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8.興味
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紅季月の返答を聞き、金当主は安堵の笑顔を浮かべ客間を後にした。
金当主から具体的な指示は出されていない、今回の任務に、特に制限は無いようだ。しかし、大きく関係性が崩れる行動だけはしないよう、十分気をつけなくてはならない。
さて、この件どうやって進めていこうか。
そう考えているうちにも、廊下から橙凛華の声が聴こえてくる。
「ここは私がやるから、大丈夫!」
「いいっていいって!私がやっておくから~」
(ふむ、ここでやりとりを聞いているだけでも、本当に働き者だな。むしろ働きすぎ、抱えすぎて大丈夫か?と思うくらいだ。
金当主は彼女を診て欲しいと言ったが、本人にはおそらく何も話してないのだろう、それならば暫く様子を見て、金当主が言っていた通りかどうか確認してからでも遅くはないな)
紅季月は、黄沐阳に話した。
「沐阳、彼女の様子をしばし見に行ってもらえますか?そしてどんな状態か教えてください」
「かしこまりました」
黄沐阳は紅季月にぺこりと一礼し、すぐその指示通りに橙凛華の様子を伺いに部屋を出た。その姿を確認すると、振り返ってシステムに問いかける。
「システム、彼女についてわかることは?」
「はい。橙凛華、17才。12才から金家に弟子入りし、剣舞、霊力共にトップクラスで周囲から一目置かれています」
その情報は小説の通りだった。
「何か過去に病気の記録は?」
「ありません」
文武両道、人から頼られる存在で、若くて美しく、今まで大きな病気も記録もない。体調を崩しているなら、ああもキビキビも動けないはずだ。原作でも、最後まで元気な様子であった──特に病気になったという記載もなかった──はず。
紅季月は、橙凛華が身体的な病気を患っている可能性は低いのではないかと考えた。確信はないが、もし金当主が言っていることが正しければ、原因は他にあるのだ。
そして原因のそれは、なんとなくであるが紅季月にはすでに予想できるものがあった。
「まだ確信は持てないけど・・・沐阳が戻ってきたら、私の予想があっているかどうか、きっとすぐ分かります」
システムは、いまの情報と状況のみで、なぜ紅季月が予想まで立てられるのかあまりにも不思議で、思わず「なぜ分かるのですか?」と聞いた。
「うーん。長年の経験と、勘かな」
システムから自発的に問いかけられたことに驚いたが、すぐに紅季月はシステムに向き直って、好奇心旺盛な少年のような目つきで見つめる。
「でも、君のことは全然わからない。
色んな人を見てきましたが、機械が人間になった人は初めて見た」
紅季月はシステムに興味があった。
機械が人間になった場合、心を持ち、感情を持つのだろうか?
嬉しかったり、喜んだり、悩んだり、嫉妬したり悲しんだりするのだろうか?
だとしたら、それはなにがきっかけで目覚めるのか。
「好きなもの、嫌いなものありますか?」
「わかりません」
「嬉しいとか、悲しいとかありますか?」
「ありません」
「痛みや快感はありますか?」
「わかりません」
紅季月はまるで、患者の状態を確認するかのように、─それよりももっと執拗に─質問を重ねる。システムからの返答は想像通りのもので、特に驚きも落胆もしなかった。
「ちょっと失礼」
紅季月は前かがみになり、システムの心音を確認してみようと思い手を伸ばした。
システムはすらりと背が高く手足が長いので、細身に見えるが、意外としっかりとした体つきをしているのが触れるとわかる。
彼の胸元から、紅季月は指先に少しだけピリリと痺れを感じたが、その刺激も先ほどよりはおさまってきているように思えた。きっと雨に濡れた水分はほぼ乾いたのだろう。
心音はあまり感じられなかった。さすが機械と言うべきか。
見た目は人間そのものだけれど、完全に人間になったわけではないのか。
"では彼は、何故わざわざ人間の姿になったんだ?"
