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後始末
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「きゃぁぁぁ。勇人さんが反乱を起こしました」
「勇人君が浮気して、家族を捨てて失踪したにゃ」
「勇人が実はラスボスの悪の大魔王?いやあああああ」
同じように幸せな夢を見ていた姫子、美亜、玲の口からも、悲鳴が上がる。
「こんなの夢だ!ただの悪夢だ」
すべての人から同じ思いが湧き上がり、夢の世界『ユートピア』は一瞬で崩壊した。
「かはっ!ごほごほ」
同時に、カプセルに入れられていた『夢人類(ドリーマー)』の一族も目を覚ます。
「おれ?俺たちは何をしていたんだ?たしかナイトメアに捕らえられて、人々に夢を見させるように強制されていて……」
目を覚ました『夢人類(ドリーマー)』たちは、頭に繋がれていたコードを引きちぎり、カプセルから出てきた。
「ちっ。失敗したわ」
それを見て、マリアンヌの身体から光の玉が出てきて、逃げ出そうとする。
しかし、その前にカプセルから解放されたサタンが立ちふさがった。
「どこに逃げるつもりだい?君の還るところはきまっているだろ?」
サタンが両手を上げると、黒いダイヤの結晶がブラックナイトから転移してきた。
「お、お願い。見逃して。あなたならわかるでしょう。私がなぜこんなことをしたのか」
「ああ。わかるよ。キミはデーモン星が滅びる前の、あの夢のような数万年の生活に戻りたかったんだね」
サタンの言葉に、ナイトメアは頷く。
「そうよ。もう肉体を持って、つらい人生を歩むことに疲れただけなの。転生を続けて生と死を繰り返すよりも、永遠の夢にひたっていたいだけなの」
「残念だけど、生物である以上、辛くても苦しくでも、肉体をもって現実の世界で生き続けないといけないんだよ。僕たちは知的動物としての責任を果たすために、進化と世界の開拓を諦めちゃダメなんだ」
サタンが憐れむように告げる。
「しばらく、頭を冷やすんだね。仲間たちがくるまで、その結晶体に封印しておいてあげるよ」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ナイトメアの魂は、黒い結晶体に封じ込められ、ブラックナイトに還っていった、
姫子たちの目が覚める。
「あれ……今までのは夢?」
お互いに顔を見合わせて首をかしげていると、台から降りた桐人が近寄ってきた。
「よかった。目がさめたみたいだな」
なぜか勇人の声で親し気に話しかけてくる。
「「「きゃぁぁぁぁ。近寄るな!気持ち悪い」」」
桐人の身体に入っていた勇人は、三人にビンタされて吹っ飛んだ。
「ひ、ひどい……」
現実でもビンタされて、勇人は落ち込む。
「おいおい。こいつは勇人だぜ。一時的に桐人の身体に入っているだけだ」
見かねたアルカードが割って入り、姫子たちは振り上げた拳を降ろした。
「……本当に勇人なの?」
「ああ。気持ち悪いけど、一時的に体を借りている」
頬っぺたを晴らした桐人は、勇人の声でそう答える。
「ご、ごめん」
「悪かったにゃ」
「……あまりの気持ち悪さに殴ってしまった。今は反省している」
三人は納得して、謝ってくた。
「いいよ。それより早く帰ろうぜ。こんなところ、もう一秒だっていたくない」
勇人が三種の神宝を取ろうと石柱に近寄った時、誰かの人影が立ちふさがった。
「うわっ。真理亜。まだ戦う気なのか?」
「パブ?」
勇人の前に立った真理亜は、無邪気に笑いながらパブパブと指をしゃぶっている。
「あれ?こいつはどうなったんだ?」
「たぶん、龍脈に魂が押し流されて、すべての記憶を失ったのだと思います」
カプセルから出てきた『夢人類(ドリーマー)』の中年女性がそう説明する。アルカードの母親、リリスだった。
「お袋。大丈夫なのかよ」
「大丈夫……とはいえないわね。ずっとナイトメアに捕らえられて、脳を生体コンピューターとして使われていたから、頭がいたくて」
よろけそうになるリリスを、アルカードが支えた。
「救世主様。我が『夢人類(ドリーマー)』の一族を救ってくださって、ありがとうございます」
「いえ、救ったのはアルカードです。それより、早く帰りましょう。あなたたちを治療しないと」
桐人の身体に入った勇人は、真理亜と『夢人類(ドリーマー)』たちをつれて海設都市に帰るのだった。
後醍醐に戻った勇人は、桐人の身体から出て、元の自分の肉体に還る。
