――それでは、今後の目標をお聞きしたいのですが。
竿尾とりあえず今は「「ゲート」を描き切る!」です。外伝はどうするんだろう、とは思っていますが(笑)
担当僕は外伝を本編に再構成して組み込んだのが「外伝は自分がやる!」という竿尾さんの意志だと思ってましたよ(笑)
竿尾やりたいという野望はありますが、その前にまず、本編を描き切りたいですね。
担当あと何年くらいかかりますかね……。
竿尾さあ……。
――原作も長編ですしね。
竿尾これでもけっこうエピソードは詰め込んでますからね。
――毎月の掲載ページ数は決まっているんですか?
竿尾決まってはいませんが、多い分にはいくらでも、と(笑)
担当むしろ増やしてもらいたいんです(笑)。でも40ページを超えると、竿尾さんがちょっとキツいかな? と感じますね。
竿尾50ページくらいになると、締め切り2日前くらいからほぼ徹夜ですしね。
担当そこはお互い、都合のいいところを取っていければと思います。
――まだ何年も続くシリーズでしょうし、うまくバランスを取っていきたいところですよね。では最後に、これから漫画家デビューを目指す方や、若い漫画家さんへのアドバイスをお願いします。
竿尾投稿する時は自分の好きなものを描く、ということですね。自分みたいに、好きなものだけ描いてやってきた人っていうのも少ないですけど(笑)
――作者さん自身が楽しんで描いているものがやっぱり一番面白いと思うので、そこは大事だと思います。
竿尾あと最初くらいは、仕上げまで自分で全部やるのは大事だと思います。例えば自分で描けない部分をアシスタントさんに描いてもらう、というのではなく、まずは自分で描こうとしないと描けなくなってしまうと思うんです。自分で経験しておかないと指示もできないですし。
――確かに、人任せにしていると画力がなくなってしまいますよね。
竿尾単純に楽しくないんじゃないかなー、と思ってしまいます。
――自分が絵を描くことが好きじゃないと続かない職業ですし、そのあたりのバランスの取り方は大事ですね。今回はお忙しい中、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
竿尾こちらこそ、ありがとうございました。
2017.02.01
自分の「好き」を、マイペースに貫いて至った漫画家への道2017.02.08
竿尾先生の制作ツール&作業環境、スケジュールを大公開!2017.02.15
迫力の画面の裏側に迫る?「ゲート」の作業工程を大公開!2017.02.22
これが「ゲート」の制作秘話? 担当編集との打ち明け話