あなたはだあれ?~2回目の春~

海斗との突然の別れから1年が過ぎ、遥は家族や友達に囲まれながら充実した日々を過ごしていた。

樹梨亜は母親になるため奮闘中、夢瑠は作家業に集中するために一人暮らしを始め…周りはみんな変わっていく中で、遥もまた、新たな趣味を見つけて変わっていこうとしていた。


一方の海斗は、草野医師が言ったように今までとは別の「草野海斗」にされてしまっていた。

草野医師は、海斗と海外に移住して新たな実験を始めていたが情勢が不安定になり、戦争を避けるため仕方なく「草野医院」に戻ってきた。

そんな風に一度は離れた遥と海斗が、ある日、懐かしい場所で再会する。

海斗は、遥のことを忘れてしまったのか…再び、気持ちが通じあう日が来るのか…。



そして続編となる今作では、遥、樹梨亜、夢瑠それぞれの選択を通して「それぞれの幸せ」を自由に選べる未来とそれを可能にする「人とテクノロジーの共存」というテーマにも触れます。

今、産まれた子供達が大人になった頃の未来はどうなるのかな?と想像しながら気軽に読んでもらえたらうれしいです。

*登場人物紹介*

笹山遥(ささやまはるか)
明るく、快活、優しくて気弱な一面を持つ。さみしがり屋で一人が苦手。教材動画関連の会社に勤める26歳、仕事も慣れてきて新たな生き方を模索している。
優しい両親と相棒のたま(日常生活を助けてくれるシステムロボ)と暮らしていて、海斗への想いと家族、どちらをとるべきか悩む。

草野海斗
「人との共存」という研究テーマの基に作られたサイボーグ。
温厚で人と同じように笑ったり泣いたりする。人間関係が豊かになるうちに情や愛を知り、感情が育っていく。
改造されているため、前作では自身が違法なサイボーグだと知っていたが今作では記憶障害を持つ人間だと認識を塗り替えられて生活している。
遥と再会して記憶を取り戻し、遥を想う気持ちが再燃するが、自身の存在意義について深く悩み、混乱していく。

草野医師
海斗の父。
サイボーグとしての海斗の産みの親であり、今も海斗の身体を管理·改造している。
目的は不明だが、普段は医師として暮らしながら独自にサイボーグ研究をしている。
冷たく、無神経で彼自身がまるで機械のように感情を表さない。

樹梨亜
遥の学生時代からの親友。
複雑な家庭環境に育ち、昔はグレていたが実は一番現実的でしっかり者。温かい家庭を作るのが夢。
合法化されたパートナーロイドの煌雅と結婚していて、子供を考えている。

夢瑠
遥の学生時代からの親友。
超人見知りでおっとり、癒し系で夢見がちな性格。独特な発想力で小説家になり、有名になるも体調を崩して休養している。

水野さん
樹梨亜のオーダーロイド担当者。
ロイドショップのスタッフであり、樹梨亜や遥の良き相談相手になる。遥と海斗の秘密に気づく。
実は、違法ロイドの取締機関の人間。

24hポイント 21pt
小説 19,034 位 / 104,659件 恋愛 7,956 位 / 29,370件
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!