「ふう……やっと元に戻ることができたよ」
ほっとした勇人に、姫子、美亜、玲が抱き着いてきた。
「勇人さん!」
「戻ってよかったにゃ」
「……本当に……桐人のままだったら気持ち悪すぎて、どうしょうかと思っていた」
三人に囲まれ、勇人の顔がにやける。
「そうだよ。これが現実なんだよ。あんな悪夢なんて、ただの夢なんだよ」
確かめるように三人を抱きしめると、勇人はアルカードに礼を言う。
「アルカード、俺を助けてくれてありがとうな」
「……ふん。俺は借りを返しただけさ」
三人に抱き着かれて顔がにやけている勇人を見て、アルカードはそっぽを向いた。
「それで、いつ俺のおっぱい触るんだ?」
「はっ?な、なんのこと?」
動揺する勇人に、アルカードはいたずらっぽく告げた。
「あの夢の中で、俺のおっぱいを触らせてやるって約束しちまったからなぁ。残念だけど、俺のおっぱいをお前にやるよ」
「ちょっ!何言っているんだよ」
汗だくになる勇人に、怒りの表情を浮かべた三人が迫ってきた。
「ちょっと勇人さん。婚約者の私よりアルカードさんのおっぱいの方がいいんですか?」
「おっぱいの大きさなら負けないにゃ」
「……勇人はむしろ小さいおっぱいのほうが好み」
三人が自分の胸を押し付けてくるので、勇人は困ってしまった。
「ああもう。おっぱいおっぱい言わないでくれ。後で確かめるから、勘弁してくれ」
そういうと、勇人はさっきまで宿っていた桐人の身体に目をむける。
桐人はウホウホ叫びながら、その辺を歩き回っていた。
「こいつ、どうしてチンパンジーになっているんだ?」
「あーあ。ただの人間なのに脳を酷使されつづけた結果、すっかり退化してしまったみたいだね」
サタンが憐れむように言ったとき、ふいに桐人がしゃがみこんでふんばる。
「ウキ?ウキキキキッ💛」
「ちょっ。こんなところでウ〇コするな」
勇人たちは大慌てで桐人を止めるのだった。
「それにしても、彼らをどうしましょうか。とても私たちで面倒見る気にはなれませんし」
パブパブいいながら四つん這いで這いまわっている真理亜と、ウホウホいいながら腰をふっている桐人を見て、姫子がため息をつく。
「そうだな。うっとうしいから、面倒みてくれそうな所に連れて行こう」
こうして、二人は日本に連れていかれるのだった。
「勇人君が浮気して、家族を捨てて失踪したにゃ」
「勇人が実はラスボスの悪の大魔王?いやあああああ」
同じように幸せな夢を見ていた姫子、美亜、玲の口からも、悲鳴が上がる。
「こんなの夢だ!ただの悪夢だ」
すべての人から同じ思いが湧き上がり、夢の世界『ユートピア』は一瞬で崩壊した。
「かはっ!ごほごほ」
同時に、カプセルに入れられていた『夢人類(ドリーマー)』の一族も目を覚ます。
「おれ?俺たちは何をしていたんだ?たしかナイトメアに捕らえられて、人々に夢を見させるように強制されていて……」
目を覚ました『夢人類(ドリーマー)』たちは、頭に繋がれていたコードを引きちぎり、カプセルから出てきた。
「ちっ。失敗したわ」
それを見て、マリアンヌの身体から光の玉が出てきて、逃げ出そうとする。
しかし、その前にカプセルから解放されたサタンが立ちふさがった。
「どこに逃げるつもりだい?君の還るところはきまっているだろ?」
サタンが両手を上げると、黒いダイヤの結晶がブラックナイトから転移してきた。
「お、お願い。見逃して。あなたならわかるでしょう。私がなぜこんなことをしたのか」
「ああ。わかるよ。キミはデーモン星が滅びる前の、あの夢のような数万年の生活に戻りたかったんだね」
サタンの言葉に、ナイトメアは頷く。
「そうよ。もう肉体を持って、つらい人生を歩むことに疲れただけなの。転生を続けて生と死を繰り返すよりも、永遠の夢にひたっていたいだけなの」
「残念だけど、生物である以上、辛くても苦しくでも、肉体をもって現実の世界で生き続けないといけないんだよ。僕たちは知的動物としての責任を果たすために、進化と世界の開拓を諦めちゃダメなんだ」
サタンが憐れむように告げる。
「しばらく、頭を冷やすんだね。仲間たちがくるまで、その結晶体に封印しておいてあげるよ」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ナイトメアの魂は、黒い結晶体に封じ込められ、ブラックナイトに還っていった、
姫子たちの目が覚める。
「あれ……今までのは夢?」
お互いに顔を見合わせて首をかしげていると、台から降りた桐人が近寄ってきた。
