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LOVE FILES

詩的スタイル短文恋愛日記サイトの「LOVEFILES」とブログサイト「ホストの彼女。」の合同メルマガ。純粋少女から裏ネタ満載の祇園のホステスまで☆
発行者名 諸星リナ。
発行部数14部
発行周期ほぼ毎日
カテゴリ エッセイ
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「ホストの彼女。」より以下抜粋。
※「ホストの彼女。」もしくは「LOVEFILES」からランダムにお送りします。

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イベントが過ぎて、だぁりんは従業員を連れて、打ち上げに繰り出していった。
そこで「お姉さんがお小遣いをあげよう。」といって4万ほど握らせた。
なんで、こんなに男前な人間に育ったんだろう。
1年前の誕生日もぐっちゃぐちゃになったけど、今年も去年と変わらないようなきがする。
でも、断然だぁりんのフォローは上手になった。

結局イベントにはきちんと顔を出した。

またまた男前に「お釣りはいらない」といってタクシーを降りてみると、マスターと元店長のエースがしゃがみこんでたち話(?)をしていたので、あたしも加わってみた。

マスター「ようセリー。中凄いぞ・・・もう俺らは帰るけど。」

あたし「凄いって色んな意味あるやんけ?どういう意味で凄いねん?」

エース「シュークリームが凄かった(笑)」

マスター「あーオマエあれナンボかかってんの?あれいくらぐらいで作ってもらえるん?中、予想以上になんだかなぁって感じ。」

あたし「うせやん。あの人自分で今年は凄いって言ってたのに。」

マスター「あぁ・・・そっちじゃなくて?トラディッションおりてたし、俺らもそれなりに卸してきたし。中崩壊してるってこと。」

ということで、長々しゃべりまくってたら、だぁりんから今どこなん?っていう催促のお電話が来たので、拓海くんと相々傘・・・というか、どこぞのお嬢か?というような傘のエスコートをうけて、店へ。

案内された席へ向かうと後ろで「おはよう。」とこえがしたので気軽に振り向いたら、そこに落ち武者が。じゃなかった間違っただぁりんが。

衣装を買うとは言っていたけど、誰がそんなペラペラな着物を買うなんて想像してたさ!
ほんなら貸衣装で白のはかまとかかりちゃいなよ!
髪の毛も一体どうしたいのかわからない落ち武者っぷりだったので、「?」がついて回った。
衣装って白のタキシードとかじゃないんだ。
そんなの許されるんだ・・・そっかそっか。
あたしは思いもよらなかったよ(・e・)ひよこまーく

とりあえず、いろんなことが消化しきれないまま、飲み物は?と聞かれたので、ブランデーの水割りを作ってもらってとりあえず、冷め切った酔いを取り戻したくて、口をつけたら噴出した。
・・・・これ、水道水よね??
もの凄くカルキ。

早速どこの女がトラディッションをいっちゃったのか、見渡してみると、本当に意外な方面だった。
ネーサンというか、みため姉御だけど、ちょう優しいおばちゃんだった。
絡みは一度もない人だけど、いつでも絡みを許してくれる人だわ。

あとは、店長のお客さんでたぶん風のこと思われる女が大暴れしていた。
くるたびお金を使うという意味では悪い子ではないのけれど、全く空気が読めないバカ女なのが欠点だ。
可愛いところはほとんどないけれど、常にわかめちゃん級のパンチラ。
女から見ても、男から見てもうれしいところがない。
そして、あたしよりも歌が下手なくせに、歌を歌いまくるって嫌がらせ以外の何者でもないやつ。

系列の店の子と思われるお客さんがいたけど、あたしの圧力か、高速で帰られた。
影が薄い子で特徴ナシ。

もう一方のお隣さんは、拓海くんの店のママでカナリの泥酔の模様だった。
噂ではもとレディースの総長らしい。
で、だぁりんと飲んでも楽しいことは何もないので、拓海くんと、そのママ、恐ろしいまでなホスト顔の新人と4人で潰しあいのゲーム。
もう、難しいルールを理解する能力も技能も持ち合わせている人間が誰もいなかったので、じゃんけんで負けたらニコラシカという単純な潰しあい。
久々におもろかった。

