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椙本孝思のイサカ・トト・ミグス

作家、椙本孝思のメールマガジン。連載小説、書評、サラリーマンと二足ワラジな日常をマイペースに配信します。小説が好きな人も、そうでない人も、知的好奇心に忙殺される青年におつき合いください。
発行者名 椙本孝思
発行部数273部
発行周期毎週月曜日
カテゴリ 小説
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        ◆椙本孝思のイサカ・トト・ミグス◆


             -椙本 孝思-
            (Sugimoto Takashi)
                       2018年5月21日 Vol.848
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[お知らせ]

新刊発売中!

『君が何度死んでも』

著者:椙本孝思
発行:アルファポリス
価格:600円+税

紹介ページ:http://hermit.nobody.jp/books.html#novel_kimiganando

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[本日の他人言(ひとごと)]

嘘には3つの種類がある。
嘘、ひどい嘘、統計。

- ベンジャミン・ディズレーリ(政治家)-

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[ネットワーク・ポエムワーク] その591

サイト:くずし字、いろいろ
http://kuzusu.jp/


- 古代ムシュメル文明の繁栄と衰退ならびに忘却 -

今からおよそ8000年前に 世界を支配した超文明が存在した

ムシュメル文明 現代を遥かに凌駕する技術を持つ文明だった

しかし今 その文明を知る遺物は 何一つとして存在しない

なぜなら ムシュメル文明は 超エコロジー文明でもあったからだ

ムシュメル文明もまた 我らの文明とほぼ同じ足跡を辿った

狩りをして 農業をして 住居を建て 国を作った

宗教を作り 戦争をして 機械を生み出し 戦争をして

ゆっくりと しかし戻ることなく 文明を作り上げてきた

そしてある時 彼らは画期的な理論を解明した

それは 原子構造の分解と構築に関わる 破壊と創造の理論だった

世界のあらゆるものは 原子という一個単位によって作られている

動物も 植物も 木々も 虫も 機械も 原子の集合に過ぎない

つまり 原子を分解し 再構築すれば あらゆるものが生み出せる

土から水を作り 空気から肉を作り出すことも可能なのだ

この解明により ムシュメル文明は大きな転換期を迎える

何もかもを手に入れて 何もかもを消し去ることもできるようになった

土から人間を生み出して 再び土へと戻すこともできる

水から機械を生み出して 再び海へと還すこともできる

地球に一切負担をかけない 超エコロジー文明が誕生した

しかし それほどの文明を築いても 所詮は彼らも 人間だった

宇宙にまで手の届く技術を持っても 地球の平和からはほど遠かった

人々は喧嘩を繰り返し 国々の争いは絶えなかった

そして 何度目かの世界大戦の末 ムシュメル文明は完全に滅亡した

死に絶えた人々や機械は やがてプログラム通りに全て自然に還った

文明は砂漠の一粒 大河の一滴となり 後には何も残らなかった

やがて 文明から離れていた野蛮な集団が ゆっくりと文明を作り始めた

彼らはムシュメル文明の失敗を見て まずは石板に文字を刻んだ

自分たちの子孫が 再び同じ過ちを繰り返すとも知らずに

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[本日の独言(ひとこと)]

数年前に42.195キロのフルマラソンを走った。一年以上前からトレーニング
を重ねて、筋力と持久力を付けて臨んだ。別にマラソンが好きだったわけで
はない。年中デスクワークを続けていると本当に歩けなく、走れなくなるか
もという不安があったからだ。あと一生の内で一回でもフルマラソンを完走
してみたいとも思っていた。

完走して分かったことは、マラソンは手軽始められて記録も伸ばしやすい
(タイムを縮めやすい)スポーツだが、やはりプロのランナーは才能も努力
も桁違いだと知った。それと、どれだけやってもしんどいことには変わりな
いとも知った。誰でも走り出すと途中でしんどいと思うようになる。そこか
らしんどいと思い続けて足を止めるまでの差、一分か二時間かの違いが持久
力というものだ。

今、2020年に開催される東京オリンピックでのマラソンの給水所について、
走路の左側に置くか右側に置くかで意見が分かれているらしい。大会組織委
員会が走路の左側に設置を予定しているのに対して、国際陸上競技連盟が右
側への設置を提案しているそうだ。何となく左側が当たり前と思っており、
国内レースでも左側に設けることが一般的だが、国際大会では車線の違いや
選手は右利きが多いという理由で右側に設けることもあるらしい。2000年の
シドニーでも、2012年のロンドンでも給水所はほぼ右側に設置されていたそ
うだ。

右車線、左車線の違いとすればマラソンとは何の関係もない。右利きが多い
からと言えば左利きに不当なハンデを強いることにもなる。いっそ真ん中に
置けば平等だが、どう考えても走行の邪魔になる。特に規定が定められてい
ないだけに、なかなか決めにくい話にもなりそうだ。そんなことよりも猛暑
の8月に走らせるほうが異常だろう。ハワイのホノルルマラソンでもそこま
で暑くはない。頑張れを通り越して可哀想にも見えてきそうだ。いっそ給水
所はランナー各自が持っていけばいいかもしれない、点滴みたいに。

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次号(Vol.849)は2018年5月28日(月)に配信予定です。

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◆椙本孝思のイサカ・トト・ミグス◆      2018年5月21日 Vol.848
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発 行 者 : 椙本孝思(Sugimoto Takashi)
e-mail  : hermit@post.email.ne.jp
URL   : http://hermit.nobody.jp/
購読中止 : http://hermit.nobody.jp/magazine.html

発行元 : まぐまぐ   (http://www.mag2.com/) ID:106676
     melma!    (http://www.melma.com/) ID:m00086315
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[椙本孝思の作品]

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○「君が何度死んでも」
○「へたれ探偵 観察日記 たちあがれ、大仏」
○「スパイダー・ウェブ」
○「幻双城事件 仮面の王子と移動密室」
○「へたれ探偵 観察日記」
○「庵谷高校の死神―閉ざされた校舎と見知らぬクラスメイト」
○「露壜村事件 -生き神少女とザンサツの夜- 」
○「バジリスク 寄生生物」
○「タイムカプセル」
○「昆虫部」
○「時間島」
○「天空高事件 -放課後探偵とサツジン連鎖-」
○「雨の降る夜、死霊メールが」
○「THE QUIZ」
○「SPOOKY」
○「魔神館事件 -夏と少女とサツリク風景-」
○「明日、キャロラインカフェで」
○「THE CHAT Ver.2.1」
○「THE CHAT」
○「やがて世界は詩に至る」

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