【完結】結果、繋がるなら。(濃厚セックス短編集)

ソラ太郎

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2.女教師と男子高校生

女教師と生徒-2

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「津山くんが気に入らないのは分かります。けれど校則はあなたたちを守るためにあるのであって、高校生活を送る上で必要がないものは持ち込まない。ルールですよ」

 説教するつもりはなかったけれど、口をついて出てしまう。
 すると亮介は座った花枝の真正面からデスクに手をついた。デスクと亮介に挟まれた形で花枝は身動きが取れなくなる。

「……なんですか?」

 最近の高校生はキレると何をしでかすか分からないところがある。
 花枝はこのあと殴られる可能性も視野に入れた。
 けれど亮介はにやりと笑いながら花枝の耳元で囁いた。

「真面目なフリしてたって、朝から濡れてたじゃん」
「……!?」

 思わず立ち上がるけれど、亮介の固定された腕がその場から抜け出させない。

(何で知ってる?何で?痴漢されているところを見られてた?気持ちいい顔してた?)

 自分の感情が読まれているのではないかと焦った花枝は逃げ出そうと思わずデスクの方に体を向けた。
 背中越しに誤魔化す言葉を紡いでみる。

「何を言ってるんですか!訳が分かりません」
「えー…そうかなぁ?こうしたら、思い出す?」

 亮介は後ろを向いた花枝との距離を縮めた。
 花枝のお尻には硬くなった亮介のそれが当てがわれた。

「……!」
「思い出した?」

 花枝はこの感覚を知っていた。
 毎日のように朝から押し付けられる、男性の堅いモノ。
 その感覚は電車の中で当たってくるそれと、全く同じだった。

「……つ、津山くん…なにをしているのですか!」
「思い出したならそう言ってよセンセ。もっとしたら思い出す?」

 亮介は片手をデスクから離した途端、花枝のお尻に指を這わせてきた。

「やっ…」

 思わずその手を掴むけれど、亮介は辞めない。

「何をするんですかっ」
「いつもやってることじゃん」
「ちょっと…辞めなさい。人が来ますよ!」

 まさか、まさか、まさか。
 震えが起こるけれど花枝は身動きを取れない。

 亮介はスカートを捲り上げ、その指をショーツの中へと滑り込ませた。
 その手の動きは鮮やかで、慣れた手つきと言っていい。
 ショーツの中、どころか場所を知っているかのように一気に花枝の秘部に到達した。

 ぬちっ

「ひぃんっ」

 触れられた瞬間に、思わず声が出る。
 電車の中とは違い、静かな部屋では完全に濡れた部分が擦られた音が聞こえた。

「ほら…もうこんなに濡れてるじゃん」
「いや…ダメ…っ」

 そう口に出てはくるものの、花枝の感度は電車の中に引き続いているようだ。
 どれだけ時間が経過していても、毎日自分を昂らせ続けている指に過剰に反応してしまう。

 くちゅくちゅ

「はあっ…あっ…」

 擦られるたびに愛液は溢れ出てきてしまう。毎朝期待する、あの時間を思い出す。

「センセ、エロい」
「ぃやあっ…」

 拒みながらもその先を期待していた。

「電車の中ってあんま時間ないよね」

 ぬぷっ

「ひぃあっ!」

 初めて擦られた部分。そこに今度は確かに、中まで指が入り込んできた。
 お尻に感じる堅いモノはいつも以上に膨らんでいて、亮介も興奮しているのが伝わってくる。

 くちゅくちゅくちゅ

 動き回る指に、花枝の中はかき混ぜられる。

「ああっあぅあっ…」
「すげ…どんどん溢れてくんじゃん」
「だっ…ダメっ…いやっ、やっ…それ以上はっ…あっ!」
「くすす。いいよ?」

 くちゅくちゅくちゅ

「あああっ…ダメっ…ああぁあぁ」

 激しさを抑えない亮介の指によって、花枝は絶頂を迎えてしまった。
 ダメだと言いながらもあっけなくイッてしまった自分を情けなく思いながらも、花枝はイッた感覚に余韻を求めて腰を揺らす。

「…気持ちよさそうな顔して、センセ、好きだね~」
「はあっ…はあっ」

 生徒に弄ばれていることに、背徳感がある。けれどそれ以上に今、味わったばかりの悦楽に身を委ねてしまう。

「ね、センセって欲求不満でしょ」
「はぁ…はぁ…」

 ジジジーッと言う音が後ろで聞こえた。
 これが何の音であるか分かって居たはずなのに、花枝が後ろを振り返ると目の前に現れた反り立つそれに驚いた顔を演出してしまう。

「……何…を」

 恐怖を演じながら見入ってしまった。

 花枝の脳内では勝手に想像が膨らんでいた。
 教師である自分が、担任を任された教室の、生徒である高校生の陰茎を…。

「舐める?挿れる?」
「…そんなこと…」
「素直になっていんだよ?」

 陰茎と亮介の顔を交互に見ながら、その大きさにつばを飲み込んでしまう。

「言っとくけど俺、これと一緒で口も堅いよ」

 これ、というのが反り立った陰茎であることは明白だった。
 そして花枝自身、自分が欲求不満であることも理解していて、ここで断ってしまえばあのスリルある痴漢もされなくなってしまう可能性を感じて自然と惜しくなる。

「……本当に…誰にも言わない?」
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