ママは最近のお客さんなのだと思っていたら、カナリ前からのお客さんだった。
加えて、あたしのことを知っているといっていた。

酔うたら調子ノリな自分が怖いけれど、調子のって、風の子の悪口をいってもうた。
そしたら、ママも一緒になって愚痴っていた。
確かに正味かわいくもないこがアホほどでかい声で無理したカラオケを熱唱されたり、オパンティ全開で寝られても、うれしいことは何もない。
ママいわく一言「汚い。」

あたしがわかっている限りのお客様は5人。
昨日は諸事情により無視って帰ってきて顔は出してないけど聞いた話では2人。
たぶん1人は、ポールスミス女でドルフィンとドンペリと見た。
あー・・・あたしっていやらしい女。

だけど、こっちの運命もかかっているので、いやらしくも頭の中で色々考えていた。
ちなみにママは相変わらずジンロとブーブが1本だった。
うん、さすがすぎるよ。

・・・成功なのかといったら、失敗だったのでは??

そのあと、順番にみなさんおうちに帰り始め、途中で戻ってきたマスターと話し込んでいたら、最後まで居残りになった。
というか、泣いた。

マスターにあたしとだぁりんが若干いちゃついているところを目撃されてつめられた。
酔っ払っていたので、何を話したのか定かではないけれど、とりあえずだぁりんは「ちゅうして」とか哀願していたところだけ覚えてる・・・::bell::チーン

もうこの際だッと思ってだぁりんにとめられていることも、あたししか知らないこともとことん暴露しまくってしまった。

あたしには、今のところはけ口はない。
頑張ったところで頑張ったねって認めてくれる人はいない。
マスターは自分の見方になってくれる人じゃないかと思ってしまって、何もかも話したくなった。

ひとしきり聞いて、マスターが言ったのは
「それでオマエはどうして欲しい?
俺に金だせっていってんのか。それとも、あいつになんか言って欲しいのか。
俺のほうが付き合い長いし、何度も言ってきたよ?
代表になったらピエロにはなるな。カリスマもってやれって。
だけど、あいつにはそれができない。今日も、自ら進んでピエロなって。
オマエも口をすっぱくしていったけど無理だっただろ。
オマエが一体いくらかしてるかはしらないけど、足りないような給料じゃないし、あいつが何に使ってるのか誰も知らないだろ。
俺もあいつが今の給料で足りない意味がわからないし、何に使ってるかも知らない。
オマエが疲れてるのがいけないんじゃねーの?
オマエの疲れのレベルは今どこや。5疲れてるのか、100なのか・・とにかく、それをゼロに戻してからでなきゃ、どうにもならいんじゃねーの?」

というありがたいお話しを頂いて、つかれきって泣いた。
だぁりんはとにかく泣かされたと思ったみたいで「何言われた?嫌なこといわれたんか?」と気にはしていたけれど、それよりも酔いのほうが強いみたいだった。

あたしは助けてくれないことがイヤだとか、何か言って欲しいとか、そういう感情はあまりなくて、ただただ悲しくなった。
よくわからないけど、あたしはそういう道をえらんでしまったのだから、いまさらもう遅いのだとも思ったし、いつのまにかあたしのいる世界は『玄人』でカタギなのだと思った。

マスターの口ぶりでは金を貸すというのは100万以上のことをいうらしく、300万ぐらい貸してるもんだという扱いをされた。
そういうことが出来て当然の世界なのだ。
あたしは確かにそっち側の人間で、普通の世界にはすんでいない。
ついさっきまで、自分の店でお客さんに来月誕生日なら何が欲しい?100万いないでといわれたばかりだ。
これを普通に受け入れる世界って普通なわけがない。
個人的には、バイクの免許でもとろうかと思った。
教習所と本体。
出来れば、ガソリン代フリーパスとかももらいたいけど。

今も高校生の頃の同級生とメールしているけど、最近どう?といわれても、相変わらず酒飲んで酔っ払って死んでるよとしか説明のしようがない。
今までのみ代で一番払った額とかわざわざ聞かれたら、素直に40万?と答えてあげるけど、引くなら最初から聞くなって話。
一方では月2万で生きてる友達もいるかと思うと、あたしはこっちの生活のほうが性分に合っている気がする。

ちょっとだけ稼いで、ちょっとだけ苦労して、つつましい生活。
ある程度稼いで、それなりに苦労して、よりよい生活。
やっぱり後者のほうが向上心も変われるチャンスもある。
昨日まで貧乏だろうと、明日は突然金持ちにもなるのが、この世界なら、それも悪くないなというのが、個人的な感想。