杖職人のすごしかた〜聖女殺しと呼ばれる公爵令嬢は、今日もせっせと杖を生み出す〜


「聖女殺し」「姉殺し」「娘殺し」「妻殺し」そして──「母殺し」。10年前の大惨事が、すべての始まりだった。
 国民から恨まれ、家族から憎まれ、日々を過ごすヴァンベール公爵家の長女 アナスタシア。顔を仮面で隠すことを言いつけられ、行動を制限される日々を過ごす彼女には、誰にも知られていない秘密があった。それは、魔法師や魔法治癒師よりも重宝されはじめた『杖職人(ワンドクラフター)』として、今日もせっせと精霊の力を借り魔法の杖を生み出しているということ。
 そんなアナスタシアの前に、見目麗しい、不思議な青年が現れた。
 青年は、孤独な彼女にこう告げる──「君も大切な母を失くしたひとりだ。悲しんだっていい。君の悲しみを許さない者がいるというなら、俺がそれを許さない」
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