私にした事を忘れたとは言わせません

「わたしが聖女であると分かったからと言って、過去が綺麗さっぱり無くなる筈がないって分からないんですか?」

選定の儀。
代々、聖女は国を代表する四大公爵家。
その子女から選ばれる事が決まっていた。

魔法の才能が絶望的なまでにないから。
という理由で落ちこぼれと呼ばれていたわたし、ユフィ・ストロークは周囲から日々陰口を叩かれていた。

それは、公爵家の人間として相応しくないだ。
ストローク家が哀れだ。こんな落ちこぼれが選定の儀に挑む事すら代々の聖女に対する侮辱であるだ。それはもう、散々に。
そして次代の国王陛下と認識されていた王太子までもが。

そんなわたしが実に面白い事に選定の儀にて、聖女として指名されてしまったらしい。
だから、これまでの鬱憤を晴らしてやる事にした。

「聖女である人間をこれまで散々、虐げてましたよね。あーあ。これからの聖女としての政務なんてぜーんぶ放り投げてしまいたいなぁ。え? それはだめ? うーん。あ! それじゃあ誠意を見せて下さい。散々陰口叩かれ続けてたわたしが納得出来るだけの誠意を、ね」
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