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第91話
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オーガを探し倒して回っていると、目の前に普通のオーガと色と体格が違うがのが現れた。そのオーガは肌は赤色で普通のオーガより一回り大きさだった。
「レン様あれはおそらく、レッドオーガです!かなり強いですよ」
「あれがレッドオーガか……確かに強い気配を感じるな!」
「でも何故?こんな所にレッドオーガがいるんでしょうか?」
レッドオーガはジークの近くでは見かけられたことは今までに無かったのだ。レッドオーガは普通のオーガが進化した種族と言われてはいるが、それも定かでは無いからだ。
「俺が1人で戦い強さを確認してみる」
レンは白鞘を抜刀して、レッドオーガの右腕を斬りつけ駆け抜けた。だがレッドオーガの右腕は軽く切り傷が付いた程度に留まっていた。
「へ~腕を切り落としたと思ったんだけど、思ったより硬いんだな」
そうレンがレッドオーガの感想を述べていたら、突然レッドオーガがレンに振り向き鋭い眼孔を向けた。そしてそのレッドオーガはレン達の予想外な行動をした。
「ほう!小さき者よ!中々やるではないか!この儂に傷を付けるとはな!」
なんとレッドオーガはレン達に向かって人間の言葉で話しかけて来たのであった。
なっ!レッドオーガが話しただと!どういう事だ?
レン達は突然の出来事に言葉が出なかった。それを見たレッドオーガは理解し更に話しかけてきた。
「そうか魔物の儂が話せるので驚いて居るみたいだな?そうだな鷲も人間と話すのも久し振りだから話してやろう。儂はある方によって魔物に蘇った元人間だからだよ!」
「蘇った元人間だって?」
レン達3人はレッドオーガの話しで更に困惑していた。
「本当にあなたは元人間なのですか?」
ラミアスは確認するようにレッドオーガに話しかけた。
「そうだよお嬢さん!儂は数十年前にある男に殺され、怨みを持ちながら死んだのだ!そしてその怨みの念を感知したあるお方が、儂をこのレッドオーガに転生させてくれたのだ!」
「そのあるお方って誰なんだ?」
レンはレッドオーガに問いかけると、レッドオーガはニヤリと笑いレンに答えた。
「それは言えん!その方は今では儂の主だからな、主の事をそうたやすく言えんな!もし教えて欲しければ儂を倒して無理やりにでも聞き出せば良かろう!」
そう言いながらレッドオーガは、背中に背負った大剣のような物を抜き身構えた。
「そうかよじゃあそうさせてもらうぞ!」
レンは言葉と共に駆け出し一瞬でレッドオーガとの間合いに入り、先程より力を込めて斬り込んだ。
「甘い!」
レッドオーガはレンの斬撃を意図もたやすく、打ち返しレンを岩壁に吹き飛ばした。それを見たラミアスとラクスはレンに駆け寄った。
「レン様!」
「ご主人様!」
吹き飛ばされたレンは瓦礫を払いのけて起きあがると、体中傷だらけであった。
「レン様大丈夫ですか?」
「ああなんとかな!でも予想以上の強さだな」
「お主確かに能力は高いだろうけどな?剣術がなってないな?もしかして剣術は我流か?」
レンは確かに剣術なんてやったことなどない、それもそのはず異世界に来るまでは至って普通の日本人だったのだから。小さい頃から武道や剣術などは好きでもない限りやりはしない、今までの戦闘はテレビなどネットで見た事のあるのを能力に任せて戦ってきたのだ。
