美少年(腐)の僕は、イケメンかつ絶倫巨根を所望する

つむぎみか

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「しかし、そのままではあまりにも可哀想ですね。他の馬鹿な男に手を出されても困りますし……抜くお手伝いはしてあげましょう」
「あっ、♡ ブラッド様……っ♡」

 下肢に纏った衣服を寛げられ、先走りを漏らす陰茎を優しく抜かれる。ぐちぐちと音を立てながら亀頭を親指でいじめられてしまうと、ひと時も我慢なんて出来なかった。

「やぁ……っ! ~~~~~~ッ♡♡♡」

 どぷんっと大量の精液が僕のちんちんから吐き出される瞬間も、ブラッド様は手の動きを休めることはなく。最後の一滴まで搾り取るように、「もう出ない」って僕が泣きつくまで延々と弄り続けるのだった。
















「……って感じかな。相変わらず、今日も挿入はなしでした。はぁ……」



 こうして僕は今日一日に繰り広げられた、イケメン達と様々な出来事を、姉の部屋で臨場感たっぷりに報告をしていた。今や毎日恒例となったこの報告会は、半分僕の愚痴を聞いてもらう為の時間にもなっている。

「ん~、全員あと一押しって感じなのに、なかなか進まないわねぇ」
「もうっ! こうも焦らしプレイが続くと、欲求不満になってちんちんが爆発しちゃうよ!」
「そんなわけないでしょう……。でもそうね、きっとそんなことだろうと思って、今日はユーリに素敵なプレゼントを準備したのよ」

 そう言った姉は、厳重に鍵の掛けられた引き出しから、がさり…と、中身の見えない紙袋を取り出した。全く何が入っているのか見当もつかないが、ニヤニヤと締まりのない表情で笑っている姉の顔を見る限り、恐らく健全なモノでは無いのだろう。

「じゃーん♡ アナルパールちゃんで~す♡」

 姉が妙なテンションで袋から出したのは、スティック状のソレは、「これは怪しい玩具です」と言わんばかりにドぎついピンク色をしていた。まぁるい球が幾つも連なっており、その大きさは持ち手に向かって段々と大きくなっている。それだけでも充分にいやらしい形状をしているというのに、姉が手元のスイッチを押せば、うねうねと卑猥に屈曲してみせた。

「な、なにそれ……!」

 僕は目をキラキラさせて、姉が手にした魅惑の器具を見つめる。アナルパールっていう名前をしているくらいだ。もしかしてアレをお尻の孔に挿れるのだろうか?あんな長くて太くてえっちな動きをしちゃう玩具を僕のお尻に?めちゃくちゃ気持ち良さそう!

「うふふ、ちなみにこんなのもあるのよ♡」
「っ、すごい……っ♡♡」

 次に見せられた物は知っている。男根を模して作られた特大のディルドだ。先ほどのアナルパールの数倍はある、ぼってりとした太い竿を持つディルド。いつも見ている僕のペニスとは形状が全く異なっており、本当に同じ器官をモデルにしたの?と思ってしまうほどにグロテスクで凄まじい造形をしていた。
 それの使い方はわかっているが、あんな物が本当に僕のお尻に入るのだろうか?ほんの少しの心配と大きな期待によって、僕の心臓は痛いくらいにドキドキしている。

「お尻の開発について、指はもうすぐ4本目も入りそうだと聞いていたけど、それでもユーリの指は細いし、奥までは届かないでしょう? これだったら結腸の奥まで届くわ! 王道学園※十八禁を完璧なものにするため……そして数多のイケメンを貴方の虜とする究極の名器を作るため、これを使って後孔を鍛えあげるのよ!」
「お姉さま~~~!」

 黒光りする特大ディルドを高々と掲げながら、そう声を大をした姉。その頼もしい姿に感銘を受けた僕は、瞳を潤ませながら感謝の気持ちを表すべく、その細い身体に抱きついた。

「お姉さま、ありがとう! 僕さっそく使ってくるね!」
「ええ、頑張ってね♡」

 僕は笑顔で見送る姉に手を振りながら、受け取った紙袋を大事に抱きしめ、足早に自分の部屋へと向かう。

 我が家の跡取りとして英才教育を受けている姉の部屋は、僕の部屋と少し離れたところにあるのだ。今までなんとも思っていなかったこの距離を、こんなにももどかしく感じる日が来るなんて、思ってもみなかった。

「そうだ近道しよう……!」

 少しでも早く自室に辿り着きたくて、裏庭を抜けていくルートを思い付く。渡り廊下から外に出た瞬間、室内では早歩きに留めていたけど、我慢できずに駆け出してしまった。




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