9 / 156
9 前世の落とし前
竜王国で活動している部隊から、定期報告が届いた。
報告は決して文書で残さない。万が一、私が命じたことが発覚すれば、男爵としての地位だけでなく、命すら危うくなる可能性がある。それほどのことを彼らに命じている自覚はある。
「ターゲットの前国王は、薬により最大限の苦痛を与えた後、半年後に絶命したとのことです。元々高齢でしたので、治療に当たった者たちは称賛されるべきでしょう」
社長補佐のマルクスが、淡々と報告を続ける。彼は後ろ暗い仕事を一手に引き受けている男だ。
竜王国の前国王。彼は前世の「彼女」を妾として囲い、地位を利用して彼女を弄び続けた。既に八十を超えていた老い先短い彼を、私はできるだけ長く苦しませるつもりだったが、寿命には抗えない。死が訪れる前に、できる限りの苦痛と絶望を味わわせる必要があった。
身体の自由を奪い、関節に鋭い痛みを走らせる薬を盛らせた。
前国王のような立場の者なら、丁寧に介護され、全身を拭かれるたびに、針で刺されるような激痛を感じるだろう。そして、胃に直接食事を流し込まれ、生かされ続ける。
どれほどの苦痛と恐怖を抱きながら死んだのか、直接確認することはできなかったが、それでも満足だ。彼が自然死ではなく、私の意志によって命を絶たれた事実にこそ意味がある。
他のターゲットたちの進捗に関しても報告を受ける。
例えば、前世の彼女に嫉妬し、恥辱と痛みを与えた元王女。彼女には「事故」として視力と聴力、さらに両脚を失わせた。嫁ぎ先にも手を回し、手厚い介護を受けられない環境に追いやっている。しかし、それでも彼女が前世で受けた苦しみの償いには到底及ばない。
さらに、前国王の息子である現国王も彼女に手を出した。彼の心身を少しずつ病ませ、国政に支障をきたすまで追い詰めている。もはや竜王国全体が混乱の渦中にあるが、民がどうなろうと私には関係ない。彼女を苦しめた国であるという一点で、その国すべてが罰を受けるべきだ。
そして最後に、彼女の四肢を奪った豚、かつて彼女を直接傷つけた元将軍には、彼女以上の苦痛を味わわせている。治癒魔法陣の実験台として、彼の手足を繰り返し切断し、また繋げる。指が全てなくなれば、次は手首、足首、さらには内臓……その度に治癒魔法の効果を試している。
「豚の処理は、現地に任せる。ただし、絶命させる際には最大の苦痛を与えるように」
「かしこまりました」
マルクスは薄く笑いながら了承する。
こんな非道な命令を受け入れる人間もどうかしているが、それを下している私も同様だろう。それでも、この復讐には意味があると信じている。
今生の彼女――アリアが、幸福に老衰でこの世を去る日が訪れるまで、私の罰は後回しだ。彼女を護るため、外敵を排除し、不自由のない生活を提供する。それが私の使命だ。
「竜王国では戦争の準備が進んでいるようです。ハンサウット国が魔法陣の買い付けを希望しています」
「武器関連は、サナリア国と協議して対応しろ」
マルクスが答えながら、にたりと笑みを浮かべる。彼の笑顔には、竜王国全体を滅ぼす計画を面白がっているような色が見え隠れしている。
全く接点がなかった竜王国の王族や周辺貴族の暗殺を指示した時、理由を問われるかと思ったが、この男は自分なりに解釈し、育てていた部下を使って見事に要望通りに働いてくれている。
どうやら戦争を始めさせ、スオウ社が保有している国防関連の魔法陣を高値で売るためと判断しているようだった。
正直、戦争はどうでもいい。儲けられれば言うことはないが、それでアリアから軽蔑されないか。それだけが心配事項だ。
いや、どうせ別の男に任せるのだ。アリアは護られていることも知らないまま、平和に生きればいい。
「あちらでの依頼は目途が立っていますが、ご婚約者様の処遇はいかがいたしましょう」
「処遇?」
その問いに、自然と声が低くなる。
「……訂正いたします。アリア様に嘘を吹き込んだ者たちへの対応はいかがいたしましょうか。ほぼ全員の裏取りが完了しております」
「基本的には退学処分とするが、マッカスに関しては別だ。奴は新たな事業を始めている。事業基盤を徹底的に崩し、次男を正式な後継者に立てるように仕向けろ。腐っても公爵家だ、次期当主には恩を売っておきたい」
