第二の幸せは婚約破棄と共に! 公爵家令嬢アンリエッタの受難!!
蒼き狼の獣人たちは王国を築いていた。
そのグリムガル王国のカールトン公爵家令嬢アンリエッタは、幼い頃、同盟国に移住する。
それは、リオナール公国公子イブリースとの政略結婚のためだった。
外見はまったく人間にしか見えない彼女は、蒼い髪と緑の瞳を持つ聡明な少女。
世間では行き遅れと揶揄される十六歳の春。
いきなり婚約者から、婚約破棄を告げる手紙が、届けられた。
「我が最愛の人、アンリエッタ。
遠い戦場で俺はこの手紙を書いている。
戦況はまあまあだ。しかし、戻れるのは数年先になるだろう。
このままでは君に幸せを捧げることは難しいかもしれない。
子供を産む時期が遅くなる。公国には不利な話だ。
婚約の破棄を提案したい。
俺は敵国の皇女ラーミアを娶ろうと思う。
君より若い十二歳だ。どうか、新たな幸せを見つけて欲しい。
すまない」
この一通の手紙から、アンリエッタの人生は大きく動きだした。
他の投稿サイトでも掲載しています。
そのグリムガル王国のカールトン公爵家令嬢アンリエッタは、幼い頃、同盟国に移住する。
それは、リオナール公国公子イブリースとの政略結婚のためだった。
外見はまったく人間にしか見えない彼女は、蒼い髪と緑の瞳を持つ聡明な少女。
世間では行き遅れと揶揄される十六歳の春。
いきなり婚約者から、婚約破棄を告げる手紙が、届けられた。
「我が最愛の人、アンリエッタ。
遠い戦場で俺はこの手紙を書いている。
戦況はまあまあだ。しかし、戻れるのは数年先になるだろう。
このままでは君に幸せを捧げることは難しいかもしれない。
子供を産む時期が遅くなる。公国には不利な話だ。
婚約の破棄を提案したい。
俺は敵国の皇女ラーミアを娶ろうと思う。
君より若い十二歳だ。どうか、新たな幸せを見つけて欲しい。
すまない」
この一通の手紙から、アンリエッタの人生は大きく動きだした。
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