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【神様の失敗】
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「駄目だったか……」
紅葉の手を握っていた手には……何も掴めていなかった。
ーーーーーー
拠点について、DMで見せてもらっていた様なご馳走を前に……。
「この誕生日記念配信!!この配信の日に俺、転生してきて!!この動画の中のスキルがまんま俺のスキルになって……あの時は本当にたこモブが俺の神になったんだって感動で震えましたっ!!」
自分の配信をスマホで見せられるという苦行……でも嬉しそうに本人に配信の解説をしてくれる姿が愛おしくもある……が、前回おあずけを食らった異世界人くんの手料理を早く食べたい。テーブルの隅に置かれた伸び切ったカップラーメンが物語っているように、俺は遅い昼飯、早い夕飯の最中だった。
「たこモブさんの動画も良いんだけど……食べても良いかな?お腹空いてて……」
異世界人くんとお話できるのはうれしいけど、毎日飯テロ投下されていた物と同じものを前にして、また地球に戻されてはたまったものではない。
「すみません!!俺また……」
まずは前回食べられなかった紫色の煮込み料理、異世界人くんは風船魚と呼んでいた。異世界人くんの食レポ曰く、魚の見た目だけど肉。
スプーンで簡単に解れる身とスープを一緒に口へ……。
「うまっ……」
食レポするほど食に関心がなくて言葉が続かないが、毎日カップ麺生活を送っている事を抜いても十分過ぎるほどに美味しい。
異世界人くんはひと味足りないと言っていたけど完璧だろう。ふかふかの実というパンは……評価通り味が無かったが、スープにつけて食べると美味い。
「口に合いました?良かったぁ……美味しいんだけど色が独特でしょ?この前はその煮込みを食べるのが嫌で逃げられたのかと思いましたよ」
「そんな事ない!!あ……ごめん。ほら、俺は自分の意思で行き来が出来るわけじゃないから……この前食べられなかったの悔しかったから……リベンジ出来て嬉しい」
そう伝えると異世界人くんは嬉しそうに笑った。ドクドクと速まる鼓動……なんでこんなに愛おしいのか。
たしかに異世界人くんに会いたいと思っていたし、異世界の手料理食べてみたいと思っていた……だが、こんな熱い気持ちは……もしかして女神の好感度に引っ張られてる?
主人公の為に世界に色を取り戻したいと願う女神の真っ直ぐな想い……俺も異世界人くんの世界を住み良い世界にしてあげたいと願っている……同調してるのか?
「甲斐谷さん?どうかしました?具合い悪くなっちゃいましたか?」
急に黙った俺の顔色を心配そうに覗き込んでくる異世界人くん……。
「いや……甲斐谷って呼ばれなれてなくて……慎也って呼んで?俺もい……君のことを紅葉って名前で呼ばせて……欲しい」
いきなり距離感を間違えただろうか?異世界人くんからしたらほぼ初対面……会うのは俺も初対面みたいなもんだけど、DMではずっとやり取りをしていて知り合い通り越してマブダチ……を通り越して……。
「もちろん!!この異世界を知ってる仲間だし、同志ですもん!!ここまで俺のたこモブさんの話についてきてくれた人初めてで……すごく嬉しいです!!」
信者仲間だと認定された。
「それで……そのぅ……お願いがあるんですけど……」
言いづらそうに口籠る紅葉……なんだろう?お願いなんてなんでも聞いてしまうけど?