「かしこまりました」
マルクスの声には、ほんのわずかに失望の色が混じる。
「以前から言っている通り、この国では竜王国のような処理を行うことはしない。基本的には手を汚さない方法で対処する。それを忘れるな」
「承知しております」
彼は一瞬だけにたりと笑うが、その表情に異常性は隠せない。
それでも、彼は忠実だ。竜王国のような徹底的な処分が望めなくとも、必要な仕事を確実にこなしてくれる。時にはその冷酷さに不快感を覚えることもあるが、少なくとも私に敵意を見せる素振りはない。
「それと、覚えておけ。たとえアリアが私の婚約者でなくなったとしても、彼女は未来永劫、私の守護対象だ。彼女やその家族に何をしようと、決して手出しをしてはならない。それがどんな犠牲を伴おうともだ」
「……承知しました。社長にも、一つくらい趣味は必要でございます」
「………」
その一言に眉をひそめる。
確かに、こんな執着は異常だろう。だが、私は前世で彼女を護れなかった。その罰を受けることもなく、再び彼女と巡り会えた。それを単なる偶然とは思えない。
しかし、それ以上に厄介なのは、この執着の起源にある記憶だ。前世だけではない。その前の前世でも、私は彼女を護れなかった記憶を持っている。
私は幾度となく転生し、ただ一人を護るためだけに生を繰り返しているのだ。
報告は決して文書で残さない。万が一、私が命じたことが発覚すれば、男爵としての地位だけでなく、命すら危うくなる可能性がある。それほどのことを彼らに命じている自覚はある。
「ターゲットの前国王は、薬により最大限の苦痛を与えた後、半年後に絶命したとのことです。元々高齢でしたので、治療に当たった者たちは称賛されるべきでしょう」
社長補佐のマルクスが、淡々と報告を続ける。彼は後ろ暗い仕事を一手に引き受けている男だ。
竜王国の前国王。彼は前世の「彼女」を妾として囲い、地位を利用して彼女を弄び続けた。既に八十を超えていた老い先短い彼を、私はできるだけ長く苦しませるつもりだったが、寿命には抗えない。死が訪れる前に、できる限りの苦痛と絶望を味わわせる必要があった。
身体の自由を奪い、関節に鋭い痛みを走らせる薬を盛らせた。
前国王のような立場の者なら、丁寧に介護され、全身を拭かれるたびに、針で刺されるような激痛を感じるだろう。そして、胃に直接食事を流し込まれ、生かされ続ける。
どれほどの苦痛と恐怖を抱きながら死んだのか、直接確認することはできなかったが、それでも満足だ。彼が自然死ではなく、私の意志によって命を絶たれた事実にこそ意味がある。
他のターゲットたちの進捗に関しても報告を受ける。
例えば、前世の彼女に嫉妬し、恥辱と痛みを与えた元王女。彼女には「事故」として視力と聴力、さらに両脚を失わせた。嫁ぎ先にも手を回し、手厚い介護を受けられない環境に追いやっている。しかし、それでも彼女が前世で受けた苦しみの償いには到底及ばない。
さらに、前国王の息子である現国王も彼女に手を出した。彼の心身を少しずつ病ませ、国政に支障をきたすまで追い詰めている。もはや竜王国全体が混乱の渦中にあるが、民がどうなろうと私には関係ない。彼女を苦しめた国であるという一点で、その国すべてが罰を受けるべきだ。
そして最後に、彼女の四肢を奪った豚、かつて彼女を直接傷つけた元将軍には、彼女以上の苦痛を味わわせている。治癒魔法陣の実験台として、彼の手足を繰り返し切断し、また繋げる。指が全てなくなれば、次は手首、足首、さらには内臓……その度に治癒魔法の効果を試している。
「豚の処理は、現地に任せる。ただし、絶命させる際には最大の苦痛を与えるように」
「かしこまりました」
マルクスは薄く笑いながら了承する。
こんな非道な命令を受け入れる人間もどうかしているが、それを下している私も同様だろう。それでも、この復讐には意味があると信じている。
今生の彼女――アリアが、幸福に老衰でこの世を去る日が訪れるまで、私の罰は後回しだ。彼女を護るため、外敵を排除し、不自由のない生活を提供する。それが私の使命だ。
「竜王国では戦争の準備が進んでいるようです。ハンサウット国が魔法陣の買い付けを希望しています」
