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第12章「初めてのフェラチオ(前篇:自由演技・その①)」
『ファースト・サマー・メリカ(体液提供ドール・いいなり美少女メリカ・2)』(ボーナストラック:F編)
しおりを挟む第12章・第1節「初めてのフェラチオ(前編:自由演技・その①)」
「ねえ、メリカ……。ファースト・サマー・ウイカってタレントいるじゃん?」
と、真也が声をかけてきた。
怯えていたメリカは、一瞬、表情に光を取り戻しかけたが、自分と真也の視線の間には、真也の性器が勃起し、そそり立っていたので、すぐに現実に立ち返らされた。
眼前にあるのに、焦点を合わせる勇気がなかった。
「あれって、初夏(しょか)って書く漢字を初夏(ういか)と読ませる名前を、英語併記にしたんだろうけどさ。間違っているよ。それを言うなら、アーリー・サマー・ウイカのはずなんだけどね…」
真也が、面白いトリビア(①)を話しているのに、メリカは聞いちゃいない、それどころじゃない。
メリカは、真也の家の一室で、ほぼ全裸、フローリングの床に膝立ちにさせられていた。
「ほぼ全裸」と言うのは、首に、制服のリボンがチョーカーの様に、それと、学校のワンポイント刺繍の入った靴下を身に着けていた。
それは真也の趣味であった。
お肌は、窓から差す光を反射しピチピチにみえるが、その肉付きは幼女の様に貧弱であった。
身体のところどころが尖っている。
あばら骨もうっすらと垣間見える。
真也をそんなメリカに愛情込めて「虫の様にヒョロヒョロだ」と言っている。
真也は、そんなメリカの肢体がたまらなく愛おしい。
胸の部分だけは、ほのかに肉を帯び(Aカップ強)、白い肌に静脈が透けて見える。
乳首は、この一ヶ月で、それでもかなり「性徴」してきたのだが、それでも、男の乳首の様に小さい。
フローリングの床とメリカの膝の間には、真也がクッションを敷いてくれている。
そんな気遣いのできる優しい彼氏なのだが、同時に、いま、難しい注文でメリカを苛んでいた。
目の前には、同じく全裸の真也が立っていた。
仁王立ちと言ってもいいくらいの姿勢の良さで、メリカの眼前に、屹立したオチンチンを突き出していた。
メリカは、話しかけてきた真也の顔をみたいのだが、眼前直近の、ビクンビクンと禍々しく、赤黒い性器がまぶしくて、なんか熱気を発しているようで、怯えるしかなかった。
……オチンチンって、誰もがこんなに大きいものなの?
真也さんのが特別に大きいの?
セックスって、こんな大きいものを自分の身体に迎え入れることなの……?
メリカは圧倒されていた。
その長さ…、メリカの頭部の直径にも匹敵した。
その先端の太くなった部分、メリカが精いっぱい大口開いても頬張ることができるかどうか…。
……真也の性器は、けして大きくはない標準サイズだ。
メリカが小顔で、おちょぼ口なだけだ。
バレー部の少女のヘアースタイルはショートボブだが、それをゴムで強引に後ろに束ねて、髪が行為の邪魔にならない様にもさせられていた。
メリカは、真也の用意していた水泳のキャップを被らされそうにもなったけど、それは真ん丸のメリカの顔を更に真ん丸に見せるので、メリカが固辞した。
ただ、真也は、それ程、メリカの初めての、その行為を余すところなく観察したいようだった。
そう、メリカは初めてのフェラチオ(口淫=お口で愛するという事)をしようとしていた。
いま…、メリカのまさしく「初めての夏」が始まろうとしていた・・・。
香月真也と田中メリカは、つきあって3ヶ月、ひと月前から少しづつ身体の関係になっているが、いまだセックスには至っていない。
真也の癖(へき)なのか、長期間の間にオーラルセックスの段階を踏んで、最終的に結ばれていく流れの様だ。
異性と交際するのが初めてのメリカは、そういうものだと納得し、自分が、着実に「性のステップアップ」をしているのも分かった。
私も、他の、進んだクラスメイトと、きっと同じ経験をしているのだなぁ、と嬉しくもあった。
