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幻の魔王
そして…ハッピーエンド?
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「あ~っ!!はやまったぁ!!もっとよく考えれば良かった!!」
その場の雰囲気とタイムリミットの迫る焦りから、考え無しにミャオと融合した事を今更ながら後悔している。
「く……俺の部屋で寛ぐミャオちゃんとか最高……あっと、ごめん……やっぱり帰りたかったよね。俺の我儘のせいで本当にごめん!!」
床で転がる俺を勝利君が見下ろしてくる。
ニヤケ顔で謝られてもイラッとするだけなんだけど。
「別に元の世界に帰れなかった事は覚悟の上だったから良いんだよ!!ミャオと一緒になった事も別に後悔なんてしてない……でも……なんでだよ!!何で俺の名前の前に『魔王』がついてんだよぉ~!!魔王なんて討伐対象じゃん!!人が攻めて来るかもじゃん!!」
ステータス画面、俺の職業欄のコントローラーの横に『魔王Lv.1』が加わった。
魔王と融合したから、そうなる可能性はあったと言われればそうかもしれないけど、あの時はそんな事にまで頭が回らなかった。
「魔王のミャオちゃんも可愛いよ?こんな最強に可愛い魔王見たことない!!」
「俺もこんな最弱な魔王見たことないよ……」
ため息をつきながら体を起こして側にあったクッションを抱きしめた。
物足りない抱き心地に寂しさが胸を占拠する。
「勝利君が勝手に接続切っちゃうせいで俺の癒やしの従魔達もみんないなくなっちゃうしさ……スライム!!モフルキャット!!雪ウサギダイフクン!!カムバック!!」
涙を流す俺を抱き上げ、真正面に向き合った勝利君の顔が悲しそうで……我儘を言い過ぎたかと反省した。
でもやる事無さ過ぎて暇なんだよ!
不満ばかりが募るんだ!!
「その事は心から謝るし、2度とミャオの手を離したりしないって誓うよ。従魔の事は……代わりの従魔はいくらでもいるから、今から探しに行く?」
「う~行かない……魔王の森から出られないし、魔王の森の魔物可愛くないもん」
魔王になった俺は、魔王の領地であるこの魔王城と魔王の森から出られなくなってしまった。
なんて不便なんだ、魔王!!
この魔王の森に生息する魔物といえば……ゾンビスライムやドラボーンにハデデスリッチといったアンデット系の魔物ばかりで可愛さは微塵も無い。
「おかげで食事も竜骨カップラーメンばっかだし……不健康だよ、体壊しちゃうよ」
フードファイターの森で手に入れた食料も底をつき、魔王は細々と魔王の森の魔物を狩って、質素な生活を送っているのだ。
「栄養が偏るのは、ゾンビスライムがエナジーゼリー落とすのにミャオちゃんが食べないだけでしょ?」
「あんな汚染された色のスライムから出たゼリーなんて食べたくない!!」
シクシクと悲しい涙が止まらない。
「じゃあ侵略しちゃえば良いじゃん。侵略して領地を広げれば、唐揚げも食べられるし、スライム達にもまた会えるでしょ?」
「侵略なんて恐いこと言わないでよ!!領地広げちゃったら攻め込まれる可能性が上がるじゃないか!!スライムなんて初期の森でしょ!?そんなとこまで領地広げたら……」
戦争の風景を頭の中に思い描いてぶるっと体が震え上がった。
前に魔王の森を出ようとしたら
『この先へ進むには侵略が必要です 侵略を開始しますか?』
もちろん『いいえ』を選んだ。
「歯向かって来るなら殺れば良いだけでしょ?」
「殺すとか軽々しく口にしない!!」
俺が『魔王』になった事で、接続した勝利君の職業まで『悪魔騎士』という禍々しいものに変わってしまった。
馬に乗ってないのに騎士を名乗る辺りに拭いきれない並々ならぬライバル心を感じ取ってしまった。
この世界最強の勝利君がいれば確かに負けるとこは無いだろうけど、人殺しじゃん!!
職業だけでなく心まで悪魔になってしまった……いや、前から俺以外には結構鬼畜だったっけ……うん?俺に対してもドSかも。
楽しそうに笑う勝利君の顔がムカついてほっぺを両方引っ張った。
「ヒャオひゃん……ひひはひて……」
何を言ってるのか理解不能で手を話すと耳元でヒソヒソと話し始めた。
二人きりなので内緒話にする必要は感じないけど。
「え……真っ白な……9尾の狐の生息地?」
頭の中には神々しい狐の姿が浮かぶ。
ふさふさの尻尾を9本も持った狐。
「どうするミャオちゃん?隣のマップ、薄氷の渓谷に向けて侵略始めちゃう?」
もふもふしたい!!
でも侵略を進めると命を狙われる危険が!!
さらに従者候補と出会いでもしたら貞操も危機だ!!
どうする!?どうするんだ俺!!
