魔性少女カスミちゃん~隣の刹那君は私に惚れない~

三一五六(サイコロ)

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六性 笑顔がトレードマークの警察官

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 男性警察官と会ってから一週間が経った。

「そうちゃん、私は出かけるから賢くしといてね! 何かあったら連絡だから!」
「分かってるよ。もう心配させないから! じゃあ、いってらっしゃい」
「行ってきます」

 現時刻は午後十二時三十分。
 一週間前に言われた通り、慰謝料の書類にサインするために今から警察署に行く。
 それにしても一週間が早い。友達ができてからそう感じるようになった。
 あ、そう言えば月曜日にマナが大志君との電話について話していたよ。
 あの日の夜に電話をしたらしいけど、大志君は出ることなく、メールで『今、家族のことで忙しいからまだ遊べない。
 来週は学校も行けないと思う。再来週には遊ぼうよ!
 マナの行きたいところに行こうね!』という文が届いていた。
 私もこの目で見せてもらったから正確な情報だ。
 けど、付き合っているのにこんだけ会えないとか可哀相だよね。
 マナってば、別れの危機を本気で感じ始めたのか、この一週間は全く元気がなかった。
 食欲もツンデレも一切なかったよ。
 途中からはメールも無くなったらしく、マナは完全に蝉の抜け殻みたいな状態で千心がパイ乙を揉んで元気を出さそうとしても反応なし。けど、パイ乙を揉んだ効果はパイ乙にはあったらしく、少し成長していた。
 これに関しては千心は悔しさのあまり自分の悲しいパイ乙を揉んで、『私には揉むパイ乙がないから揉んで大きくできないよ!』って頬を膨らませていたけどね。
 それを見て私と真心は苦笑いすることしかできないのが現実。
 これが貧乳と巨乳の壁なのだと感じた。
 そんな千心のパイ乙は置いといて、一つ謎なのが大志君だ。
 大志君の家庭事情は分からないが、この数日遊べなくてこの一週間学校に来れないなんてあり得ることなのだろうか?
 私以外の三人は人を信じやすいタイプなのか、これについては全く話題に出ない。
 私も出さないけどね。変な雰囲気になったら嫌じゃん?
 まぁ、出さないけど私は考えていたわけよ。
 それでもしかしてセックスにハマったのではないかという結論に辿り着いた。
 だって、私と寝た次の日から彼女のマナとは会ってないんだよ。
 私の推測なんだけど、おそらくマナと遊んで大志君はセックスをする気だった。
けど、マナは彼女だし、汚したくないと思ってあの日はマナとヤるのを断念した。
 しかし、一回経験したことによって溢れ出す性欲。だが、マナは大好きなので汚したくない。
 だから、会うのを拒んで他の女を捕まえて、セックスをヤりまくってるんだと私は思う。
 けど、一週間前に真心がマナに積極的にいった方がイイというアドバイスによって、マナが大志君に対して積極的になった。そのせいで沢山のメールが届くようになった大志はマナへの愛情と性欲が爆発した。
 それで理性を失う前にマナとはメールを止めて、会う可能性がある学校も休んで、どこかで知らない女と性欲を発散しているんじゃないかな?
 私の推測だけどね。
 ここまで考えて間違っていたらめっちゃ恥ずかしいパターンだけど……その時はこのことを忘れよう。

 そう言えば、今週はこればっかり考えていたから輝琉を惚れさすという目的は、全くと言っていいほどやっていないな。
 来週から気合い入れようっと!
 あ、月曜日にちょっとだけ話したな。
 前の日の私のヘルプメールについて聞いてみたら、『寝てました。疲れていたので』と小さく欠伸をしながら言われたよ。
 アレはムカついたね。私が泣きそうな状況の時に寝てたんだよ。ひどくない?
 しかも、あの欠伸が地味にムカってするんだよな。それと二人の時の喋り方を知った後に、学校での喋り方をされるとイライラする。
 結局、輝琉と話すとムカつくの。
 あー、考えただけでムカついてきた。あの平然とした顔め!
 あ、そう言えば、最後に耳元に近づいて『今は俺とは関わるな』って言われたよ。
 気にしないで近寄るけどね。
 来週は絶対に惚れさすから覚えとけよ。

「トッ、トッ、トッ……」

 またこの足音か……。
 この一週間、ずっとこの足音が私を追いかけてくる。
 別にあのトンネルの時みたいに空耳じゃないよ? リアルに!
 登下校時、スーパーにいる時だけで学校ではしないから、ストーカーは学校にはいないと思うんだけど……予想はつくよね。
 うん、あの男だと思う。
 学校の人以外で毎日のようにストーキングするなんてあの男しか考えられない。
 だから、そう考えると少し怖くて心拍数が上がる。
 それに一人で歩く時は早歩きになるようになったし。普通に歩きたいのに。
 あ、足音が止んだ。そらそうだよね、止まない方がおかしい。
 だって……警察署に着いたのだから。
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