「武器関連は、サナリア国と協議して対応しろ」
マルクスが答えながら、にたりと笑みを浮かべる。彼の笑顔には、竜王国全体を滅ぼす計画を面白がっているような色が見え隠れしている。
全く接点がなかった竜王国の王族や周辺貴族の暗殺を指示した時、理由を問われるかと思ったが、この男は自分なりに解釈し、育てていた部下を使って見事に要望通りに働いてくれている。
どうやら戦争を始めさせ、スオウ社が保有している国防関連の魔法陣を高値で売るためと判断しているようだった。
正直、戦争はどうでもいい。儲けられれば言うことはないが、それでアリアから軽蔑されないか。それだけが心配事項だ。
いや、どうせ別の男に任せるのだ。アリアは護られていることも知らないまま、平和に生きればいい。
「あちらでの依頼は目途が立っていますが、ご婚約者様の処遇はいかがいたしましょう」
「処遇?」
その問いに、自然と声が低くなる。
「……訂正いたします。アリア様に嘘を吹き込んだ者たちへの対応はいかがいたしましょうか。ほぼ全員の裏取りが完了しております」
「基本的には退学処分とするが、マッカスに関しては別だ。奴は新たな事業を始めている。事業基盤を徹底的に崩し、次男を正式な後継者に立てるように仕向けろ。腐っても公爵家だ、次期当主には恩を売っておきたい」
「かしこまりました」
マルクスの声には、ほんのわずかに失望の色が混じる。
「以前から言っている通り、この国では竜王国のような処理を行うことはしない。基本的には手を汚さない方法で対処する。それを忘れるな」
「承知しております」
彼は一瞬だけにたりと笑うが、その表情に異常性は隠せない。
それでも、彼は忠実だ。竜王国のような徹底的な処分が望めなくとも、必要な仕事を確実にこなしてくれる。時にはその冷酷さに不快感を覚えることもあるが、少なくとも私に敵意を見せる素振りはない。
「それと、覚えておけ。たとえアリアが私の婚約者でなくなったとしても、彼女は未来永劫、私の守護対象だ。彼女やその家族に何をしようと、決して手出しをしてはならない。それがどんな犠牲を伴おうともだ」
「……承知しました。社長にも、一つくらい趣味は必要でございます」
「………」
その一言に眉をひそめる。
確かに、こんな執着は異常だろう。だが、私は前世で彼女を護れなかった。その罰を受けることもなく、再び彼女と巡り会えた。それを単なる偶然とは思えない。
しかし、それ以上に厄介なのは、この執着の起源にある記憶だ。前世だけではない。その前の前世でも、私は彼女を護れなかった記憶を持っている。
私は幾度となく転生し、ただ一人を護るためだけに生を繰り返しているのだ。
あなたにおすすめの小説
神様の手違いで異世界転生した俺の魅了チートが、勇者のハーレムを根こそぎ奪って溺愛ハーレム作りました!
まさき
恋愛
ブラック企業で働き続けた俺、佐藤誠が過労で倒れ、気づけば異界の地。
「手違いで死なせちゃってごめん!」という神様から、お詫びに貰ったのは規格外の【魅了】スキル——。
だが、元社畜の俺にはその自覚が微塵もない!
ただ誠実に、普通に生きようとしているだけなのに、エルフの賢者、獣人の少女、最強の聖女、さらには魔王の娘までもが、俺の「社畜仕込みの優しさ」に絆されて居座り始める。
一方で、10年かけて仲間を集めたはずの「勇者・勝利」は、自身の傲慢さゆえに、誠へとなびく仲間たちを一人、また一人と失っていく。
「俺は勇者だぞ! なぜ手違い転生者に負けるんだあああ!?」
人界から天界、そして宇宙の創造へ——。
無自覚な誠実さで世界を塗り替えてしまう、元社畜の究極溺愛ハーレムファンタジー、ここに開幕!
『不気味だ』と追放された精霊翻訳官、念願の自由な旅に出る〜王都の精霊がストライキを始めましたが私は精霊と賑やかに過ごしているのでもう遅いです
ぱすた屋さん
恋愛
「何を考えているか分からなくて不気味だ。お前のような女、翻訳官も婚約者も解任だ!」
王城の最下層で、十年間一度の休みもなく精霊との「契約(交渉)」を担ってきた公爵令嬢エレイン。
第一王子から理不尽な追放を言い渡された彼女は、しかし絶望するどころか、密かに喜びを噛み締めていた。
(……やっと、行きたかった場所へ行けるのね!)
