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第一章 塔の上から見た異世界
40, 人殺し?
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必死に走り、地下階段に飛び込むと、その場に座り込んでハァハァと肩で息をした。
大理石でできた壁には温かなあかりが灯り、なんだかホッとする。
――異世界タウンデビュー、まさかのトラブルフィニッシュである。
「なんか……すっごい疲れた……」
そうぼやきながら、私はトロリー車に乗り込んだ。
そこで赤い鳥が一言。
『そろそろ魔力が限界じゃ。本体に戻るからミカはこのまま塔に帰るのじゃ。塔の仕掛けは全てミカの魔力にも反応するようになっとる……あとはどうにでもなるじゃろう』
「えっ!? ちょ、待ってよ師匠――!」
私の叫びも虚しく、赤い鳥はスッと消えてしまった。
……そんなぁ。
思念体とはいえ、師匠の声が聞こえるだけで心強かったのに。いざ一人になると、不安がどっと押し寄せてくる。
トロリー車のガラスがわずかに光っていて完全な暗闇ではないけれど、ひとり密室は精神にクる。
魔力を流して外の景色を映すと、夜の森――不気味なまでに静まり返った風景に覆われた。
時折、獣の目がピカッと光るのが余計に怖い。
「うん、見なきゃよかった」
と速攻でガラスを切り替えたら、今度はトンネルの岩壁。
これはこれで怖い。
一人でいることがこんなに怖いと思ったことなんて今までなかった。
どんなに適当なことばかり言われても、たとえ人形や赤い鳥の姿でもそこに師匠がいるというだけで、私は心強く感じていたのだと改めて分かった。
瞳を閉じ、ふかふかのソファーに身を委ねる……だんだんと意識が遠のく……
それから、私は塔の地下に辿り着くまで夢の中でたゆたっていた。
……どれくらいの時間が経ったのだろう……ふと気がつくと、トロリー車は既に停車していた。
ふかふかのソファーから体を起こす。私はいつの間にかすっかり寝てしまったらしい。
地下室の階段を登ってエントランスに向かうと、魔法陣に魔力を流し、魔法陣部屋に帰還。
それからすぐにキッチンに行って食材を床に埋め込まれた保管庫に入れる。
この保管庫は劣化防止魔法が施されているので食品が入れた時の状態で保管されると師匠が言っていた。
疲れた……こんな時にはあのゴージャス温泉にゆっくり浸かるに限るわ。
見た目は六歳児でも、中身は相変わらずアラフォー思考。
お風呂でリラックスタイムを満喫したあとは、天蓋付きふかふかベッドに身を沈めた。
ふと師匠のことが気になったけど、よく考えると人形の姿とはいえ地圏の大魔女がそう簡単にどうこうなるとは思えない。
ましてや、師匠を強奪したのは十歳の小娘である。
そのことを思い出し私は自分自身に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせて眠りについたのだった。
翌日、昨日買って来たばかりのチュニックとパンツに着替える。
やっぱり私にはパンツスタイルが一番合っていると思う。
若干、男の子に見えなくはないけど、そんなことは気にしない。
動きやすさが一番なのだ。
朝食はハムエッグにサラダ、それとご飯。
炊飯器はどこ?
と思ってキッチンの壁にのあちこちに魔力を流してみたら思った通り、あちこちに隠れ収納が見つかったのだ。
その中の一つの鍋に、魔力を流してみたら炊飯器との表示が浮き出てきたのだ。
なぜ、隠すのかは意味不明だけど、どうせ師匠のことだから見栄えが悪いとか言いそうだ。
何はともあれ、お米が食べられたのはめちゃくちゃ嬉しい。
でも、やっぱりこの塔に一人は寂しい。
気を紛らわすために攻撃魔法を習得すべく訓練室に通う。
あの時、攫われそうになって魔力を解放したら、爆音と共に男の人が吹っ飛んだ。
きっと、あの後騒ぎになっただろう。私が逃げる時は、もう既に町中にざわめきが広がっていたみたいだし。
だから、もっと静かに倒せる攻撃魔法を習得するべきだと思った。
訓練室に入ると、石造りの壁に蝋燭の火がゆらめいている。
私は石壁に向かって空気砲を手のひらから放射する。
でも、ポシュッという小さな音が鳴ったのはわかったけど、全く攻撃とはいえない。
「うーん、どうしてだろう? ちゃんと空気が圧縮できてない?」
私はその理由を調べようと図書室に足を向ける。
そこで分かったのは、魔法がうまく発動できない理由の一つに「心の状態に影響する」と記されていた。
思い当たるのは、町中で放出した魔力によってあの男を殺してしまったのではないかと心に引っかかっていることだ。
ぐったりと壁に項垂れるように倒れていた男の姿が頭にこびりついて離れない。
やっぱり確かめに行った方がいいだろうか?
