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4,まさかの人間さんですか

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進化したんで、魔法の練習しようかな。

魔物相手に練習した方がレベルも上がって一石二鳥だね。

じゃ、魔物探しの旅にでますか。

・・・森の中散策中・・・

ピコンッ、常時発動スキル索敵Lv1を獲得しました。
ピコンッ、常時発動スキルマッピングLv1を獲得しました。

ラッキー、また新しいスキルゲットだよ。

ある程度分かるけど、念のため説明カモーン。

索敵
説明
周辺の敵、味方、無関心の者、自分の位置を中心に確認できるスキル。
レベルが上がると索敵できる範囲が広がる。
敵は赤、味方は緑、無関心の者は白、自分は黄色の丸いマークで表示される。
常時発動スキルマッピングと合わせると、とても分かりやすくなる。

マッピング
説明
周囲の地形、道などを地図にしていくスキル。
現在地は黄色のマークで、建物の名前などは自動で記されていく。
例えば、宿屋だと宿屋のマークが記されるようになる。
Lvが上がると地図にできる範囲が広がる。
常時発動スキル索敵と合わせると、奇襲は受けないだろう。

うん、予想した通りだね。

これがあったら軽く方向音痴の私でも道に迷わないでしょう。

お、近くに赤いマークがある。

ふむふむ、近寄ってみたところ、あれは1,5メートル芋虫じゃのう。

って気持ち悪いわ!

この森には気持ち悪くてサイズがでかい魔物しかいないのか!

こうなったら、奇襲してやるっ!

わざわざ真正面から突撃しに行くバカなんてどこにもいないんだから。

「きゅうーん(ホーリークロス)」

これって直訳したら聖なる十字架だよね、なんか微妙。

ピコンッ、中級光魔法スキルホーリークロスLv1を獲得しました。

あ、芋虫の上半身?吹き飛んだ。

威力高くないですか?

でも結構魔力減ってた。

中級光魔法スキルって言ってたから、この世界に存在するスキルなのかな?

じゃあ、試しに、まだ死んでないっぽい芋虫に、

「きゅうーん(サンダークロス)」

ピコンッ、レベルアップしました、ステータスを確認してください。

はいはい、ステータスを確認するのはあとでね。

やっぱりサンダークロスとかいう変な魔法は存在しないかー。

使えるけど、スキルとしては獲得できない、そういう枠の魔法なんだろうなあ。

・・・芋虫って美味しいのかな?

やばい、危険な考えがうかんでしまった。

ちょっとだけ、ちょっとだけなら・・・。

はむっ

あっ、美味しい。

狐になったせいで味覚が変わったのか知らないけど意外に美味しいよ。

・・・食事中・・・

美味しかったー、魔物って美味しいの多いんだね。

ではでは、また散策に戻りますか。

って、何か近くに赤のマークが2つと、白のマークが5つあるんだけど。

白のマークって確か無関心の人だよね?

気になるから覗き見しちゃお~っと。

チラッ

え、ここでまさかの人間さんっすか。

見た目的に、剣士、槍使い、盾使い、魔法使い、回復職がそれぞれ一人づつかな。

それで敵さんはっと。

「きゅうん(スキル〈鑑定〉)」←小声

名前 なし 種族名 ポイズンスリープフロッグ ランク C Lv3?

格上なので読み取れません

常時発動スキル
毒の粘液Lv4

スキル
毒の液体Lv3 永眠の液体Lv2

称号
読み取れません

これって読み取れるところがランダムなのかな?

それにしても、ポイズンスリープフロッグってまたそのまんまな名前だなあ。

って、毒の液体は分かるとして、永眠の液体って何!?

永眠の液体
説明
この液体がかかってから暫くすると、眠ってしまう。
レベルが上がると眠りの深さが変わるので、高レベルのものだと本当に永眠してしまう可能性がある。

まだLv2のスキルで良かったー。

こんなに強いのが2体いるのに、あの人達勝てるのかな?

