流石に異世界でもこのチートはやばくない?

裏おきな

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第26話

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ラミアスはまだ俯いて黙ったままであった。それを見ていたエマが真剣な顔をしてラミアスに問いかけた。


「ラミアスはそんな中途半端な気持ちで、力を解放してなんて言ってきたのか。突然自分に秘めたる力があるって聞いて、これで今まで馬鹿にして来た奴らを見返せる気持ちだったのか?」


「ち、違います。確かに自分にそんな力があるんだと聞いて、正直嬉しくなったのは本当です。でも、決して軽い気持ちではなくその力を使って今度は自分が、この町の人達を守るのに使いたいと思いました。今回はレン様が未然に防いでくれたので良かったですが、今度もそうとは限らないから……
このままの私では何にも役に立てない……だから!私には大切な人達を守る力が必要だと思いました。確かに…お母さんの死を無駄にする行為だと思います。でもお母さんも大切な人を守る為なら許してくれると思います………」


(本当にこの子はあなたの子だわメアリー、こうと決めたら引かない所なんかあなたそっくりだわ……フフ、仕方ないわねこうなったら、私も覚悟を決めますか本当に親子そろって手のかかる子なんだから……)


「分かった、そこまでの覚悟があるなら私は止めない!その代わり一度封印を解放すると、二度と封印は出来なくなる。そしてそれが本当に良かったのか後で後悔するかもしれない。それでも本当にいいのか封印を解いても?」


「はい是非お願いします!」


(ラミアスはおそらく後で後悔する意味を分かっていない、それは多分後悔が災いの事だけだと思っているから、でも本当の後悔は人を好きになってから分かる事、それがどうゆう事かとあとになって気づくだろう、種族の違いってやつを)



「分かったラミアスこちらに来なさい。そしてネックレスを出して頂戴今から封印を解く!」

そう言われラミアスはエマの前にきた。目を閉じて待てと言われ、エマがラミアスネックレスに両手をかざして、呪文のような物を唱えたらラミアスが光に包まれ、しばらくして光が弾けたと同時にネックレスの石も弾けた。


「ふぅ……終わった。これであなたは、ハーフエルフの力を使う事ができるはず」


そうエマが言った通り光がはじけて、出てきたラミアスの耳が尖っている。それと髪の毛の色が紫に変わっていた、それはハーフエルフの特徴なのだ。


「凄いな本当に変わったな……見た目からして髪の毛も、それでハーフエルフの力ってのはどういう物なんだ?」


「それはレン自分で鑑定してみればわかる」

なるほどと思いレンはラミアスを鑑定した。




ステータス

【名前】  ラミアス 
【性別】  女 
【年齢】  18 
【種族】  ハーフエルフ  
【職業】  狩人

【体力】  180
【攻撃力】 145
【防御力】 120 
【魔力】  200 
【俊敏力】 160 

【スキル】

闇属性魔法



(ほう、なるほどね……そう言う事か。確かに変わったな基礎能力が全部100上がっているな、まぁそれでも俺よりは下だけど。それにスキルが如何にも中二病的な物だな)


「スキルの闇属性魔法ってのは、ハーフエルフだけの物なのか?」


「そうだ、他の属性魔法はエルフや修行をした人間なら使う事が出来るんだけど、闇属性魔法はハーフエルフだけだ、だからエルフの国では災いを象徴するって言い伝えられてる」


「それとですね。何千年か前にその当時のハーフエルフがエルフの国で暴れたらしく、その時にエルフの国が滅びる寸前だったとも言われています」


(エマさんの話は何となく想像通りだけど………フラウさんの話しは想像以上だよ。凄いなもしその話しが本当だとしたら、エルフの国が災いの種と言うのは仕方ないよな……でもそれは力を使う人で変わるだろうから、これからラミアスを鍛える事で考えればいいな。


「で、具体的に闇属性魔法はどんな魔法なんだ?」

「いや……それはあまり知られてなくて、何でも黒い霧のような物を使うらしいとしか知らない」


「え、なんだそれは?」

「仕方無い事……だってエルフが他の種族との間に、子供が出来るなんて凄い確率なんだから。それに………これは言いにくいんだけど、エルフの国ではハーフエルフが産まれた時に、殺されてしまう時代もあったんだから…………だから実際に何が出来るか分からない」


(そうかそれもそうだよな……災い扱いされているんだもんな、生き残ってる事が珍しいよな……よし分からない事は、仕方ない何とかなるだろ。あ、そう言えば一つ気になる事があったんだ)


「あのさぁ一つ聞いてもいいか?……何故モンスターには、レベルがあるのに人間にはないんだ?」


そうレンが聞いたらフラウが答えた。

「それはですね。モンスターの事はまだ良くは解明されてません。何故なら鑑定を使える冒険者が少ないというのが現実なので、鑑定のスキルを持っている人は珍しいのと、大概の鑑定持ちの方は貴族に雇われたり、商売をされている方が多いのです。でも人族や多種族などはレベルが無いけど、修行や経験でスキルや基礎能力が上がることがあるのです」


(へーなるほどね。じゃあ俺も上がるのかな?そう言えば俺も最初に見ただけで見てないな……確かめてみるか)



ステータス

【名前】   レン
【性別】   男
【年齢】   40歳
【種族】   元人間
【職業】   鍛冶師

【体力】   1500
【攻撃力】  1300 
【防御力】  1300
【魔力】   ∞
【俊敏力】  1100

【スキル】

【鑑定】【分解】【言語理解】【無限鍛冶】


【装備】

雷神

白鞘太刀龍神



(基礎能力が全部500上がってるな。鰐コウどもと戦った影響かな)



「なるほど確かに上がってるな、じゃあラミアスも鍛えればもっと上がるのかな?それなら鍛えがいがあるな」

「はい私もそうしたいです」

「よし、もう他には無いよな?俺達は帰らせてもらうぞ、これから宿を探して飯にしたいからな」

「それならレン様私の家で一緒に暮らしましょう。弟子が師匠の世話をするのが当たり前ですから」

「いや……それは流石に不味いだろ?俺もお金を手に入れたし宿にでもとまるよ」

「駄目です私が面倒見ます。それは絶対なのです」


レンは助けを求めるようにエマとフラウに顔を向けると、二人は笑顔で諦めろと言う感じで見ていた


「いやエマさん。ラミアスはあなたの姪ですよね?良いんですか。姪と男が一つ屋根の下でくらしても?」

「ええ、構わないよ?だってこの子はメアリーの娘ですもの、なんたってメアリーもランスを助けた時に、同じように連れて行ったんだから。まぁあの時は姉が弟の面倒見るみたいな感じだったけどね。良いんじゃない?だって大切な弟子何でしょ?だったら何時でも一緒に居なくちゃだめでしょう」


エマはそう言いながら、フラウと二人で昔を思い出しつつ微笑んだ。

(絶対あの二人おもしろがってるな……まぁエマさんが良いって言ってるならいいか?)

「じゃあお言葉に甘えて世話になるよ、ラミアス」


ラミアスは当然と言わんばかりに、レンと腕を組んで部屋を出て行った。そのまま一階に降りて行き、ギルドに居た他の冒険者が唖然としているのを気づかず外に出て行った。
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