メリカにとって真也は「世界」そのもので、真也に愛されている実感は、メリカ自身が「世界」に必要とされた証でもあった。
この1ヶ月間、キスを覚え、メリカの方から積極的にキスをすることも覚えた。
ラブホテルや真也の家に週一で行き、朝から夕方まで、裸で過ごし、お互いの身体を知った。
メリカは恥ずかしくて、チラチラとしか真也の身体を見ることが出来なかったけど、3週間ほど、真也はメリカの身体を堪能した。
身体の隅から隅まで愛撫した。
メリカはなすがままで、最初、地球が爆発するくらい恥ずかしかった自分の性器を舐められるという行為も、先週などは、真也の「自分でおまんこを開いて、俺が舐めやすいようにして」の要望に、自分の指を股間にもっていき、ムニュリと、すすんで大陰唇を開けるようにもなっていた。
閉じられていた性器を開くと、その湿り気の臭気が一瞬にして気化する。
真也は、その香りを嗅ぐのが好きなようだが、メリカは気が狂わんばかりに恥ずかしくなる。
が、その恥ずかしさが快感に直結していることも分かってきた。
いつしか、自分の裸体を晒す恥ずかしさは、真也の前ではなくなっていた。
休日にホテルに行くと決まっているときには、もう2,3日前から、頭の中がクンニのことでいっぱいだった。
だって、こんな気持ちイイことって、いままでのメリカの人生にはなかった!
彼氏と言う、愛の共犯がいるからこそ、恥ずかしいことを堂々とできる気持ち良さ!
リラックスしながら、恋人の愛を、快楽とともに感じ続けられる!
真也は、少女の性器をことのほか愛した。
何時間でも、舌で、指で、おもちゃで、陰核と膣内を弄られた。
もうホントマジ、気持ち良かった。
こんな気持ちいいことを、これまで知らされずに過ごしたことを悔やんだ。
大人はズルい! と素直に思っていたし、でも、この時点で知ったことは、他の進んだクラスメイトには遅れたけど、案外 早い部類なのかもしれないとも気づいた。
初めて性器を愛撫されてから2時間ほどで、すぐにメリカはイクことを覚えた。
初イキまでの、何やらもどかしい「生みの苦しみ」はあったが、たった2時間で覚えた。
メリカのエロの才能は非常に高かった。
一度 覚えると、自転車の補助輪なしに初めて乗れたタイミングを覚えたときみたいに、それまで難儀していたことが不思議なくらいに、当たり前にできることとなっていた。
それからは、愛し合う1日に、浅イキ深イキと50回くらいイケるようになった。
「浅イキ」とは普通のエクスタシーで、「深イキ」とは、メリカ特有の、エクスタシーの恍惚状態が1分以上続くことを言う。
黒目がちの瞳が美しい、小学生のような身体の美少女メリカが、白目を剥き、身体をビクンビクン痙攣させながら、潮をブシューッ!ブシューッと!吹き出させて果てる姿は、男の征服欲を十全に満たすのだった。
いつも、性交あるデートの別れの時には、頭がクラクラになるほどイカされていた。
イク時に、ちゃんとイクことを、「イキます」「イカせてください」と、彼氏に懇願・伝えなくちゃならないことも、いつしか学んだ。
ラブホテルのシーツはいつも、真也の唾液と、メリカの愛液や漏れた尿や潮でびしょ濡れだった。
そんな粗相を放って帰れるのが、ラブホテルのいいところだ、とメリカは学習した。
いや、ラブホテルと言っても節度は必要なはずなのだが、今のメリカには周囲は見えず、ただ、快感に酔いしれるのみ。
真也には「簡単にイッちゃって、オナニーでイクこと知ってたんだろ?」とからかわれ、最初は「オナニー」と言う言葉さえよく知らなかったメリカだったが、意味を聞き、強く否定した。
が、メリカは、これまでの人生、一輪車に乗ったときとか、子供のころ、服が汚れるのも気にせずに公園などの鉄製のガードにまたがった時に、何かの感覚が下腹部を中心にキューンとせりあがってきたことが、確かにあった。
それとオルガスムスが同根であることは連想できた、が、それは真也には言わないでおいた。
そんな二人だが、先週、真也はメリカをいつものようにオーラルに愛し尽くしつつ言った。