「よかった。目がさめたみたいだな」
なぜか勇人の声で親し気に話しかけてくる。
「「「きゃぁぁぁぁ。近寄るな!気持ち悪い」」」
桐人の身体に入っていた勇人は、三人にビンタされて吹っ飛んだ。
「ひ、ひどい……」
現実でもビンタされて、勇人は落ち込む。
「おいおい。こいつは勇人だぜ。一時的に桐人の身体に入っているだけだ」
見かねたアルカードが割って入り、姫子たちは振り上げた拳を降ろした。
「……本当に勇人なの?」
「ああ。気持ち悪いけど、一時的に体を借りている」
頬っぺたを晴らした桐人は、勇人の声でそう答える。
「ご、ごめん」
「悪かったにゃ」
「……あまりの気持ち悪さに殴ってしまった。今は反省している」
三人は納得して、謝ってくた。
「いいよ。それより早く帰ろうぜ。こんなところ、もう一秒だっていたくない」
勇人が三種の神宝を取ろうと石柱に近寄った時、誰かの人影が立ちふさがった。
「うわっ。真理亜。まだ戦う気なのか?」
「パブ?」
勇人の前に立った真理亜は、無邪気に笑いながらパブパブと指をしゃぶっている。
「あれ?こいつはどうなったんだ?」
「たぶん、龍脈に魂が押し流されて、すべての記憶を失ったのだと思います」
カプセルから出てきた『夢人類(ドリーマー)』の中年女性がそう説明する。アルカードの母親、リリスだった。
「お袋。大丈夫なのかよ」
「大丈夫……とはいえないわね。ずっとナイトメアに捕らえられて、脳を生体コンピューターとして使われていたから、頭がいたくて」
よろけそうになるリリスを、アルカードが支えた。
「救世主様。我が『夢人類(ドリーマー)』の一族を救ってくださって、ありがとうございます」
「いえ、救ったのはアルカードです。それより、早く帰りましょう。あなたたちを治療しないと」
桐人の身体に入った勇人は、真理亜と『夢人類(ドリーマー)』たちをつれて海設都市に帰るのだった。
後醍醐に戻った勇人は、桐人の身体から出て、元の自分の肉体に還る。
「ふう……やっと元に戻ることができたよ」
ほっとした勇人に、姫子、美亜、玲が抱き着いてきた。
「勇人さん!」
「戻ってよかったにゃ」
「……本当に……桐人のままだったら気持ち悪すぎて、どうしょうかと思っていた」
三人に囲まれ、勇人の顔がにやける。
「そうだよ。これが現実なんだよ。あんな悪夢なんて、ただの夢なんだよ」
確かめるように三人を抱きしめると、勇人はアルカードに礼を言う。
「アルカード、俺を助けてくれてありがとうな」
「……ふん。俺は借りを返しただけさ」
三人に抱き着かれて顔がにやけている勇人を見て、アルカードはそっぽを向いた。
「それで、いつ俺のおっぱい触るんだ?」
「はっ?な、なんのこと?」
動揺する勇人に、アルカードはいたずらっぽく告げた。
「あの夢の中で、俺のおっぱいを触らせてやるって約束しちまったからなぁ。残念だけど、俺のおっぱいをお前にやるよ」
「ちょっ!何言っているんだよ」
汗だくになる勇人に、怒りの表情を浮かべた三人が迫ってきた。
「ちょっと勇人さん。婚約者の私よりアルカードさんのおっぱいの方がいいんですか?」
「おっぱいの大きさなら負けないにゃ」
「……勇人はむしろ小さいおっぱいのほうが好み」
三人が自分の胸を押し付けてくるので、勇人は困ってしまった。
「ああもう。おっぱいおっぱい言わないでくれ。後で確かめるから、勘弁してくれ」
そういうと、勇人はさっきまで宿っていた桐人の身体に目をむける。
桐人はウホウホ叫びながら、その辺を歩き回っていた。
「こいつ、どうしてチンパンジーになっているんだ?」
「あーあ。ただの人間なのに脳を酷使されつづけた結果、すっかり退化してしまったみたいだね」
サタンが憐れむように言ったとき、ふいに桐人がしゃがみこんでふんばる。
「ウキ?ウキキキキッ💛」
「ちょっ。こんなところでウ〇コするな」
勇人たちは大慌てで桐人を止めるのだった。
「それにしても、彼らをどうしましょうか。とても私たちで面倒見る気にはなれませんし」
パブパブいいながら四つん這いで這いまわっている真理亜と、ウホウホいいながら腰をふっている桐人を見て、姫子がため息をつく。
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こうして、二人は日本に連れていかれるのだった。
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