でも、また攫われそうになったら?
その時はあの時と同じように魔力を放出するの?
そんなことになったら逆効果になりかねない。
「うーん、どうしよう……困ったな」
そう呟くと
『何をそんなに困っておるのじゃ?』
私の耳にあの懐かしい師匠の声が届いた。
……懐かしいといっても一日振りだけど、一人の時間はとかく長く感じるものなのだ。
「師匠~」
思念体とはいえ、そこに師匠がいると思うだけで心強く感じる。
『それで、何が困っているのじゃ?』
「えっと、攫われそうになった時、私が魔力を放出した途端あの男の人倒れていたでしょ? もしかして殺しちゃったんじゃないかと思って……」
『おお、そのことか。死んでおらんよ。騎士たちが話しているのを聞いたからな。間違いないじゃろう』
「本当に? よかったぁ!」
私は師匠の言葉にこれまで心の中にあった黒いモヤが霧散したように感じた。
『お人よしじゃのう。人攫いに同情の余地は必要ないぞ』
「同情じゃなくて心情的な問題よ。なんか後味が悪いっていうか、人殺しって道徳的にどうなのかとか……なんか心に重くのしかかるっていうか……」
「ふむ、そういうもんかのう。あやつは子供をさらって売り捌いてた犯罪組織の一員だったようじゃな。町の者たちは、なんであんな場所に倒れていたのか、その直前に聞いた爆発音はなんだったのか、不思議がっておったが、まあ、問題なかろう」
「え? 問題ないの?」
『結果的には犯罪者が捕まったのじゃ、ミカはよくやったと思うぞ』
私はふうっと安堵の息を吐いた。
捕まえようと思ったわけじゃないけど……少なくとも、人殺しじゃなかった。それだけで、私は心が軽くなったのだった。
大理石でできた壁には温かなあかりが灯り、なんだかホッとする。
――異世界タウンデビュー、まさかのトラブルフィニッシュである。
「なんか……すっごい疲れた……」
そうぼやきながら、私はトロリー車に乗り込んだ。
そこで赤い鳥が一言。
『そろそろ魔力が限界じゃ。本体に戻るからミカはこのまま塔に帰るのじゃ。塔の仕掛けは全てミカの魔力にも反応するようになっとる……あとはどうにでもなるじゃろう』
「えっ!? ちょ、待ってよ師匠――!」
私の叫びも虚しく、赤い鳥はスッと消えてしまった。
……そんなぁ。
思念体とはいえ、師匠の声が聞こえるだけで心強かったのに。いざ一人になると、不安がどっと押し寄せてくる。
トロリー車のガラスがわずかに光っていて完全な暗闇ではないけれど、ひとり密室は精神にクる。
魔力を流して外の景色を映すと、夜の森――不気味なまでに静まり返った風景に覆われた。
時折、獣の目がピカッと光るのが余計に怖い。
「うん、見なきゃよかった」
と速攻でガラスを切り替えたら、今度はトンネルの岩壁。
これはこれで怖い。
一人でいることがこんなに怖いと思ったことなんて今までなかった。
どんなに適当なことばかり言われても、たとえ人形や赤い鳥の姿でもそこに師匠がいるというだけで、私は心強く感じていたのだと改めて分かった。
瞳を閉じ、ふかふかのソファーに身を委ねる……だんだんと意識が遠のく……
それから、私は塔の地下に辿り着くまで夢の中でたゆたっていた。
……どれくらいの時間が経ったのだろう……ふと気がつくと、トロリー車は既に停車していた。
ふかふかのソファーから体を起こす。私はいつの間にかすっかり寝てしまったらしい。
地下室の階段を登ってエントランスに向かうと、魔法陣に魔力を流し、魔法陣部屋に帰還。
それからすぐにキッチンに行って食材を床に埋め込まれた保管庫に入れる。
この保管庫は劣化防止魔法が施されているので食品が入れた時の状態で保管されると師匠が言っていた。
疲れた……こんな時にはあのゴージャス温泉にゆっくり浸かるに限るわ。
見た目は六歳児でも、中身は相変わらずアラフォー思考。
お風呂でリラックスタイムを満喫したあとは、天蓋付きふかふかベッドに身を沈めた。
ふと師匠のことが気になったけど、よく考えると人形の姿とはいえ地圏の大魔女がそう簡単にどうこうなるとは思えない。
ましてや、師匠を強奪したのは十歳の小娘である。
そのことを思い出し私は自分自身に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせて眠りについたのだった。
翌日、昨日買って来たばかりのチュニックとパンツに着替える。
やっぱり私にはパンツスタイルが一番合っていると思う。
若干、男の子に見えなくはないけど、そんなことは気にしない。
動きやすさが一番なのだ。
朝食はハムエッグにサラダ、それとご飯。
炊飯器はどこ?