視線を追うとチラチラとカップラーメンを見ていた。
「慎也さんはあっちの物を召喚できたりするですか?だったら……」
なるほど……地球の懐かしい味にも触れたくなるよな。このカップラーメンはもう伸びてしまって食えたもんじゃないと思うけど。
「召喚っていうか、こっちに来る時に持っていた物も一緒に運ばれて来た……って感じかなって?お望みなら次に機会があれば持ってこようか?」
「本当ですか!?だったら地球でなにかたこモブさんグッズとかあれば!!あとたこモブさんが動画で美味しいって言ってた新作のチョコレート……あ!!でも俺お金ない!!」
「新作チョコってレイジの『恋の魔法みたいにとろけるミルクショコラ』?」
「そう!!それです!!さすが慎也さん、話が早い」
美味しいって紹介したの俺だしね。
俺のグッズは残念ながら大手事務所所属なんてアイドル投稿者じゃない、底辺投稿者にあるわけもなく用意は出来ないが……店長にお願いして箱買いさせてもらおう。
「こんどタイミングよく来る事が出来たらね。お金は良いよ、そのかわりこっちでの生活を助けてくれたら助かる」
「いくらでも!!慎也さんの部屋も用意して待ってます」
俺の部屋……それは好感度上げ用のお触りミニゲーム部屋?さすがにそれはないなと首を振る。
「そうだ……もしかした俺が地球に帰る時に、手を繋いでいたら、紅葉も一緒に地球に戻れるんじゃ?他の人も一緒に移動できるのかはわからないけど」
一緒に戻ってどうする……とまでは考えていないけれど、いつ会えるかわからないこの異世界にひとりぼっちで残して行くよりは未来があるのではないかと……試してみる価値はあると思う。
「地球に?帰る……」
少し表情が曇る……地球に帰りたいとは思わないものなのだろうか?
「紅葉は帰りたくない?」
「いえ……そんな事は……せっかくだし試してみましょうか」
明るく振る舞いきれない笑顔で紅葉は自分の手を差し出してきた。
帰りたくない理由……にまで踏み込んで良いものかと迷いながら、何も聞けずに差し出された手を取りしっかりと握った。
小さい……この手で槍を使い魔物と戦って、一人で生きているのか……幸せに、幸せにしてあげたいという気持ちが込み上げて来た。
俺がその幸せを作ってあげられるのなら……俺は君の為になんだって……。
……どれぐらい時間が経ったか……。
「待ってるとなかなか来ないね」と言った言葉は紅葉には届かなかった。
PCの前の椅子の上……握っていた手には何も掴めてはいなかった。
紅葉の手を握っていた手には……何も掴めていなかった。
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拠点について、DMで見せてもらっていた様なご馳走を前に……。
「この誕生日記念配信!!この配信の日に俺、転生してきて!!この動画の中のスキルがまんま俺のスキルになって……あの時は本当にたこモブが俺の神になったんだって感動で震えましたっ!!」
自分の配信をスマホで見せられるという苦行……でも嬉しそうに本人に配信の解説をしてくれる姿が愛おしくもある……が、前回おあずけを食らった異世界人くんの手料理を早く食べたい。テーブルの隅に置かれた伸び切ったカップラーメンが物語っているように、俺は遅い昼飯、早い夕飯の最中だった。
「たこモブさんの動画も良いんだけど……食べても良いかな?お腹空いてて……」
異世界人くんとお話できるのはうれしいけど、毎日飯テロ投下されていた物と同じものを前にして、また地球に戻されてはたまったものではない。
「すみません!!俺また……」
まずは前回食べられなかった紫色の煮込み料理、異世界人くんは風船魚と呼んでいた。異世界人くんの食レポ曰く、魚の見た目だけど肉。
スプーンで簡単に解れる身とスープを一緒に口へ……。
「うまっ……」
食レポするほど食に関心がなくて言葉が続かないが、毎日カップ麺生活を送っている事を抜いても十分過ぎるほどに美味しい。
異世界人くんはひと味足りないと言っていたけど完璧だろう。ふかふかの実というパンは……評価通り味が無かったが、スープにつけて食べると美味い。
「口に合いました?良かったぁ……美味しいんだけど色が独特でしょ?この前はその煮込みを食べるのが嫌で逃げられたのかと思いましたよ」
「そんな事ない!!あ……ごめん。ほら、俺は自分の意思で行き来が出来るわけじゃないから……この前食べられなかったの悔しかったから……リベンジ出来て嬉しい」
そう伝えると異世界人くんは嬉しそうに笑った。ドクドクと速まる鼓動……なんでこんなに愛おしいのか。
たしかに異世界人くんに会いたいと思っていたし、異世界の手料理食べてみたいと思っていた……だが、こんな熱い気持ちは……もしかして女神の好感度に引っ張られてる?
