勇者様を捨てた日

聖女リリアルは限界だった。魔王討伐のために旅をしているはずなのにいつの間にかハーレム軍団を作り上げてしまった勇者に。なのでリリアルは密かに決意を固める。

「勇者様を捨てて私は魔王様に与します!!」

そして魔王と共に魔王城に入城したリリアルを待っていたのは、魑魅魍魎とした魔物ーーーではなく、一癖も二癖もありそうな女性陣だった。

「女性とは意見が合わないのよねぇ。ほら、私ってこうじゃない?だから女には嫌われちゃうのよ」
「リリアル様はずるいです…!私には何も出来ないのに、リリアル様は聖女と言うだけで……!」
「私と陛下は昔、ほら………なんて言うのかしら?色々あったから。ああ、気になる?ごめんなさい、わざとらしい事言って。なんでもないのよ」

自称サバサバ系女から始まりナチュラルマウンティング女まで混在する魔王城は、地雷女収集所のような有様だった。
普通の女なら一も二もなく逃げ出すところだが、リリアルは何年もの間勇者のハーレムパーティにいたのである。
逃げるどころか、リリアルは魔王城の掃除を始めることにしたーーー!!

(短編、勇者様を捨てた日の連載版みたいなものです)
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