言ってあるから、
部屋にお戻り」
俺がそう言うと、
弟は素直に頷き部屋を出ていく。
もちろん、俺が仕込んだ
『お別れの時の頬にキス』を残して。
うん。相変わらず可愛い。
俺は弟が部屋を出るのを待って、
顔を引き締めた。
「さて。
あとはあいつだけだな」
俺は不愛想なブレイトン公爵家の
次男の顔を思い浮かべた。
ガイディス・ブレイトン。
正直、剣の腕もそこそこ立つし、
根が正直で、いいやつだと思う。
裏表なく、このまま俺の騎士団に
所属していれば、それなりに
出世もできるだろう。
だが「それなり」だ。
そのことは本人よりも、
公爵家の方が理解しているようだ。
ある日、ブレイトン公爵殿が
俺と二人だけでの面会を
希望する旨が届いた。
一応、俺と公爵殿とは面識はある。
父と公爵殿、そして陛下が
貴族院時代には仲の良い友人だったらしく
それなりに付き合いをさせていただいているのだ。
といっても、我が家は長い間、
女主人がいなかったせいで
社交界には疎い。
俺も騎士団に所属しているので
社交に力を入れることはしていない。
だが、だからこそ、
貴族社会の勢力地図を
維持できていると俺は思っている。
そうでなければ、
公爵家など、バーンズ侯爵家が
本気になれば潰すことなど
容易にできそうなのだ。
それぐらい、公爵殿は
人の好い、穏やかな性格だ。
あそこは夫人が社交界に
君臨していて、公爵殿を支えている。
バーンズ侯爵家が権力を欲しがらず、
ブレイトン公爵家の女主人が
社交界の女王だからこそ、
今の貴族社会は平穏で、
王家は安泰なのだ。
俺はその状態に満足していたのだが
急な公爵殿の面会要請に
俺は警戒をした。
何を言われるのか、
予測がつかなかったのだ。
だが、話を聞いていると、
公爵殿の不安は、騎士団にいる
次男のことらしい。
公爵殿は長男の教育に
力を入れ過ぎたせいで、
今頃になって次男の考え方の
偏りに気が付いたとか。
いくら公爵家の次男が、
俺が率いる団人の一人だと言っても
そんな相談をされても困る。
と思いはしたが、
必死な公爵殿が気の毒で
俺は話しを聞き続けた。
すると、次男の「女嫌い」の噂の
真相の話まで出て来た。
正直驚いた。
不能になるまで女性に
追い詰められたことには
同情に値するが、
今後、女性と接することが
できないとなると
騎士団の任務にも支障が出てくる。
なにせ騎士団の任務には、高位貴族の
貴婦人たちの護衛やご令嬢たちのおいたを
阻止し、排除することもあるのだから。
公爵殿もそのことは視野に入っていたらしい。
それで心配だと、何か良い案はないかと聞かれた。
その時俺はふと、可愛い弟のことを思い出した。
弟は俺が18歳の頃に生まれた。
すでに閨教育も終わっていたので、
どうやって子どもが生まれるのかを
知っていた俺は正直、
複雑な思いを持っていた。
両親の閨事情など、
知りたくも無かったし、
なんというか、
知ってはならない
永遠の秘密を暴いたような
気持になってしまったのだ。
だから弟が生まれるまでは、
両親に対しても、
生まれてくる弟に対しても
どう接していいかわからなかった。
表面上は仲の良い家族のふりをして、
でも俺は両親とどう接していいか
わからなくてギクシャクしてしまう。
そんな日々が続いて俺は
自分の感情を持て余してしまった。
が、そんな憂鬱な感情は、
生まれたての弟を見た瞬間、
すべて吹き飛んだ。
可愛い!