主人公の為に世界に色を取り戻したいと願う女神の真っ直ぐな想い……俺も異世界人くんの世界を住み良い世界にしてあげたいと願っている……同調してるのか?
「甲斐谷さん?どうかしました?具合い悪くなっちゃいましたか?」
急に黙った俺の顔色を心配そうに覗き込んでくる異世界人くん……。
「いや……甲斐谷って呼ばれなれてなくて……慎也って呼んで?俺もい……君のことを紅葉って名前で呼ばせて……欲しい」
いきなり距離感を間違えただろうか?異世界人くんからしたらほぼ初対面……会うのは俺も初対面みたいなもんだけど、DMではずっとやり取りをしていて知り合い通り越してマブダチ……を通り越して……。
「もちろん!!この異世界を知ってる仲間だし、同志ですもん!!ここまで俺のたこモブさんの話についてきてくれた人初めてで……すごく嬉しいです!!」
信者仲間だと認定された。
「それで……そのぅ……お願いがあるんですけど……」
言いづらそうに口籠る紅葉……なんだろう?お願いなんてなんでも聞いてしまうけど?
視線を追うとチラチラとカップラーメンを見ていた。
「慎也さんはあっちの物を召喚できたりするですか?だったら……」
なるほど……地球の懐かしい味にも触れたくなるよな。このカップラーメンはもう伸びてしまって食えたもんじゃないと思うけど。
「召喚っていうか、こっちに来る時に持っていた物も一緒に運ばれて来た……って感じかなって?お望みなら次に機会があれば持ってこようか?」
「本当ですか!?だったら地球でなにかたこモブさんグッズとかあれば!!あとたこモブさんが動画で美味しいって言ってた新作のチョコレート……あ!!でも俺お金ない!!」
「新作チョコってレイジの『恋の魔法みたいにとろけるミルクショコラ』?」
「そう!!それです!!さすが慎也さん、話が早い」
美味しいって紹介したの俺だしね。
俺のグッズは残念ながら大手事務所所属なんてアイドル投稿者じゃない、底辺投稿者にあるわけもなく用意は出来ないが……店長にお願いして箱買いさせてもらおう。
「こんどタイミングよく来る事が出来たらね。お金は良いよ、そのかわりこっちでの生活を助けてくれたら助かる」
「いくらでも!!慎也さんの部屋も用意して待ってます」
俺の部屋……それは好感度上げ用のお触りミニゲーム部屋?さすがにそれはないなと首を振る。
「そうだ……もしかした俺が地球に帰る時に、手を繋いでいたら、紅葉も一緒に地球に戻れるんじゃ?他の人も一緒に移動できるのかはわからないけど」
一緒に戻ってどうする……とまでは考えていないけれど、いつ会えるかわからないこの異世界にひとりぼっちで残して行くよりは未来があるのではないかと……試してみる価値はあると思う。
「地球に?帰る……」
少し表情が曇る……地球に帰りたいとは思わないものなのだろうか?
「紅葉は帰りたくない?」
「いえ……そんな事は……せっかくだし試してみましょうか」
明るく振る舞いきれない笑顔で紅葉は自分の手を差し出してきた。
帰りたくない理由……にまで踏み込んで良いものかと迷いながら、何も聞けずに差し出された手を取りしっかりと握った。
小さい……この手で槍を使い魔物と戦って、一人で生きているのか……幸せに、幸せにしてあげたいという気持ちが込み上げて来た。
俺がその幸せを作ってあげられるのなら……俺は君の為になんだって……。
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「待ってるとなかなか来ないね」と言った言葉は紅葉には届かなかった。
PCの前の椅子の上……握っていた手には何も掴めてはいなかった。
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