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本編
第1話
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「こちら、美智子さんのヘルプとして来ていただいた美奈穂さんです。彼女には、主に調理場を担当してもらえればと思っていますので……皆さん、色々教えてあげてください」
「た、谷崎美奈穂です! 不慣れなことばかりで、ご迷惑をお掛けすると思いますが、一生懸命頑張りますので。一週間、よろしくお願いいたします!」
名前と意気込みを口にした美奈穂は、複数の視線を浴びながら勢いよく頭を下げる。
ここは都会から離れた山奥にある、政府が管理している宿泊施設。その調理場で一週間、宿泊者の胃袋を満たす料理を作ることが、偶然紹介された短期アルバイトの仕事内容だった。
美奈穂がこのアルバイトと出会ったのは、一週間ほど前。
ハラスメント満載な上司の言動に耐えられず、勤めていた会社を辞めた彼女は、その日新たな就職先を探しに職業安定所へ来ていた。
「はあ……」
再就職先候補を絞り込むため、希望する職種などをタブレットに打ち込みながら、つい口からこぼれるため息を意識せざるを得ない。
(一日でも早く仕事見つけないと、貯金がどんどん減っちゃう)
ハラスメントな上司に対する愚痴を聞いてくれたり、色々とアドバイスをしてくれた友人に背中を押され、数日前ようやくあのブラックすぎる職場から逃げ出すことが出来た。
退職届を突き付けた後は、失業者に対する国からの補助制度を使えるだけ使えと言われていたため、昨日までずっと役所内を走り回っていた気がする。
それらの申請をどうにか終わらせた美奈穂は、休む間もなく次の職探しを始めていた。
仕事に忙殺されていた彼女は、生活費以外で給料にはほとんど手をつけていなかった。
そのお陰もあって、少ないが貯金はある。そしてこの数日間ガムシャラに名前を書き続けた申請が受理されれば、通帳が少しあたたかくなるはず。
そうは思っていても、会社を辞めた二十代半ばな元OLの心は不安でいっぱいだった。
今は選り好みしている場合じゃない。
こうなったら、アルバイトでも何でもいいから、とりあえず仕事を!
そんな空回り気味なやる気が、彼女の中にくすぶり続けている。
「谷崎さん……ちょっと、いいかしら?」
「……はい?」
昔からある職業安定所という場所に惹かれ、新しい仕事を探しに来たものの、なかなか自分の希望に当てはまる仕事が見つからない。
コンビニで求人情報誌を買ったり、ネットで求人サイトを見た方が効率的かも、なんて思い始めた時、自分を呼ぶ声が聞こえ、美奈穂はおもむろに顔をあげる。
すると、視線の先に居たのは、さっきまで親身になって就職先探しを手伝ってくれた安定所の女性職員だった。
ずっと彼女を独占するわけにはいかないと、しばらく自分なりに探してみる、などと言って離れたはずなのに。
どうしてまた、この人は自分のそばに来てくれたのだろう。
美奈穂は少しばかり混乱しながら、にっこりと笑みを浮かべてカウンター越しにたたずむ女性職員を見上げる。
「貴方……さっき言ってたわよね? 調理師の免許を持ってるって」
「……? はい、一応」
女性からの問いかけに、美奈穂はゆっくり頷く。
美奈穂は高校卒業後専門学校に通っていた。そこは調理に特化した内容を教え、その道へ進む人材を育てる場所。
小さい頃から料理をするのが大好きな美奈穂が、迷わず入学を決めた場所だ。
でも、卒業後彼女が就職したのはしがない一般企業。
事務員として数年働いていた今となっては、卒業証書も調理師免許も、効力が薄れているんじゃ、なんて思えてくる。
そんな状況で「何か資格を持ってる?」と聞かれた際、つい口にした調理師という単語を職員さんは覚えていてくれたみたいだ。
だけど、彼女がどうしてその話題に持ち出したかわからない美奈穂は、首を傾げるしかない。
「よかったらこのバイト、やってみない?」
そう言って女性が差し出した一枚の紙。
反射的にそれを受け取りながら、つい訝しげな表情で手元を見つめる。
だけど、時間が経つにつれ、眉間に寄っていた皺は無くなり、美奈穂の瞳は大きく見開かれていった。