「ああそうだ!だからどうした!」
レンは怒鳴りつけながら立ち上がった。
「そうかじゃあ儂が本当の剣術というものを見せてやろう!」
レッドオーガは大剣を上段に構え、前に踏み込むとレンより早い動きで斬撃を繰り出してきた。レンはその攻撃に反応出来ずにいた。
「させない!」
レッドオーガの斬撃がレンに当たろうかというとき、「ガキン」と音が洞窟内に響いた!それはラクスの武器であり盾で防いだのだった。そしてレッドオーガの背後見に音も立てずに周り込んだラミアスがレッドオーガに二刀の剣を斬りつけたのだった。
「なんと!」
レッドオーガもそれには驚き背中に切り傷を受けながら、とっさにその場を待避した。
「これは驚いた!お嬢さん方良い動きだ!」
「レン様!落ち着いて下さい!」
「そうだよご主人様!」
レンは初めての強者に自分の未熟さを指摘され、頭に血が回り冷静さを失っていた。だがラミアスとラクスのおかげで冷静さを取り戻した。
「ありがとう2人とも!おかげで冷静になれたよ」
その言葉にラミアスとラクスは安心し、レンに言うのであった。
「レン様確かに私達はまだまだ一人前では無いです」
「一人前じゃ無いなら3人で力を合わせてそれ以上の力を出そうよ!」
レンは2人の言葉で何か吹っ切れたような顔をして、ラミアスとラクスの顔を見つめた。
そうだな俺の剣術が未熟者なのは始めから分かっていた事だしな、今までは能力でそれで簡単に倒せていた事で天狗になっていたんだな……それを教えてくれたレッドオーガに感謝して、俺達三人で倒す事にしよう。
「なあレッドオーガのオッサン?1つ聞いていいか?」
「なんだ?儂に何を聞きたいのだ?」
「あんたが人間だった頃の名前を教えてくれないか?」
「儂はもう昔の名前など捨てた!それより何故そんな事を知りたい?」
「ああ今度こそ成仏させて墓石に刻むのに必要だからさ!」
レンがそう言うと、レッドオーガは洞窟内響く大きな声で笑い出した。
「ははは!お主面白いことを言うな……そうだな儂は昔の名前は捨てたからな、もし刻むなら……紅き鬼人のガジルと刻むがいい!」
「ガジル……それが今のあんたの名前か、分かったそう刻んでやるよ!」
そしてレン達3人とレッドオーガ改め紅き鬼人のガジルの戦闘が再開したのであった。
「レン様あれはおそらく、レッドオーガです!かなり強いですよ」
「あれがレッドオーガか……確かに強い気配を感じるな!」
「でも何故?こんな所にレッドオーガがいるんでしょうか?」
レッドオーガはジークの近くでは見かけられたことは今までに無かったのだ。レッドオーガは普通のオーガが進化した種族と言われてはいるが、それも定かでは無いからだ。
「俺が1人で戦い強さを確認してみる」
レンは白鞘を抜刀して、レッドオーガの右腕を斬りつけ駆け抜けた。だがレッドオーガの右腕は軽く切り傷が付いた程度に留まっていた。
「へ~腕を切り落としたと思ったんだけど、思ったより硬いんだな」
そうレンがレッドオーガの感想を述べていたら、突然レッドオーガがレンに振り向き鋭い眼孔を向けた。そしてそのレッドオーガはレン達の予想外な行動をした。
「ほう!小さき者よ!中々やるではないか!この儂に傷を付けるとはな!」
なんとレッドオーガはレン達に向かって人間の言葉で話しかけて来たのであった。
なっ!レッドオーガが話しただと!どういう事だ?