あ、一人毒かかった。

ちょっと倒すの手伝ってあげよう。

人間の味方した方がきっと印象よくなるよね。

「きゅうーん!(ホーリーサンダー!)」

「なんだあの真っ白い狐は!」

あ、言葉は分かるんだ。

「あんな魔物いたか?俺見たことないぞ。」

まあ、邪悪な心の狐はなれないから数が少ないんでしょうよ。

「きゅうーん!(ホーリークロス!)」

ピコンッ、レベルが上がりました、ステータスを確認してください。

よしっ、1体撃破!

「俺達の味方をしてくれているのか・・・?」

そうだよ、感謝したまえ。

「きゅうーん(ライトアロー×10)」

なんか光魔法ってホーリーなんちゃらってイメージがあったけど、ライトなんちゃらっていうのもあったことを忘れてたよ、定番なのに。

ピコンッ、初級光魔法スキルライトアローLv1を獲得しました。
ピコンッ、レベルがアップしました、ステータスを確認してください。

これで2体倒したから、怪我人の治療かな。

ふっふっふ、私は回復職の魔力が無くなりかけてて治療できないって状況になってることなんかお見通しさっ!

とことこ、ドガッ

「そ、それ以上近づいたらただじゃおかないわよ!助けてくれたのか何なのか知らないけど、どうせあんたも魔物なんだから襲いに来るんでしょ!」

この魔女っ娘、岩石飛ばしてきやがったぜ!

怪我人を庇ってるんだろうから仕方ない。

まあ、この距離でも回復魔法ぐらい使えると思うけどね。

「きゅうーん(エリアヒール)」

ピコンッ、スキル回復魔法Lv1を獲得しました。
ピコンッ、中級回復魔法スキルエリアヒールLv1を獲得しました。

で、毒も回復させてと。

「きゅうーん(リフレッシュ)」

ピコンッ、初級回復魔法スキルリフレッシュLv1を獲得しました。

適当に言った魔法が全部スキルになっていくんだけど・・・。

スキル取りやすいようにしすぎじゃないっすか、神さん。

「間違いない、この魔物はホーリーフォックスです!」

お、やっとバレたね。

「邪悪な心の者はなれないということで、数が少ない魔物なんです。神々しい見た目から、神殿にも飾られています。ああ、ホーリーフォックス様、ありがとうございます。」

完全に回復職じゃなくて、ただの聖職者だよ。

「なんか凄い狐だったんだな・・・。敵扱いしてすまなかった。」

礼儀正しいことはいいことだよ、うん。

でも、ホーリーフォックスって長いから狐って呼んでもらえる方がいいんだけど。

・・・ちょっと試してみよう。

かきかき、かきかき

よしっ、できた!

「狐って呼んで・・・?狐様、言葉が分かるのですか!?」

お、伝わってる伝わってる。

さすが神さん、便利仕様にちゃんとしてくれてるねぇ。

「言葉が分かる魔物なんているんだ・・・さっきは岩石飛ばしてごめんね。」

謝るなら許してやろう。

「あの、狐様。」

ん、なんだい?

「もしよろしければ、一緒に街に行ってみませんか?」

え、街に?




*ーーーーー*
第4回 作者のつぶやきメモ
はい、今回は人間に出会いましたね。理奈がたかだかDランクの魔物なのに強すぎるだろ!という私も書きながら思ってた疑問については、神様がなんやかんやしていると思っていただいてかまいません。だって普通のDランクの魔物がCランクの魔物をサクッと倒してたら、この世界下剋上した魔物だらけになりますよ。
「まあ、ね。でも私ってそこまで強くないでしょ?まだまだ上の魔物いるし。」
これぞ、「お前が言うな!」ですね。
「えー、私って強いの~。照れる~。」
あーはいはい強いですねー分かりましたー(棒読み)
「なんか酷くない!?」
では、さようならー。
「ちょ、まっ、さ、さようならー。」
この前先に終わらせたから仕返しだよ!(※2話つぶやきメモ参照)
「あはは~、ごめんごめん。」
では本当に、さようならー。
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