「な、なんですか、このアルバイト!」
美奈穂は、女性から手渡された紙に書かれた文字を読み、そのアルバイト内容と不釣り合いすぎる高額なバイト代に驚きを隠せなかった。
叫びたい気持ちをグッとこらえながら、必死に声をひそめコソコソとカウンターの向こうにいる職員に耳打ちする。
すると、こちらの戸惑いを知ってか知らずか、職員はクスリと小さく笑い、茶目っ気たっぷりに片目を瞑りながらこう言った。
「政府公認なヒミツのアルバイト」
一週間、とある施設に泊まり込み、そこへやってくる利用者達の食事を作る。
その報酬――五十万円。
美奈穂は最初、その怪しすぎるアルバイトを新手の詐欺だと思っていた。
同時に、そんな怪しい仕事の募集がわざわざ職業安定所に回ってくるはずが無いとも考えた。
しかも、政府公認といううたい文句までつけて。
疑念が残る中、担当してくれた女性から詳しく話を聞くと、このような政府からの依頼は、ごく稀に安定所に回ってくると教えられた。
毎回報酬が高額なため、いつも争奪戦になるのだとか。
今回はたまたま、事前連絡無しの突発的な募集だったらしく、この情報を見せたのも美奈穂が初めてだそうだ。
一応書類審査だけでもという女性のすすめもあって、美奈穂はその場で履歴書を書き、速達で届けてくれると言う担当職員に書類を託した。
それから二日。相変わらず新しい仕事に巡り合わない事を嘆きながら自宅アパートに帰宅した美奈穂を待っていたのは、謎の高額アルバイトの採用通知。
通知が入っていた封筒には、今どき珍しい手書きの手紙が添えられていた。
その内容は、応募してくれたことへの感謝と、怪しさ満点な仕事内容に対し戸惑っただろう美奈穂への謝罪。
何か疑問があった場合は、遠慮なく連絡して欲しいと、携帯番号が書かれた担当者らしき男性の名刺まで入っていた。
そして数日後の早朝。一週間寝泊まり出来る荷物を持って、駅前で待っていて欲しいという通知の指示に従った美奈穂は、政府役人だと名乗る男が運転する車に乗せられ、施設にやってきた。
案内された厨房で自分を待っていたのは、十四人の男女。
これから一週間。
美奈穂の先輩として、一緒に調理場に立つメンバーとして紹介された彼らは、全員四十代から五十代の七組の夫婦。
一人年の離れた美奈穂を励ます声が次々と聞こえるなか、彼女は緊張で震える手を握りしめ、無意識に唾を飲み込んだ。
「た、谷崎美奈穂です! 不慣れなことばかりで、ご迷惑をお掛けすると思いますが、一生懸命頑張りますので。一週間、よろしくお願いいたします!」
名前と意気込みを口にした美奈穂は、複数の視線を浴びながら勢いよく頭を下げる。
ここは都会から離れた山奥にある、政府が管理している宿泊施設。その調理場で一週間、宿泊者の胃袋を満たす料理を作ることが、偶然紹介された短期アルバイトの仕事内容だった。
美奈穂がこのアルバイトと出会ったのは、一週間ほど前。
ハラスメント満載な上司の言動に耐えられず、勤めていた会社を辞めた彼女は、その日新たな就職先を探しに職業安定所へ来ていた。
「はあ……」
再就職先候補を絞り込むため、希望する職種などをタブレットに打ち込みながら、つい口からこぼれるため息を意識せざるを得ない。
(一日でも早く仕事見つけないと、貯金がどんどん減っちゃう)
ハラスメントな上司に対する愚痴を聞いてくれたり、色々とアドバイスをしてくれた友人に背中を押され、数日前ようやくあのブラックすぎる職場から逃げ出すことが出来た。
退職届を突き付けた後は、失業者に対する国からの補助制度を使えるだけ使えと言われていたため、昨日までずっと役所内を走り回っていた気がする。
それらの申請をどうにか終わらせた美奈穂は、休む間もなく次の職探しを始めていた。
仕事に忙殺されていた彼女は、生活費以外で給料にはほとんど手をつけていなかった。
そのお陰もあって、少ないが貯金はある。そしてこの数日間ガムシャラに名前を書き続けた申請が受理されれば、通帳が少しあたたかくなるはず。
そうは思っていても、会社を辞めた二十代半ばな元OLの心は不安でいっぱいだった。
今は選り好みしている場合じゃない。
こうなったら、アルバイトでも何でもいいから、とりあえず仕事を!