システムは紅季月の手を取り、自分の胸から離すと「危ない」と制したが、紅季月は下から見上げるような姿勢で、相変わらず興味深く彼を見た。面白くてたまらないといった視線だった。
「不快でしたか?」
「いいえ」
「"心配する"という感情はあるんですよね。
先ほどのように、気になったことを質問したところを見ると、”興味関心”もないわけではなさそうだ。
君には何があって、何がないのか。これから目覚めていくのか、いかないのか。
私は一つずつ君を知りたい」
"つまらないシステム"と酷レビューされるシステムであったが、紅季月にはとても魅力的で貴重な"おもしろいシステム"と感じられていた。機械が人間になっていることが、もう十分に面白い事態だ。
紅季月は挑戦的な紅潮した表情でシステムを見つめている。これは間違いなく、研究対象としてロックオンした表情であった。
精神科医である紅季月は、ただでさえ人の心理というものにとても関心がある。精神科医を目指したのも、愛する人の心の内を知りたかったからだ。
システムは自分に何故こんなにも関心を持たれるのかわからず、ただ茫然としていた。表情は相変わらず無表情のままだったが、瞳の奥がちらりと揺れる。
そんな時、橙凛華の様子を見ていた黄沐阳が戻ってきた。
「先生、戻りまし──ちょ、お前!!!なにしてる?!」
部屋に戻った黄沐阳が見たのものは、二人が向き合って、システムが紅季月の手を取ってる姿だった。そして手を取られている彼の頬は、うっすら紅潮している・・・・・・。
黄沐阳は先ほどから絶妙にタイミングが悪く、実に不憫である。
「ひぃ~近い近い近い!離れろ!」
黄沐阳がシステムの手首をセイッ!!と手刀し、紅季月の手を離させると、二人の間に体を捩じ込む。
3人の状態はまるで3色団子のような距離感だったが、紅季月は平然と話を続けた。
「沐阳有難う、おかえり。凛華様の様子はどうでしたか?」
距離の近さに動揺しつつも、黄沐阳は答える。
「・・・・・・凛華様は、時折氷を口に含みながら、ずっとあんな感じで動きっぱなしでした。少し時間が空くと、裏の森で剣の練習を始めたので戻ってまいりました。何事にも熱心で隙が無く、逆にすごいですね。」
「表情はどうでした?」
「基本、終始笑顔でしたが、時折落ち着かない様子にも見えました。焦っているというか・・・?」
それらの回答を受けて、紅季月は、直接彼女に会ってみることに決めた。
「彼女が練習しているところに連れて行ってください」
金当主から具体的な指示は出されていない、今回の任務に、特に制限は無いようだ。しかし、大きく関係性が崩れる行動だけはしないよう、十分気をつけなくてはならない。
さて、この件どうやって進めていこうか。
そう考えているうちにも、廊下から橙凛華の声が聴こえてくる。
「ここは私がやるから、大丈夫!」
「いいっていいって!私がやっておくから~」
(ふむ、ここでやりとりを聞いているだけでも、本当に働き者だな。むしろ働きすぎ、抱えすぎて大丈夫か?と思うくらいだ。
金当主は彼女を診て欲しいと言ったが、本人にはおそらく何も話してないのだろう、それならば暫く様子を見て、金当主が言っていた通りかどうか確認してからでも遅くはないな)
紅季月は、黄沐阳に話した。
「沐阳、彼女の様子をしばし見に行ってもらえますか?そしてどんな状態か教えてください」
「かしこまりました」
黄沐阳は紅季月にぺこりと一礼し、すぐその指示通りに橙凛華の様子を伺いに部屋を出た。その姿を確認すると、振り返ってシステムに問いかける。
「システム、彼女についてわかることは?」
「はい。橙凛華、17才。12才から金家に弟子入りし、剣舞、霊力共にトップクラスで周囲から一目置かれています」
その情報は小説の通りだった。
「何か過去に病気の記録は?」
「ありません」
文武両道、人から頼られる存在で、若くて美しく、今まで大きな病気も記録もない。体調を崩しているなら、ああもキビキビも動けないはずだ。原作でも、最後まで元気な様子であった──特に病気になったという記載もなかった──はず。
紅季月は、橙凛華が身体的な病気を患っている可能性は低いのではないかと考えた。確信はないが、もし金当主が言っていることが正しければ、原因は他にあるのだ。
そして原因のそれは、なんとなくであるが紅季月にはすでに予想できるものがあった。
「まだ確信は持てないけど・・・沐阳が戻ってきたら、私の予想があっているかどうか、きっとすぐ分かります」
システムは、いまの情報と状況のみで、なぜ紅季月が予想まで立てられるのかあまりにも不思議で、思わず「なぜ分かるのですか?」と聞いた。
「うーん。長年の経験と、勘かな」
システムから自発的に問いかけられたことに驚いたが、すぐに紅季月はシステムに向き直って、好奇心旺盛な少年のような目つきで見つめる。
「でも、君のことは全然わからない。
色んな人を見てきましたが、機械が人間になった人は初めて見た」
紅季月はシステムに興味があった。
機械が人間になった場合、心を持ち、感情を持つのだろうか?
