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本編
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「番様ーお土産持ってき………」
ジェイドさんは扉を開けてその状態で固まった。
「あらあら。緑の主ともあろう者が伴侶持ちのそれも竜王様の番様の元へ竜王様無しで来るんですねぇ…ふふ」
「フィオナさん!!マジすんませんっした!!俺の考えが浅はかでした!!」
「え…?」
…フィオナ…さん?
「…番様の前で…はぁ」
「ひっ!!マジ…マジお仕置だけはご勘弁を…」
「…フィオナ…?」
「はい。なんでしょうか?」
「あの…ジェイドさんに…お茶…その…」
「…客人ではないですから必要ないですよ」
え…でも…すごくいっぱい汗出てるし…お茶飲んだ方がいいんじゃ…?
「番様にもこの部屋の主としての立ち振る舞いを教えるとして…緑。あなたはいつまでそうしているんです?番様の視界を汚さないでくださいまし」
「は、はい…すみません…」
「…ジェイドさん…どうぞ」
僕は震える手でカップを差し出した。
「番様…?それ…」
「じ、自分で…やりました…フィオナほど…美味しくないと…思います…けど…」
「あ、あざす…」
ジェイドさんは僕の入れたお茶を飲み干すとすぐに立ち上がった。
「もうこうなりゃお土産だけ渡して行くしかないっすよね!!はい、これ」
僕の手に載せられたのは…羽?
「不死鳥の羽っす。超激レアものなんすけど番様の婚約祝いということでどうぞ」
「…僕に…?」
「番様。貰っておいてください。フェニックスの羽は防護の加護が付いていますので肌身離さず持っていてくださいな」
「…サトに…あげます」
「竜王様に?」
防護の加護がついているのなら僕はサトのことを守って欲しい。サトはいつも弱い僕を守ってくれているけど僕はサトのことを守ってあげられないから…。
「番様…」
「んー…じゃあ竜王様にもまた持ってくるっすからそれは番様が持っているっす!!」
「…ありがとう…ございます」
ほにゃりと笑ってみた。
僕が笑顔を浮かべるとフィオナやサトはとっても喜んでくれるから。…ジェイドさんはどうなるだろう?
「「(あー…可愛い!!)」」
ジェイドさんは扉を開けてその状態で固まった。
「あらあら。緑の主ともあろう者が伴侶持ちのそれも竜王様の番様の元へ竜王様無しで来るんですねぇ…ふふ」
「フィオナさん!!マジすんませんっした!!俺の考えが浅はかでした!!」
「え…?」
…フィオナ…さん?
「…番様の前で…はぁ」
「ひっ!!マジ…マジお仕置だけはご勘弁を…」
「…フィオナ…?」
「はい。なんでしょうか?」
「あの…ジェイドさんに…お茶…その…」
「…客人ではないですから必要ないですよ」
え…でも…すごくいっぱい汗出てるし…お茶飲んだ方がいいんじゃ…?
「番様にもこの部屋の主としての立ち振る舞いを教えるとして…緑。あなたはいつまでそうしているんです?番様の視界を汚さないでくださいまし」
「は、はい…すみません…」
「…ジェイドさん…どうぞ」
僕は震える手でカップを差し出した。
「番様…?それ…」
「じ、自分で…やりました…フィオナほど…美味しくないと…思います…けど…」
「あ、あざす…」
ジェイドさんは僕の入れたお茶を飲み干すとすぐに立ち上がった。
「もうこうなりゃお土産だけ渡して行くしかないっすよね!!はい、これ」
僕の手に載せられたのは…羽?
「不死鳥の羽っす。超激レアものなんすけど番様の婚約祝いということでどうぞ」
「…僕に…?」
「番様。貰っておいてください。フェニックスの羽は防護の加護が付いていますので肌身離さず持っていてくださいな」
「…サトに…あげます」
「竜王様に?」
防護の加護がついているのなら僕はサトのことを守って欲しい。サトはいつも弱い僕を守ってくれているけど僕はサトのことを守ってあげられないから…。
「番様…」
「んー…じゃあ竜王様にもまた持ってくるっすからそれは番様が持っているっす!!」
「…ありがとう…ございます」
ほにゃりと笑ってみた。
僕が笑顔を浮かべるとフィオナやサトはとっても喜んでくれるから。…ジェイドさんはどうなるだろう?
「「(あー…可愛い!!)」」
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