「来週は、メリカの言うところのステップアップするよ」
メリカは、いよいよセックスするのかと思った。
が、違った。
「来週は、メリカが俺のを愛するんだ」
「ん?」
メリカはちょっと意味が分からずに首を傾げた。
「・・・フェラチオって聞いたことある?」
それなら、意識したことないけど、女性誌の「セックス」特集で読んだことある。
でも、メリカにとっては関係ないことと、読み飛ばしていた。
そういうことに興味津々のメリカでもなかった。
高1ではあったけど、精神年齢は中1で、自分にはまだまだ恋愛の日が訪れるとは思ってなかった。
色気よりも、帰宅時に買うじゃがりこの方に断然 興味が向いていた。
「うん、聞いたことある。女の人が男の人のオチンチンを口に入れる、の?」
素直に答えるメリカ。
「うん。来週、メリカにやってもらう。だから、今日、今からは、いつも俺がメリカのあそこを可愛がる時の愛し方を覚えておいて欲しいんだ。俺はまずは、フェラチオのやり方は教えるつもりないから、メリカの気の向くままにやってもらう。でも、なにもお手本がないとメリカも困っちゃうだろ? だから、俺がメリカのクリトリスをどのように愛するかを参考にすればいいと思うよ。最近の学校の性教育では、クリトリスを、女の子のオチンチンとか言うんだろ? 俺、どうも、その表現がキモいんだけど、ある意味、それは正しくもあり、大きさは違えど、説明しやすい部分もある。だから、俺のペッティングが勉強になるんじゃん?」
「ペッティング・・・?」
メリカは、<陰核=女の子のオチンチン>よりも、初めて聞いた<ペッティング>という言葉が引っかかった。
人同士の恋愛が、なんか急に、自分が飼い犬にでもされたような…、なんか…、やだ…、と思うと同時に、ジュワッと膣内から愛液が溢れてきてもいた。
メリカは、自分が矮小化されるのにも興奮する身体になっていた。
そもそも、真也がチョーカーを好んで、メリカの首にハメさせているのは、真也の支配欲、メリカの擬似ペット化で興奮したいとの意味もあったのだが、言葉にしないとメリカは気づくことはない。
「ペッティングって言葉、知らないの? 最近 使わないけど、俺らの世代では、結構 メジャーな言葉だよ。ペットとは関係ないよ、なんか飼育されているようなイメージに聞こえるよね。でも、「愛玩」と言う意味で考えてみて、メリカは可愛いし愛玩されるべき、そして来週は、俺がメリカに愛玩されるってことだよ。簡単に言うと、セックスではない性行為のことをペッティングと言うんだよ」
「うん」と、メリカは答えるけど、もう、来週のことで頭がいっぱいだ。
でも、いつも、やってもらってばかり・気持ち良くさせられてばかり、いつか、私が能動的に動きたいと思っていたので、真也にそう言われて嬉しかった。
受け身でばかりもいられない。
夢見る少女じゃいられない。
・・・でも、オチンチンは、この時のメリカには、まだまだ脅威の対象だった。
これまでも、お互いに全裸になることは何度となくあった。
たまに視界の中にチラチラと、その異形が目には入っていたけど、なるべく視線を外していた。
凝視することに罪悪感があった。
自分は、この世界(愛し合う世界)の初心者である。
受け身であらねばとも思っていた。
真也は、メリカがお人形さんの様に従順であることを好んでいる気配もあった。
ただ、少しづつ、キスの時だけは、自分から舌を出して、真也の愛を味わうことを覚え始めた。
それさえも、おっかなびっくり、真也にどう思われるか気にしながらの行為だった。
メリカにとって真也は「世界」、その世界から放り出されることは恐怖以外の何ものでもない。
余計なことはしていなかった。
だけども、来週、ふいに自ら動くことを言いつけられた。
「頑張らなくちゃ! メリカ、ファイトッ!!」
◇ ◇ ◇
続きは気長にお待ちください^^
それから、「近況ボード」はすぐに書きますれば、かしこ^^
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