一途なエリート騎士の指先はご多忙。もはや暴走は時間の問題か?

はなまる

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46もういいから諦めて!

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 シエルは向きを変えると彼の肉茎を口に頬張りさっきより激しく顔を振り立てる。

 ソレは先ほどとは比べ物にならないほど興奮している。

 唇をすぼめてくびれを吸い上げてみたり舌で血管の浮き出た筋を舐め上げる。

 「ぼるく…」

 彼のソコは酷く上向いて弾けるような勢いを持っていて口にくわえると喉の奥まで突き上げられそうになる。

 「ああ、いい。すごくいい」

 ボルクは荒い息で言う。


 シエルはナカが疼いてたまらず淫らに火照る身体を揺らした。

 次第にボルクから受けた刺激だけでは足りないとばかりにお腹の奥がひきつれるみたいになっていていく。

 ああ…だめ。ナカが疼いて激しくかき乱されたい。

 シエルは激しく興奮してしまう。

 媚薬の効果も一度イったせいもあったのだろうが何よりボルクが興奮した事が彼女をより一層高揚させた。

 計画ではこのままボルクを一つになってしまえばいいのだ。そうすればボルクだって結婚すると言ってくれるはず。さあ、今よ!


 シエルはボルクの男根をぐっと握る。

 「シエル何をする気だ?」

 「我慢できないの。もう、あなたが欲しくて我慢できないの」

 「だめだ。俺はそんな事望んでなんかいない。やめてくれシエル」

 「でも、あなたのすごく大きくなってるじゃない。私が満足させたいの」


 シエルはそう言うとボルクの滾りの上にまたがる。

 「やめろ!シエルには純真で無垢なまま結婚して欲しいんだ。俺はもう大丈夫だ。ほら、こんなに興奮してる。病気は治った。だから」

 「あなたの病気が治ったら私はもう用なしって事なの?ボルクあなた私を愛してるって言ったじゃない。あれは嘘なの?」

 「嘘じゃない。でもそれとこれとは話が違う。そうだろう?君は結婚する。俺以外の人と」

 「いや!」

 あなたはどうしてそうなの?どうしても結婚しないって言うなら…

 シエルは思った。それが彼の望みと言うならもう結婚してくれなくてもいい。一度だけでいい彼と繋がりたい愛し合ってみたい。

 だからもうそれ以上を望むのはやめよう。

 残っているのはそんな気持ちだった。


 「分かったわ。もうあなたと結婚したいなんて思わない。でも、一度だけ一度だけあなたと…いいでしょう?ボルク私の願いを聞いてお願いよ」

 「…しえる…どうして君は…」

 「お願い、約束するから」

 シエルは彼に懇願する。それはシエルのたったひとつの最後の願いでもあった。

 「ぼるく…お願い」

 じっと彼を見つめる。その瞳はひどく切なげで苦しそうだ。

 碧い瞳はまるで青紫色の水晶みたいにどこまでも澄み切っていてまるで自分が彼を苦しませている気がした。

 「そんな目で見ないで、いいわよ。あなたが許してくれなくなって私は無理にでも…」と言いかけた時彼が叫んだ。

 「シエル。じゃあ、この拘束をほどいてくれ!」

 シエルはとっさに思ってしまう。

 もしこうなった事が父に知れたらボルクはきっと責任を取らせらる。もし牢にでも入れられたりしたら…そのためには拘束を解かない方がいいわ。

 「いいえ、それは無理よ。これは私が無理やりする事だもの!」

 「だめだシエル。さあ、早くこれをほどいて」

 ボルクは腕を激しく動かして紐を外そうとする。だがきつく結ばれた紐は簡単にはほどけなかった。暴れるほど紐がきつく締まって行き余計締め付けてしまった。


 「もう諦めて!」

 シエルの覚悟は決まった。

 でも、そんな会話をしたせいでボルクのソレが少し縮んだみたいになっていた。シエルはもう一度ソレを口に含むとくびれをキュキュットしごきながらしゃぶる。

 見る間に肉茎が膨らみ大きく反り返る。

 ああ…すごいわ。でも、こんなのが本当に入るの?未経験なシエルにはそれさえも不思議な事だ。

 でも、本にもそう書いてあった。母もそう言っていたではないか。


 こうなったら絶対に入れて見せるわ!