癒やしか平穏か。
「勝利君の……勝利君の意地悪~っ!!」
小さな小さな魔王城に、今日も俺の叫びが響き渡った。
その場の雰囲気とタイムリミットの迫る焦りから、考え無しにミャオと融合した事を今更ながら後悔している。
「く……俺の部屋で寛ぐミャオちゃんとか最高……あっと、ごめん……やっぱり帰りたかったよね。俺の我儘のせいで本当にごめん!!」
床で転がる俺を勝利君が見下ろしてくる。
ニヤケ顔で謝られてもイラッとするだけなんだけど。
「別に元の世界に帰れなかった事は覚悟の上だったから良いんだよ!!ミャオと一緒になった事も別に後悔なんてしてない……でも……なんでだよ!!何で俺の名前の前に『魔王』がついてんだよぉ~!!魔王なんて討伐対象じゃん!!人が攻めて来るかもじゃん!!」
ステータス画面、俺の職業欄のコントローラーの横に『魔王Lv.1』が加わった。
魔王と融合したから、そうなる可能性はあったと言われればそうかもしれないけど、あの時はそんな事にまで頭が回らなかった。
「魔王のミャオちゃんも可愛いよ?こんな最強に可愛い魔王見たことない!!」
「俺もこんな最弱な魔王見たことないよ……」
ため息をつきながら体を起こして側にあったクッションを抱きしめた。
物足りない抱き心地に寂しさが胸を占拠する。
「勝利君が勝手に接続切っちゃうせいで俺の癒やしの従魔達もみんないなくなっちゃうしさ……スライム!!モフルキャット!!雪ウサギダイフクン!!カムバック!!」
涙を流す俺を抱き上げ、真正面に向き合った勝利君の顔が悲しそうで……我儘を言い過ぎたかと反省した。
でもやる事無さ過ぎて暇なんだよ!
不満ばかりが募るんだ!!
「その事は心から謝るし、2度とミャオの手を離したりしないって誓うよ。従魔の事は……代わりの従魔はいくらでもいるから、今から探しに行く?」
「う~行かない……魔王の森から出られないし、魔王の森の魔物可愛くないもん」
魔王になった俺は、魔王の領地であるこの魔王城と魔王の森から出られなくなってしまった。
なんて不便なんだ、魔王!!
この魔王の森に生息する魔物といえば……ゾンビスライムやドラボーンにハデデスリッチといったアンデット系の魔物ばかりで可愛さは微塵も無い。
「おかげで食事も竜骨カップラーメンばっかだし……不健康だよ、体壊しちゃうよ」
フードファイターの森で手に入れた食料も底をつき、魔王は細々と魔王の森の魔物を狩って、質素な生活を送っているのだ。
「栄養が偏るのは、ゾンビスライムがエナジーゼリー落とすのにミャオちゃんが食べないだけでしょ?」
「あんな汚染された色のスライムから出たゼリーなんて食べたくない!!」
シクシクと悲しい涙が止まらない。
「じゃあ侵略しちゃえば良いじゃん。侵略して領地を広げれば、唐揚げも食べられるし、スライム達にもまた会えるでしょ?」
「侵略なんて恐いこと言わないでよ!!領地広げちゃったら攻め込まれる可能性が上がるじゃないか!!スライムなんて初期の森でしょ!?そんなとこまで領地広げたら……」
戦争の風景を頭の中に思い描いてぶるっと体が震え上がった。
前に魔王の森を出ようとしたら
『この先へ進むには侵略が必要です 侵略を開始しますか?』
もちろん『いいえ』を選んだ。
「歯向かって来るなら殺れば良いだけでしょ?」
「殺すとか軽々しく口にしない!!」
俺が『魔王』になった事で、接続した勝利君の職業まで『悪魔騎士』という禍々しいものに変わってしまった。
馬に乗ってないのに騎士を名乗る辺りに拭いきれない並々ならぬライバル心を感じ取ってしまった。
この世界最強の勝利君がいれば確かに負けるとこは無いだろうけど、人殺しじゃん!!
職業だけでなく心まで悪魔になってしまった……いや、前から俺以外には結構鬼畜だったっけ……うん?俺に対してもドSかも。
楽しそうに笑う勝利君の顔がムカついてほっぺを両方引っ張った。
「ヒャオひゃん……ひひはひて……」
何を言ってるのか理解不能で手を話すと耳元でヒソヒソと話し始めた。
二人きりなので内緒話にする必要は感じないけど。
「え……真っ白な……9尾の狐の生息地?」
頭の中には神々しい狐の姿が浮かぶ。
ふさふさの尻尾を9本も持った狐。
「どうするミャオちゃん?隣のマップ、薄氷の渓谷に向けて侵略始めちゃう?」
もふもふしたい!!
でも侵略を進めると命を狙われる危険が!!
さらに従者候補と出会いでもしたら貞操も危機だ!!
どうする!?どうするんだ俺!!
癒やしか平穏か。
「勝利君の……勝利君の意地悪~っ!!」
小さな小さな魔王城に、今日も俺の叫びが響き渡った。
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応援してます|•'-'•)و✧
一気読みいただきましてありがとうございます。
応援のお言葉を励みに完結目指して頑張ります!