【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい

文字の大きさ
3 / 36

3.ラディアスとの夜 ② *

しおりを挟む

「初めてなので、優しくしてください…」

ラディアスは、ふっと笑った。

「俺もだ。実は、先程から異常に緊張している。優しく出来るように努めるが、嫌なことは、はっきり言ってくれたら嬉しい。」

「初めて…なのですか…?お優しくて、そんな感じに思えなかったので…」

「ん?どんな感じだった?口付けも少しは心地良かったか?」

「はい…ふわふわしました…」

ラディアスは嬉しさが込み上げ、ミルゼに口付けた。
啄むような口付けから、深くなるとミルゼも必死に応えようとする。
その愛らしい反応が、またラディアスを喜ばせ、昂らせることも知らずに。

「ミルゼの全てが見たい。」

ナイトドレスを脱がされ、胸に手を当てて恥ずかしがるミルゼを、ラディアスは露わにしていく。
ラディアスもガウンを脱ぎ捨て、ミルゼの白い肌と撓な乳房にしゃぶり付いた。

「あぁあ…ラディアス様…」

ラディアスは、夢中で乳房に無数の吸い痕を付け、赤く染まった乳首をしゃぶった。
充分に乳首が立つと、舌先で潰すように転がし、ミルゼが身を捩る姿を悦んだ。

「ミルゼ、善いか?」

「体が熱くて変になりそうです…ラディアス様は?」

「俺も同じだ。ミルゼが感じている姿に興奮する…ミルゼ、下も可愛がるから、感覚だけを追え。」

ラディアスはミルゼの膝裏を左右に開き、まだ誰にも見せたことのない秘所を露わにした。
顔を近付けると、陰唇がぬめぬめと濡れていて、甘い香りがする。
ラディアスは、ミルゼも感じていたことが嬉しくなる。

ラディアスの指は、くるくると陰核の包皮を剥いて、花芽を露わにする。
小さくて可愛い花芽にラディアスが吸い付くと、ミルゼは腰を捩り逃げようとする。

「ミルゼ、逃げないで?ここは、とても善いらしいから。」

ラディアスはミルゼの腰を力強く押さえ、花芽をちゅうちゅうと吸い出し、舌で舐る。

「でも、ラディアス様、そこは…あぁぁ、おかしくなります!変なのです!!あぁん、いゃ、ラディアスさまぁ…んんっ、だめぇ、何か、来るっ!あァァァ!!」

ミルゼがぐったりと脱力したのを見て、ラディアスは満足だ。

「ミルゼ、達したのだね。そういう時は、俺に『イく』と言って教えてくれ。」

「い、く…?」

「そうだ。頭が真っ白になる位に気持ち良くなること、だそうだ。本に書いてあった。」

本の知識を話すことが気恥ずかしいのか、ラディアスは真っ赤になった。
そんなラディアスを可愛いと思い、ミルゼのガチガチだった心は安心した。

「ラディアス様、さっきまでの緊張が解けました。優しくしてくださって、ありがとうございます。」

やわらかな表情で微笑むミルゼに、ラディアスの心はドキドキが止まらない。

(ミルゼと繋がりたい。でも、まだ解さないと…)

「ミルゼ、今度は指で解すからね?ゆっくりやるけど、痛かったら教えて?」

「指………はい…」

ミルゼの濡れた陰唇に、ゆっくりゆっくり指を入れると、狭くてキツい膣内にラディアスは感動する。

(今すぐここに挿れたら、絶対に気持ち良い…でも、まだダメだ。ちゃんと解さないとミルゼにつらい想いをさせるな…ゆっくり、ゆっくりだ。焦るな、俺。)

ラディアスは慎重に指を出し入れし、ミルゼの体がぴくんと跳ねる所を見つけた。

「あっ、ラディアス様!そこ、変です、あぁん、だめっ、擦らないでください!!」

「ここかい?善いんだね、ここが。たくさん擦ってあげる。ほら、善いだろう?」

「あああー、だめ、へん、に、なるっ!イく、イっちゃいますっ!!」

ミルゼが腰を震わせ二度目の絶頂を迎えた。
ラディアスも興奮し、亀頭の先端から先走りが垂れるのを感じた。

「ミルゼ、挿れるね。痛いと思うが、ゆっくり挿れるから耐えてくれ。」

達した直後で、まだぼんやりしていたミルゼは、挿れるという意味が分かっていなかったが、次の瞬間、体を引き裂かれそうな痛みを感じた。

「い、痛い…ラディアス様…」

「すまない。我慢出来るか?」

「はい、だ、大丈夫です…」

嘘だと分かっていて、ミルゼが可愛くもあり可哀想でもあったが、ラディアスはもう止められない。

「すまない、ミルゼ。奥まで挿れる。」

グッと腰が入り、膣内にズキンと痛みを感じてもミルゼは耐えた。
ラディアスが優しくしてくれる気持ちに応えたかったからだ。
ぎゅっと目を閉じて痛みに耐えるミルゼを見て、ラディアスはまた興奮した。