ただ、その一言でしかない。
ギクシャクしていた両親とも
弟を通して元の関係の戻れたし、
「弟が可愛い」という話題があれば
家族で何時間でも会話ができた。
弟は俺の救世主のようなものだ。
本人は体が弱いことを気にしているが、
頭の良さは飛び抜けている。
学院にもまともに通えていないのに、
15歳で卒業試験を全問正解で
クリアするほどの能力だ。
家庭教師を短時間で
何人も変えたので、
弟は自分が不出来なせいだと
思っているようだが、その逆だ。
弟の学ぶ速度が早すぎて
家庭教師がついていけなかったのだ。
早く領地に引きこもりたい父が、
数年前からこっそり弟の学ぶ内容に
領地経営を加えていることも
俺は知っている。
俺はバーンズ侯爵家を
継ぐ気は全く無かった。
弟が生まれた時に、
俺はこの家と両親を弟に
任せるつもりで騎士になったし、
今では騎士団長になるまで出世した。
騎士団長になれば、その後は
問題さえ起こさなければ、
『相談役』という名の
名誉職を賜り、
生涯、食うに困ることはない。
それにバーンズ侯爵家には
俺の母が嫁いできた時に持って来た
伯爵家の爵位が余っている。
それなら俺は実の母の爵位を継げばいいし、
弟はバーンズ侯爵家に残ればいい。
俺の意見は両親にも伝えていて、
両親もその意見には賛成だった。
そうすれば可愛い弟は
ずっとバーンズ侯爵家にいるのだから
両親も安心だろうし、
俺も弟が妙な女に掴まらないか
心配する必要が無くなる。
16歳になれば社交界にデビューする
必要があるが、できればそれまでに
俺は弟に婚約者を見つけたいと考えていた。
そうでなければ、世間を知らない
可愛い弟など、あっという間に
美しい仮面をかぶった貴婦人たちに
食われてしまう。
嫁を取るか、婿を取るか。
俺はどちらでもいいと思っている。
俺には婚姻はしていないものの
両家公認の婚約者がすでにいたし、
弟の社交界デビュー……
つまり16歳になるのを待って
式を挙げる予定にしている。
弟に子どもがいなくても
俺に子どもができれば、
バーンズ侯爵家の跡取りにしてもいい。
逆に弟に子どもが2人以上できて、
俺に子どもが出来なければ、
伯爵家の爵位を譲ってもいい。
俺の考えを婚約者も賛成してくれているし、
彼女もまた、俺の弟を可愛がってくれている。
弟にこの話をまだしていないのは、
本人の意思を無視して勝手に
弟の将来を決めているという
罪悪感もあったからだ。
だが、俺は間違ったことはしていない。
弟が幸せになれる道を作っているだけだ。
その道を作っている中で
ガイディス・ブレイトンの話が出て来た。
俺は公爵殿の顔を見て、
ある名案を思い付いた。
ガイディス・ブレイトンは次男だ。
爵位が無くなるから騎士になったが、
その騎士でさえ『女嫌い』で
続けることができないかもしれない。
なら、爵位がある家に婿に入ればいい。
それこそ、バーンズ侯爵家に。
そして『不能』と言うのも気に入った。
つまり、俺の可愛い弟に
手を出す心配はないということになる。
俺は公爵殿に満面の笑みで提案した。
「なら、ガイディス君をバーンズ侯爵家の
婿にするのはどうでしょうか」
公爵殿は驚いたようだが、
侯爵家が可愛がっているデビュー前の
弟がいる話は知っていたらしい。
俺の父が了承するのであれば、
喜んでお願いしたい、と爵位は上の公爵殿が
涙を浮かべて年若い俺に頭を下げた。
俺は公爵殿と握手をかわした。
公爵殿は来た時とは
打って変わって、
ほっとしたような顔をして
部屋を出ていく。
俺は急いで父に手紙を書いた。
父は一年前から領地にいて、
すでに余生のような暮らしをしている。
若い嫁とデレデレしながら
のんびりやっているのだ。
すでに王都での当主の役割を
俺が引き継いでいるので、
父も反対はしないだろう。
特に弟に関しては
俺に一存すると普段から言われている。
このまま弟が婿を取り、
領主の仕事を引き継げば
俺も随分と助かるし、
それこそ俺も、バーンズ侯爵家の
心配をせずに、来年は結婚して
嫁と新婚生活を過ごすことができる。
問題は、可愛い弟にどう説明するかだが……。
と、思っていたが、
何の説明もいらなかった。
弟は俺を信頼しきっているからな。
よくわからないような顔をしつつも頷き、
俺にぎゅーっと甘えて来た。
うむ。
やっぱり俺の弟は可愛い。
この可愛さを別の男に見せるのは
癪に障るが仕方がない。
俺だけでは弟を守ることはできないからな。
不能だというガイディスには、
弟の風除け兼盾として頑張ってもらおう。
なぁに、そのかわり、
バーンズ侯爵家の当主になれるのだ。
いや、次期当主は弟だから、
その伴侶か。
いやいや、名前だけとはいえ、
可愛い弟の伴侶になれるのだぞ?
光栄過ぎるだろう。
不満などでるわけがないな。
……とはいえ、俺からも
釘を刺しておいた方が良いだろう。
不能とはいえ、
万が一、よこしまな想いを
抱かないとは限らない。
バーンズ侯爵家の可愛い天使を
命を懸けて守るよう、
剣に誓わせるべきか。
いや、その前に可愛い
弟との顔合わせが先か。
もしエレが嫌がったら
相手を差し替える必要もあるしな。
俺はスケジュールを思い出しながら
さっそく二人の顔合わせの日程を
決めてしまった。
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