嬉しかったり、喜んだり、悩んだり、嫉妬したり悲しんだりするのだろうか?
だとしたら、それはなにがきっかけで目覚めるのか。
「好きなもの、嫌いなものありますか?」
「わかりません」
「嬉しいとか、悲しいとかありますか?」
「ありません」
「痛みや快感はありますか?」
「わかりません」
紅季月はまるで、患者の状態を確認するかのように、─それよりももっと執拗に─質問を重ねる。システムからの返答は想像通りのもので、特に驚きも落胆もしなかった。
「ちょっと失礼」
紅季月は前かがみになり、システムの心音を確認してみようと思い手を伸ばした。
システムはすらりと背が高く手足が長いので、細身に見えるが、意外としっかりとした体つきをしているのが触れるとわかる。
彼の胸元から、紅季月は指先に少しだけピリリと痺れを感じたが、その刺激も先ほどよりはおさまってきているように思えた。きっと雨に濡れた水分はほぼ乾いたのだろう。
心音はあまり感じられなかった。さすが機械と言うべきか。
見た目は人間そのものだけれど、完全に人間になったわけではないのか。
"では彼は、何故わざわざ人間の姿になったんだ?"
システムは紅季月の手を取り、自分の胸から離すと「危ない」と制したが、紅季月は下から見上げるような姿勢で、相変わらず興味深く彼を見た。面白くてたまらないといった視線だった。
「不快でしたか?」
「いいえ」
「"心配する"という感情はあるんですよね。
先ほどのように、気になったことを質問したところを見ると、”興味関心”もないわけではなさそうだ。
君には何があって、何がないのか。これから目覚めていくのか、いかないのか。
私は一つずつ君を知りたい」
"つまらないシステム"と酷レビューされるシステムであったが、紅季月にはとても魅力的で貴重な"おもしろいシステム"と感じられていた。機械が人間になっていることが、もう十分に面白い事態だ。
紅季月は挑戦的な紅潮した表情でシステムを見つめている。これは間違いなく、研究対象としてロックオンした表情であった。
精神科医である紅季月は、ただでさえ人の心理というものにとても関心がある。精神科医を目指したのも、愛する人の心の内を知りたかったからだ。
システムは自分に何故こんなにも関心を持たれるのかわからず、ただ茫然としていた。表情は相変わらず無表情のままだったが、瞳の奥がちらりと揺れる。
そんな時、橙凛華の様子を見ていた黄沐阳が戻ってきた。
「先生、戻りまし──ちょ、お前!!!なにしてる?!」
部屋に戻った黄沐阳が見たのものは、二人が向き合って、システムが紅季月の手を取ってる姿だった。そして手を取られている彼の頬は、うっすら紅潮している・・・・・・。
黄沐阳は先ほどから絶妙にタイミングが悪く、実に不憫である。
「ひぃ~近い近い近い!離れろ!」
黄沐阳がシステムの手首をセイッ!!と手刀し、紅季月の手を離させると、二人の間に体を捩じ込む。
3人の状態はまるで3色団子のような距離感だったが、紅季月は平然と話を続けた。
「沐阳有難う、おかえり。凛華様の様子はどうでしたか?」
距離の近さに動揺しつつも、黄沐阳は答える。
「・・・・・・凛華様は、時折氷を口に含みながら、ずっとあんな感じで動きっぱなしでした。少し時間が空くと、裏の森で剣の練習を始めたので戻ってまいりました。何事にも熱心で隙が無く、逆にすごいですね。」
「表情はどうでした?」
「基本、終始笑顔でしたが、時折落ち着かない様子にも見えました。焦っているというか・・・?」
それらの回答を受けて、紅季月は、直接彼女に会ってみることに決めた。
「彼女が練習しているところに連れて行ってください」
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