と思ってキッチンの壁にのあちこちに魔力を流してみたら思った通り、あちこちに隠れ収納が見つかったのだ。
その中の一つの鍋に、魔力を流してみたら炊飯器との表示が浮き出てきたのだ。
なぜ、隠すのかは意味不明だけど、どうせ師匠のことだから見栄えが悪いとか言いそうだ。
何はともあれ、お米が食べられたのはめちゃくちゃ嬉しい。
でも、やっぱりこの塔に一人は寂しい。
気を紛らわすために攻撃魔法を習得すべく訓練室に通う。
あの時、攫われそうになって魔力を解放したら、爆音と共に男の人が吹っ飛んだ。
きっと、あの後騒ぎになっただろう。私が逃げる時は、もう既に町中にざわめきが広がっていたみたいだし。
だから、もっと静かに倒せる攻撃魔法を習得するべきだと思った。
訓練室に入ると、石造りの壁に蝋燭の火がゆらめいている。
私は石壁に向かって空気砲を手のひらから放射する。
でも、ポシュッという小さな音が鳴ったのはわかったけど、全く攻撃とはいえない。
「うーん、どうしてだろう? ちゃんと空気が圧縮できてない?」
私はその理由を調べようと図書室に足を向ける。
そこで分かったのは、魔法がうまく発動できない理由の一つに「心の状態に影響する」と記されていた。
思い当たるのは、町中で放出した魔力によってあの男を殺してしまったのではないかと心に引っかかっていることだ。
ぐったりと壁に項垂れるように倒れていた男の姿が頭にこびりついて離れない。
やっぱり確かめに行った方がいいだろうか?
でも、また攫われそうになったら?
その時はあの時と同じように魔力を放出するの?
そんなことになったら逆効果になりかねない。
「うーん、どうしよう……困ったな」
そう呟くと
『何をそんなに困っておるのじゃ?』
私の耳にあの懐かしい師匠の声が届いた。
……懐かしいといっても一日振りだけど、一人の時間はとかく長く感じるものなのだ。
「師匠~」
思念体とはいえ、そこに師匠がいると思うだけで心強く感じる。
『それで、何が困っているのじゃ?』
「えっと、攫われそうになった時、私が魔力を放出した途端あの男の人倒れていたでしょ? もしかして殺しちゃったんじゃないかと思って……」
『おお、そのことか。死んでおらんよ。騎士たちが話しているのを聞いたからな。間違いないじゃろう』
「本当に? よかったぁ!」
私は師匠の言葉にこれまで心の中にあった黒いモヤが霧散したように感じた。
『お人よしじゃのう。人攫いに同情の余地は必要ないぞ』
「同情じゃなくて心情的な問題よ。なんか後味が悪いっていうか、人殺しって道徳的にどうなのかとか……なんか心に重くのしかかるっていうか……」
「ふむ、そういうもんかのう。あやつは子供をさらって売り捌いてた犯罪組織の一員だったようじゃな。町の者たちは、なんであんな場所に倒れていたのか、その直前に聞いた爆発音はなんだったのか、不思議がっておったが、まあ、問題なかろう」
「え? 問題ないの?」
『結果的には犯罪者が捕まったのじゃ、ミカはよくやったと思うぞ』
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