レン達は突然の出来事に言葉が出なかった。それを見たレッドオーガは理解し更に話しかけてきた。
「そうか魔物の儂が話せるので驚いて居るみたいだな?そうだな鷲も人間と話すのも久し振りだから話してやろう。儂はある方によって魔物に蘇った元人間だからだよ!」
「蘇った元人間だって?」
レン達3人はレッドオーガの話しで更に困惑していた。
「本当にあなたは元人間なのですか?」
ラミアスは確認するようにレッドオーガに話しかけた。
「そうだよお嬢さん!儂は数十年前にある男に殺され、怨みを持ちながら死んだのだ!そしてその怨みの念を感知したあるお方が、儂をこのレッドオーガに転生させてくれたのだ!」
「そのあるお方って誰なんだ?」
レンはレッドオーガに問いかけると、レッドオーガはニヤリと笑いレンに答えた。
「それは言えん!その方は今では儂の主だからな、主の事をそうたやすく言えんな!もし教えて欲しければ儂を倒して無理やりにでも聞き出せば良かろう!」
そう言いながらレッドオーガは、背中に背負った大剣のような物を抜き身構えた。
「そうかよじゃあそうさせてもらうぞ!」
レンは言葉と共に駆け出し一瞬でレッドオーガとの間合いに入り、先程より力を込めて斬り込んだ。
「甘い!」
レッドオーガはレンの斬撃を意図もたやすく、打ち返しレンを岩壁に吹き飛ばした。それを見たラミアスとラクスはレンに駆け寄った。
「レン様!」
「ご主人様!」
吹き飛ばされたレンは瓦礫を払いのけて起きあがると、体中傷だらけであった。
「レン様大丈夫ですか?」
「ああなんとかな!でも予想以上の強さだな」
「お主確かに能力は高いだろうけどな?剣術がなってないな?もしかして剣術は我流か?」
レンは確かに剣術なんてやったことなどない、それもそのはず異世界に来るまでは至って普通の日本人だったのだから。小さい頃から武道や剣術などは好きでもない限りやりはしない、今までの戦闘はテレビなどネットで見た事のあるのを能力に任せて戦ってきたのだ。
「ああそうだ!だからどうした!」
レンは怒鳴りつけながら立ち上がった。
「そうかじゃあ儂が本当の剣術というものを見せてやろう!」
レッドオーガは大剣を上段に構え、前に踏み込むとレンより早い動きで斬撃を繰り出してきた。レンはその攻撃に反応出来ずにいた。
「させない!」
レッドオーガの斬撃がレンに当たろうかというとき、「ガキン」と音が洞窟内に響いた!それはラクスの武器であり盾で防いだのだった。そしてレッドオーガの背後見に音も立てずに周り込んだラミアスがレッドオーガに二刀の剣を斬りつけたのだった。
「なんと!」
レッドオーガもそれには驚き背中に切り傷を受けながら、とっさにその場を待避した。
「これは驚いた!お嬢さん方良い動きだ!」
「レン様!落ち着いて下さい!」
「そうだよご主人様!」
レンは初めての強者に自分の未熟さを指摘され、頭に血が回り冷静さを失っていた。だがラミアスとラクスのおかげで冷静さを取り戻した。
「ありがとう2人とも!おかげで冷静になれたよ」
その言葉にラミアスとラクスは安心し、レンに言うのであった。
「レン様確かに私達はまだまだ一人前では無いです」
「一人前じゃ無いなら3人で力を合わせてそれ以上の力を出そうよ!」
レンは2人の言葉で何か吹っ切れたような顔をして、ラミアスとラクスの顔を見つめた。
そうだな俺の剣術が未熟者なのは始めから分かっていた事だしな、今までは能力でそれで簡単に倒せていた事で天狗になっていたんだな……それを教えてくれたレッドオーガに感謝して、俺達三人で倒す事にしよう。
「なあレッドオーガのオッサン?1つ聞いていいか?」
「なんだ?儂に何を聞きたいのだ?」
「あんたが人間だった頃の名前を教えてくれないか?」
「儂はもう昔の名前など捨てた!それより何故そんな事を知りたい?」
「ああ今度こそ成仏させて墓石に刻むのに必要だからさ!」
レンがそう言うと、レッドオーガは洞窟内響く大きな声で笑い出した。
「ははは!お主面白いことを言うな……そうだな儂は昔の名前は捨てたからな、もし刻むなら……紅き鬼人のガジルと刻むがいい!」
「ガジル……それが今のあんたの名前か、分かったそう刻んでやるよ!」
そしてレン達3人とレッドオーガ改め紅き鬼人のガジルの戦闘が再開したのであった。
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