漫画家へGO プロ漫画家インタビュー

No. 2THE NEW GATE
三輪ヨシユキ先生

わたしの履歴書

第1回 子供の頃から好きだった落書きが、いつしか漫画家への原動力に!

実は、漫画家を目指していたわけではなかった!?

――漫画家インタビュー二人目の先生は、11月下旬にコミックス「THE NEW GATE」3巻が発売予定の三輪ヨシユキ先生にご登場願いました! まず、お聞きしたいのが漫画家を目指した、もしくは意識したのは何歳ごろですか?

実は、最初漫画家を目指していたわけではないんです。そもそも子供の頃、島に住んでいてしかも結構な田舎で本屋があまりないという環境だったので、漫画自体ほとんど読んだことがなかったんです。ですから、意識したのはいつと言われると……専門学校でイラスト専攻に入ったときに授業で、初めて漫画の描き方に触れた時が最初です。

――えっ、そうだったんですか! でも専門学校のイラスト専攻に入ったという事は、絵は好きだった? 

自分ネタ、可愛い女の子、「THE NEW GATE」の落書きなど、現在も色々な落書きをツイッター上でアップしています。

絵は昔から好きで、親が言うには2〜3歳くらいから、外で遊ぶより、家の中で〇や△、線などを組み合わせたりして人や動物など色々描いていたそうなのですが、自分で本格的に絵を意識して描いたのは、小学生の時ですね。当時毎週土曜日、アニメのゴールデンタイムと言うものがあって「ドラゴンボール」や「幽遊白書」や「セーラームーン」が放映されていてそれにドハマリ。それを見て真似して描いていました。もう悟空とか、授業中ノートの端とかに延々と(笑)。それと「SLAM DUNK」も大好きでよく落書きしてました。

――なるほど、では落書きから本格的に絵を描き始めたのはいつですか? 誰かにならったりとか、中学生とかになって美術部とかに入部したりしたのですか?

いえそれが、落書きは自分の趣味としてずっと描いてはいたんですが絵を本格的に描こうと思ったことはなく、クラブもテニス部に所属してました。ですので、中・高と絵や漫画をプロとして意識したことはほとんどなかったんです。

――そんな三輪さんがなぜイラスト科のある専門学校に入ろうと?

高校3年になると進路指導がありますよね。そこで将来何したいんだって聞かれたら、考え込んじゃって。どうしようかと思ったとき、ずっと落書きですけど絵を描いていたので、ぽろっと絵を描いて暮らしたい。みたいなことを言ったら、後日、絵関係の学科がある専門学校のパンフレットをもってきてくれて。あ、本気にしてくれたんだ、絵を勉強するところってあるんだ、って。それで専門学校のイラスト専攻に通って勉強する事にしたんです。

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