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ママのお誕生日プレゼント 2
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柊二視点
「ただいま」
「ぃぁ…」
ねむねむな柚は必死に瞼を上げているが…もう限界か。
早いとこ雫を探さないと…。
「そこの君、雫は?」
「それが…旦那様方が出立された後お部屋に閉じこもってしまって…」
柚の言葉に傷ついて…だろうな。
…謝るのは無理そうか。
とりあえず行くだけ行ってみよう。
コンコン。
「雫、入るよ」
部屋に入ると…ソファーに腰掛けて雫はアルバムを捲っていた。
「…あら…帰ったの…おかえり」
声にも元気がない。
「まま…」
「ほら、柚もうちょっとだけ頑張れる?それ渡すんでしょ」
「うん…」
雫の横に座らせると雫にしなだれかかり、大事に握っていたクレープを差し出した。
「ままに…あげる…」
「まぁ…」
「…ごめ…しゃぃ……すぅ…すぅ…」
「…私こそごめんなさいね」
謝ったあと、すぐに眠ってしまった。
「…雫、話しちゃうけどね…柚が雫を連れていきたくなかったのは…雫の誕生日プレゼントを買っていたからなんだ」
「私の…?」
「…サプライズにしようかって教えたから柚なりに内緒にしようと頑張ってたんだよ。でも言い方が分からなくてああなっちゃったみたい」
「…私の…」
雫は柚を優しく抱きしめた。
「ありがとう…柚…」
「…今話しちゃったけど…柚寝てるし一応サプライズって事にしてくれない?明日注文したやつが届くから」
「驚いたフリをすればいいのね」
「ごめんね」
「フリなんかしなくても嬉しいものよ」
なんか柚の明日の服はリボンたっぷりのものらしいけど。
多分柚がプレゼントって意味なんだろうな、本人気づかないけど。
「…あらあら」
柚の渡したクレープは…
柚の手の熱でちょっとクリームが溶けてくたびれていた。
ちょこんと齧り跡があるのが可愛らしい。
「ただいま」
「ぃぁ…」
ねむねむな柚は必死に瞼を上げているが…もう限界か。
早いとこ雫を探さないと…。
「そこの君、雫は?」
「それが…旦那様方が出立された後お部屋に閉じこもってしまって…」
柚の言葉に傷ついて…だろうな。
…謝るのは無理そうか。
とりあえず行くだけ行ってみよう。
コンコン。
「雫、入るよ」
部屋に入ると…ソファーに腰掛けて雫はアルバムを捲っていた。
「…あら…帰ったの…おかえり」
声にも元気がない。
「まま…」
「ほら、柚もうちょっとだけ頑張れる?それ渡すんでしょ」
「うん…」
雫の横に座らせると雫にしなだれかかり、大事に握っていたクレープを差し出した。
「ままに…あげる…」
「まぁ…」
「…ごめ…しゃぃ……すぅ…すぅ…」
「…私こそごめんなさいね」
謝ったあと、すぐに眠ってしまった。
「…雫、話しちゃうけどね…柚が雫を連れていきたくなかったのは…雫の誕生日プレゼントを買っていたからなんだ」
「私の…?」
「…サプライズにしようかって教えたから柚なりに内緒にしようと頑張ってたんだよ。でも言い方が分からなくてああなっちゃったみたい」
「…私の…」
雫は柚を優しく抱きしめた。
「ありがとう…柚…」
「…今話しちゃったけど…柚寝てるし一応サプライズって事にしてくれない?明日注文したやつが届くから」
「驚いたフリをすればいいのね」
「ごめんね」
「フリなんかしなくても嬉しいものよ」
なんか柚の明日の服はリボンたっぷりのものらしいけど。
多分柚がプレゼントって意味なんだろうな、本人気づかないけど。
「…あらあら」
柚の渡したクレープは…
柚の手の熱でちょっとクリームが溶けてくたびれていた。
ちょこんと齧り跡があるのが可愛らしい。
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