そんな空回り気味なやる気が、彼女の中にくすぶり続けている。
「谷崎さん……ちょっと、いいかしら?」
「……はい?」
昔からある職業安定所という場所に惹かれ、新しい仕事を探しに来たものの、なかなか自分の希望に当てはまる仕事が見つからない。
コンビニで求人情報誌を買ったり、ネットで求人サイトを見た方が効率的かも、なんて思い始めた時、自分を呼ぶ声が聞こえ、美奈穂はおもむろに顔をあげる。
すると、視線の先に居たのは、さっきまで親身になって就職先探しを手伝ってくれた安定所の女性職員だった。
ずっと彼女を独占するわけにはいかないと、しばらく自分なりに探してみる、などと言って離れたはずなのに。
どうしてまた、この人は自分のそばに来てくれたのだろう。
美奈穂は少しばかり混乱しながら、にっこりと笑みを浮かべてカウンター越しにたたずむ女性職員を見上げる。
「貴方……さっき言ってたわよね? 調理師の免許を持ってるって」
「……? はい、一応」
女性からの問いかけに、美奈穂はゆっくり頷く。
美奈穂は高校卒業後専門学校に通っていた。そこは調理に特化した内容を教え、その道へ進む人材を育てる場所。
小さい頃から料理をするのが大好きな美奈穂が、迷わず入学を決めた場所だ。
でも、卒業後彼女が就職したのはしがない一般企業。
事務員として数年働いていた今となっては、卒業証書も調理師免許も、効力が薄れているんじゃ、なんて思えてくる。
そんな状況で「何か資格を持ってる?」と聞かれた際、つい口にした調理師という単語を職員さんは覚えていてくれたみたいだ。
だけど、彼女がどうしてその話題に持ち出したかわからない美奈穂は、首を傾げるしかない。
「よかったらこのバイト、やってみない?」
そう言って女性が差し出した一枚の紙。
反射的にそれを受け取りながら、つい訝しげな表情で手元を見つめる。
だけど、時間が経つにつれ、眉間に寄っていた皺は無くなり、美奈穂の瞳は大きく見開かれていった。
「な、なんですか、このアルバイト!」
美奈穂は、女性から手渡された紙に書かれた文字を読み、そのアルバイト内容と不釣り合いすぎる高額なバイト代に驚きを隠せなかった。
叫びたい気持ちをグッとこらえながら、必死に声をひそめコソコソとカウンターの向こうにいる職員に耳打ちする。
すると、こちらの戸惑いを知ってか知らずか、職員はクスリと小さく笑い、茶目っ気たっぷりに片目を瞑りながらこう言った。
「政府公認なヒミツのアルバイト」
一週間、とある施設に泊まり込み、そこへやってくる利用者達の食事を作る。
その報酬――五十万円。
美奈穂は最初、その怪しすぎるアルバイトを新手の詐欺だと思っていた。
同時に、そんな怪しい仕事の募集がわざわざ職業安定所に回ってくるはずが無いとも考えた。
しかも、政府公認といううたい文句までつけて。
疑念が残る中、担当してくれた女性から詳しく話を聞くと、このような政府からの依頼は、ごく稀に安定所に回ってくると教えられた。
毎回報酬が高額なため、いつも争奪戦になるのだとか。
今回はたまたま、事前連絡無しの突発的な募集だったらしく、この情報を見せたのも美奈穂が初めてだそうだ。
一応書類審査だけでもという女性のすすめもあって、美奈穂はその場で履歴書を書き、速達で届けてくれると言う担当職員に書類を託した。
それから二日。相変わらず新しい仕事に巡り合わない事を嘆きながら自宅アパートに帰宅した美奈穂を待っていたのは、謎の高額アルバイトの採用通知。
通知が入っていた封筒には、今どき珍しい手書きの手紙が添えられていた。
その内容は、応募してくれたことへの感謝と、怪しさ満点な仕事内容に対し戸惑っただろう美奈穂への謝罪。
何か疑問があった場合は、遠慮なく連絡して欲しいと、携帯番号が書かれた担当者らしき男性の名刺まで入っていた。
そして数日後の早朝。一週間寝泊まり出来る荷物を持って、駅前で待っていて欲しいという通知の指示に従った美奈穂は、政府役人だと名乗る男が運転する車に乗せられ、施設にやってきた。
案内された厨房で自分を待っていたのは、十四人の男女。
これから一週間。
美奈穂の先輩として、一緒に調理場に立つメンバーとして紹介された彼らは、全員四十代から五十代の七組の夫婦。
一人年の離れた美奈穂を励ます声が次々と聞こえるなか、彼女は緊張で震える手を握りしめ、無意識に唾を飲み込んだ。
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