「ミルゼ、入ったよ。しばらくこのままで居よう。」

ラディアスが優しく口付けると、ミルゼは痛みが和らぐ気がした。

(ラディアス様はお優しい。ずっとこの方の妻で居られたらいいのに…)

ミルゼはラディアスの頬に手を当て、自分から深く口付けた。
すると、ラディアスが「ううっ!」と唸って、お腹にあたたかさが広がった。

「ミルゼ、それは反則だ…出てしまったじゃないか…」

ラディアスは恥ずかしそうに、ミルゼの首元に顔を埋めた。
はぁと息を吐くラディアスに愛おしさを感じて、ミルゼは嬉しかった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

パーキングエリアに置いていかれたマシュマロボディの彼女は、運ちゃんに拾われた話

狭山雪菜
恋愛
詩央里は彼氏と1泊2日の旅行に行くハズがくだらないケンカをしたために、パーキングエリアに置き去りにされてしまった。 パーキングエリアのフードコートで、どうするか悩んでいたら、運送会社の浩二に途中の出口に下ろすと言われ、連れて行ってもらう事にした。 しかし、2人で話していく内に趣味や彼に惹かれていって… この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

結婚したくない王女は一夜限りの相手を求めて彷徨ったら熊男に国を挙げて捜索された

狭山雪菜
恋愛
フウモ王国の第三王女のミネルヴァは、側室だった母の教えの政略結婚なら拒絶をとの言葉に大人しく生きていた 成人を迎える20歳の時、国王から隣国の王子との縁談が決まったと言われ人物像に反発し、結婚を無くすために策を練った ある日、お忍びで町で買い物をしていると、熊男に体当たりされその行く先々に彼が現れた 酒場で話していると、お互い惹かれ合っている事に気が付き……… この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる

狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。 しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で……… こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。

図書館の秘密事〜公爵様が好きになったのは、国王陛下の側妃候補の令嬢〜

狭山雪菜
恋愛
ディーナ・グリゼルダ・アチェールは、ヴィラン公国の宰相として働くアチェール公爵の次女として生まれた。 姉は王子の婚約者候補となっていたが生まれつき身体が弱く、姉が王族へ嫁ぐのに不安となっていた公爵家は、次女であるディーナが姉の代わりが務まるように、王子の第二婚約者候補として成人を迎えた。 いつからか新たな婚約者が出ないディーナに、もしかしたら王子の側妃になるんじゃないかと噂が立った。 王妃教育の他にも家庭教師をつけられ、勉強が好きになったディーナは、毎日のように図書館へと運んでいた。その時に出会ったトロッツィ公爵当主のルキアーノと出会って、いつからか彼の事を好きとなっていた… こちらの作品は「小説家になろう」にも、掲載されています。

週1くるパン屋の常連さんは伝説の騎士様だった〜最近ではほぼ毎日ご来店、ありがとうございます〜

狭山雪菜
恋愛
パン屋に勤めるマチルダは平民だった。ある日、国民的人気の騎士団員に、夜遅いからと送られたのだが… この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています。

毎週金曜日、午後9時にホテルで

狭山雪菜
恋愛
柳瀬史恵は、輸入雑貨の通販会社の経理事務をしている28歳の女だ。 同期入社の内藤秋人は営業部のエースで、よく経費について喧嘩をしていた。そんな二人は犬猿の仲として社内でも有名だったけど、毎週金曜日になると二人の間には…? 不定期更新です。 こちらの作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた

狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた 当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

婚約破棄された令嬢は騎士団長に溺愛される

狭山雪菜
恋愛
マリアは学園卒業後の社交場で、王太子から婚約破棄を言い渡されるがそもそも婚約者候補であり、まだ正式な婚約者じゃなかった 公の場で婚約破棄されたマリアは縁談の話が来なくなり、このままじゃ一生独身と落ち込む すると、友人のエリカが気分転換に騎士団員への慰労会へ誘ってくれて… 全編甘々を目指しています。 この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

処理中です...