エレインは、精霊が好む「古代精霊語」の使い手であり、彼らの権利を守る唯一の理解者だった。
彼女が去り、聖女の「祈り」という名の雑音が響き始めた途端、王都の精霊たちは一斉にストライキを宣言する。
上水道は泥水が逆流し、灯りは消え、調理場からは火が消えた。
「戻って契約書を書いてくれ!」と泣きつく王子だが、もう遅い。
当のエレインは、憧れだった「水晶の湖」や「歌う花園」を巡る自由な旅を満喫中。
行く先々で、彼女の言葉に感動した雪狐や雷鳥といった強力な精霊たちと「個人契約」を結び、気づけば彼女の周りは賑やかで過保護な精霊仲間でいっぱいに。
「私はもう、自分のためにこの声を紡ぐと決めたのです」
氷の令嬢と呼ばれた翻訳官が、世界の声を聞き、愛でる――これは、彼女が真の自由を手に入れるまでの物語。
【完結】元ドラゴンは竜騎士をめざす ~無能と呼ばれた男が国で唯一無二になるまでの話
樹結理(きゆり)
ファンタジー
ドラゴンが治める国「ドラヴァルア」はドラゴンも人間も強さが全てだった。
日本人とドラゴンが前世という、ちょっと変わった記憶を持ち生まれたリュシュ。
しかしそんな前世がありながら、何の力も持たずに生まれたリュシュは周りの人々から馬鹿にされていた。
リュシュは必死に強くなろうと努力したが、しかし努力も虚しく何の力にも恵まれなかったリュシュに十八歳のとき転機が訪れる。
許嫁から弱さを理由に婚約破棄を言い渡されたリュシュは、一念発起し王都を目指す。
家族に心配されながらも、周囲には馬鹿にされながらも、子供のころから憧れた竜騎士になるためにリュシュは旅立つのだった!
王都で竜騎士になるための試験を受けるリュシュ。しかし配属された先はなんと!?
竜騎士を目指していたはずなのに思ってもいなかった部署への配属。さらには国の争いに巻き込まれたり、精霊に気に入られたり!?
挫折を経験したリュシュに待ち受ける己が無能である理由。その理由を知ったときリュシュは……!?
無能と馬鹿にされてきたリュシュが努力し、挫折し、恋や友情を経験しながら成長し、必死に竜騎士を目指す物語。
リュシュは竜騎士になれるのか!?国で唯一無二の存在となれるのか!?
※この作品は小説家になろうにも掲載中です。
※この作品は作者の世界観から成り立っております。
※努力しながら成長していく物語です。
【連載版】婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
短編では、なろうの方で異世界転生・恋愛【1位】ありがとうございます!
読者様の方からの連載の要望があったので連載を開始しました。
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
※連載のためタイトル回収は結構後ろの後半からになります。
[完]本好き元地味令嬢〜婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました〜
桐生桜月姫
恋愛
シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎
〜これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である〜
夕方6時に毎日予約更新です。
1話あたり超短いです。
毎日ちょこちょこ読みたい人向けです。
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
17年間実力を隠してスローライフを謳歌してたが、うっかり王女様を助けてから勝手に成り上がり人生が始まった
田中又雄
ファンタジー
リグゼ=ブルームは男爵家のハズレ三男…ということにしていた。
生まれながらに自分が周りより遥かに魔法使いとして優れている理解した俺は、自分の力を抑える力を覚えると、17年間見事にその実力を隠してスローライフを謳歌していた。
そんなある日のことだった。
真夜中の森で、フードを深く被った子が5人の男に襲われている場面に遭遇する。
面倒ごとに巻き込まれたくない俺は見なかったことにして、その場を去ろうとするが、その男たちにバレてしまう。
そうして、戦闘になるとそいつらは中々に強かったが、傷一つつけられることなく勝利を収める。
そのまま、奴らを縛ってその場を攫うとすると少女が俺の手を掴む。
「助けてくれて…ありがとうございます」と、フードを取るとその子は大国の第一王女ラルフ=クラムであった。
そして、倒したのが近年話題になっていた最強の盗賊団の幹部たちであると知る。
こうして、王女に目をつけられたことで、勝手に成り上がり人生が始められるのであった。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中