 意気揚々を滾りの上にまたがり腰を落としていく。

 濡れた秘部はひくひくうごめいてナカを擦ってほしいと待っているみたいで男根を秘部にあてがうとゆっくり腰を落としていく。

 入り口辺りで先端をあてがい擦るととても気持ちが良くてクニクニ腰が揺れた。

 蜜口を少し進むがそれ以上は入らない。きっとそれは初めてだから。

 シエルはぐっと腰を落とし込む。だが、少しナカに入ると襞がみちみちとひきつれて痛みと恐怖が沸き上がる。

 「しえる、いいからやめろ!」

 ボルクはそれ見たことかとでも言いたげに腰を引く。

 「だめ…」

 彼のそんな態度がシエルを逆に奮い立たせてしまう。

 シエルは最後の覚悟を決めると一気にソレを奥まで突き入れる。

 「あっ!ぁあ、きゃあ」ものすごい圧迫感と痛みなのか恐怖なのかわからずにシエルは声を上げる。

 でも、ここでやめるわけにはいかないのよ。

 必死で奥まで突き入れようとさらにぎちぎちのナカに男茎を押し入れる。

 媚薬のおかげか痛みはそれほどなかった。すぐに鈍い痛みから甘い痺れが沸き上がる気がして来た。

 「シエル、キスして」

 ボルクの声がしてシエルはとっさに彼の胸に飛びつく。唇を重ねるとボルクがシエルの唇を激しく吸って来た。

 何度も激しく唇を吸われ口を開いた瞬間舌を差し入れられる。

 それがうれしくてシエルはボルクに縋りついてキスを求めた。

 その間もシエルの襞は彼のものをぐっとくわえ込んだままで…離そうとはしない。


 「シエル…きみって人は」

 唇が離されるとボルクが呆れたように言ったが、その顔はたまらなく妖艶で、彼が目の前で甘い吐息を吐き出す。

 「…はぁ、締め付けられて…気持ちよすぎる」

 「…ほんと?」

 こんなことをしてきっとボルクは怒ると思っていただけに、その反応に少し驚く。

 「少しは痛みは和らいだか?動くぞ」

 彼は照れ隠しのつもりなのかつっけんどんな言い方だが、すぐに小さな笑みを浮かべた。

 「えっ?これで終わりじゃないの?」


 シエルの中ではこれで終わりなのかと思っていた。

 「当たり前だ!そんな事も知らなくてよくも…手をほどいて欲しい。もうやめられないから安心しろ!それともシエルが動いてくれるのか?」

 驚きの事実に束の間放心するが彼の言いたいことを理解した。

 「分かったわ。ほどいてあげるから」

 シエルは一度離れようとしたがボルクがそれを許さなかった。

 もう、ボルクったらこんな姿のままで?信じられないわ。

 でも、彼がやめようとしない事はすごくうれしかった。

 急いで繋がったままボルクの紐をほどこうとする。

 もう、何これ?こんなに硬くなっちゃって…何度も動いたせいで紐が硬く絞られていた。

 その間にも彼がもぞもぞ動くせいでシエルのナカはとろとろになってしまう。

 「もう、やぁだ。ボルクったら動かないでよ」

 「じゃあ、早く解いてくれよ」

 「…だって…あぁ、ぅん…も……」

 シエルは苦労して何とか縄を解いた。



 ボルクはシエルの上の下着を脱がせると入れ替わるように上になる。

 その仕草はすばやく、彼はたくましい体をしなやかに動かしてあっという間にシエルの腰を掴んで反転する。

 そしてシエルの脚を大きく開かせて繋がっているところを見て嬉しそうに笑った。

 「シエルのナカに入ってる」

 「もう、そんなの決まってるじゃない…」

 ボルクがゆっくり腰を引いていく。それまでいっぱいだったナカが寂しくなって行く気がしてシエルは慌ててボルクの背中に手を回した。

 「やぁ、離れないで」

 「ああ、やめれないって言ったろ?シエルすごくきれいだ」

 そう言った瞬間ボルクの熱の塊がシエルのナカに押し戻された。

 「ん、ぁあっ…なっ……!?」

 ゾクッとする痺れが背筋を走って襞がきゅうと疼いた。

 「もう、止めれない…しえる」


 彼の熱い視線がシエルを見下ろすとうれしそうに笑みを浮かべた唇が重なった。

 数え切れないキスを顔じゅうにされがらゆっくりと抽送をし始めたボルクにシエルは例えようのない喜びを感じる。

 幸せってこんな感じなのかも、それほど甘い感覚が身体の奥から込み上げて胸が震える。

 「シエル、はぁ…たまらない。ナカとろけてすごくいい」

 甘い言葉は媚薬よりもシエルを蕩けさせた。

 もっと彼が欲しい。

 繋がるって事がこんな喜びを感じるなんて初めて知った。

 じわじわと心も身体も蕩けて全てを満たしていく行為にシエルの身体は歓喜に充ち溢れて行く。

 襞はボルクのものを煽り立てるようにヒクヒクうごめいている。

 「シエル。そんなに締め付けるな。もう、イきそうになる」

 ボルクが切なそうに眉を上げながら腰を打ち付けた。

 「はぁ、あん……っ、ぼる、く……」たまらなくて彼の名を呼ぶ。

 感じたこともない快感が奥を貫き脳芯まで快楽の渦がぐるぐる円を描くように渦巻いてシエルはボルクにすがりつく。


 引きあうように重なる唇。愛おしむような柔らかなキスに身も心もいっぱいに満たされて行く。 

 ボルク私すごく幸せよ。もう何も思い残すことはない。そんな感情が湧いて来て涙が押し寄せる。

 泣いてはだめ。こんな幸せな時間に、こんなにあふれる愛を感じる行為に今私は身をゆだねているのだから…


 「しえる!…っ、イ、イって…はぁ…」

 ボルクはシエルの最奥を貫き激しく腰を打ち付けた。何度も最奥を突き搔きまわしシエルを追い詰めて行った。

 シエルは激しい抽送に波に翻弄されながら愛する人との交わりに気が狂いそうなほど高揚し味わった事のない快感を感じていた。

 「あ、もっ、ぁあっ…イ、イ、ちゃうぅ…あぁ、っ…あっ、あぁぁぁぁ…」

 シエルの中でぱぁっと真っ白い世界が広がり眩しいほどのきらめきが輝きその瞬間シエルは意識を失った。




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