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「王都に殴り込み(カチコミ)よ!」
わたくしの絶叫は 叔父上の執務室(すでに扉は半壊)に響き渡った。
わたくしはビリビリに破り捨てた手紙の残骸を踏みつけ 復讐の炎に身を焦がしていた。
(あの お花畑王子と偽聖女…!
わたくしが(血と汗と『デビル』の匂いで)稼いだお金を
『リリア聖女基金』ですって!?)
(冗談じゃないわ!わたくしのお金は わたくしの『悪の晩餐会』のために使うのよ!)
「待て待て待て!カタリナ!」
叔父上が 興奮するわたくしの肩を(熊のような力で)掴んで引き留める。
「殴り込みとは何事だ!
相手は王子だぞ!今度こそ反逆罪で首が飛ぶわ!」
「離しなさい 叔父上!
わたくしは行かねばならないの!
悪役令嬢として あの二人の鼻をへし折るために!」
「落ち着けと言っとるだろうが!」
わたくしと叔父上がギャーギャーと揉めていると
わたくしの後ろに控えていたセシリオが 静かに口を開いた。
「叔父貴様。
殴り込み()はともかく 王都へのお戻りは 決定事項のようです」
「…どういうことだ?セシリオ君」
「客間でお待ちの使者殿が お持ちなのは
エドワード王子からの親書(脅迫状)だけではございません」
セシリオは懐から もう一通 厳重に封蝋がされた手紙を取り出した。
そこには 国王陛下の紋章が輝いている。
「こちらは 国王陛下からの(正式な)召喚状です」
「国王陛下から!?」
叔父上が目を見開く。
わたくしも 揉めるのをやめて その手紙を凝視した。
「…何て書いてあるのよ」
セシリオは封蝋を解き 中の羊皮紙に目を通す。
「…ええと
『我が愛する姪 カタリナへ』」
「(姪…?まあいいわ 続けなさい)」
「『辺境での暮らしには慣れた頃と思う。
お前が開発した『デビル・ヴォルフ』が 王都で大変な評判となり 朕も(こっそり)食したが 誠に美味であった』」
「(フフン…陛下もわたくしの『誘惑』の虜になったようね!)」
「『さて 本題だが。
今 王都は リリア嬢の『奇跡』により 少々混乱している』」
(少々どころじゃないでしょうけどね!)
「『民は無料のパンと水に沸いているが
職人や商人たちからは 悲鳴が上がっているのも事実だ』」
「『そこで!
あの『嘆き』を王都のブームにし
『デビル・ヴォルフ』という新商品まで生み出した
お前の『類稀なる商才』を見込んで 頼みがある』」
「…頼み?」
「『王都に戻り この混乱した経済を立て直す手助けをしてはくれぬか』
『これは国王としての命令であり 叔父としての願いでもある』
…とのことです」
「……」
わたくしと叔父上は 顔を見合わせた。
(国王陛下…!
わたくしのことを『商才の聖女()』として 認識している…!)
(そして あの偽聖女の後始末を わたくしにやれ と!?)
「カタリナ…」
叔父上が心配そうにわたくしを見る。
「国王陛下直々のご命令だ。
これは 断れんぞ」
「……」
わたくしは数秒間 黙り込んだ。
そして…
「フフ…」
「フフフ…」
「フハハハハハハ!」
わたくしの高笑いが 執務室に響き渡った。
「カ カタリナ?どうした 大丈夫か?」
叔父上が本気でわたくしの頭を心配し始める。
「叔父上!セシリオ!
聞きました!?国王陛下が わたくしを呼んでいるのよ!」
「はあ…まあ そうですが…」
「エドワードは『金だけ寄越せ』だったけれど
国王陛下は『わたくし本人』が必要だと!」
(つまり!
あの お花畑王子より 国王陛下の方が
わたくしの『価値』を分かっているということじゃないの!)
「フン!殴り込みに行く手間が省けたわ!」
わたくしは腕を組み 悪役令嬢(最高権力者お墨付き)の顔で言い放つ。
「国王陛下直々のご命令(という名の懇願)とあらば
このわたくしが 王都へ(わざわざ)行ってやらないこともないわね!」
「お おう…そうか…
(カタリナは乗り気でいいのか?)」
叔父上がセシリオに目配せするが セシリオは無表情で肩をすくめただけだ。
「さあ!こうしてはいられませんわ!」
わたくしは踵を返し 廊下を(悪役令嬢らしく)大股で歩き出す。
「セシリオ!荷造りよ!
今度は『呪いの仮面』も『黒魔術大全(スケッチブック)』も
絶対に持っていくわよ!」
「…あのガラクタは 全て叔父貴様に燃やしていただきましたが」
「なんですってーーー!!」
「それよりも お嬢様」
セシリオがわたくしの数歩後ろを歩きながら 淡々と告げる。
「王都へは 急ぎ向かうことになります。
使者の馬車(王家所有の最速馬車)に同乗するように と」
「なんですって?
わたくしが(悪臭と金貨と共に)開発した
『デビル・ヴォルフ』の利益で買った
わたくし専用の『黄金の馬車(未発注)』で行くのではないの!?」
「間に合いません。
それに お嬢様は『辺境での謹慎』という名目で王都を離れた身。
今回の帰還は あくまで『国王陛下による(強制)召喚』です。
お嬢様の意思で帰る(カチコミ)のではありません」
「む…」
(確かに…!)
「つまり わたくしは
『王都の経済を救う 聖女()』として
強制的に連れ戻される…という形になるわけね…」
「…まあ 概ねそのような認識で間違い無いかと」
(フフン…悪くないわ…!)
(『辺境に追放された悲劇の令嬢が
国を救う救世主(聖女)として 凱旋する』…!)
(そして!その裏で!
わたくしの商才()で あの偽聖女を叩き潰す!)
(これぞ 完璧な悪役令嬢の復讐劇(リベンジ)じゃないの!)
「決めたわ セシリオ!」
わたくしは振り返り 護衛騎士に(邪悪に)微笑む。
「王都に帰りましょう!
わたくしの新たなる舞台(ステージ)へ!」
「…承知いたしました。
(…絶対また何かやらかす…)」
セシリオが(心の底から)深いため息をついたのを
興奮状態のわたくしは 気づく由もなかった。
こうして わたくしは『商才の聖女』という
(不本意極まりない)看板を引っ提げ
王都へと強制送還(という名の殴り込み)されることになったのだった。
わたくしの絶叫は 叔父上の執務室(すでに扉は半壊)に響き渡った。
わたくしはビリビリに破り捨てた手紙の残骸を踏みつけ 復讐の炎に身を焦がしていた。
(あの お花畑王子と偽聖女…!
わたくしが(血と汗と『デビル』の匂いで)稼いだお金を
『リリア聖女基金』ですって!?)
(冗談じゃないわ!わたくしのお金は わたくしの『悪の晩餐会』のために使うのよ!)
「待て待て待て!カタリナ!」
叔父上が 興奮するわたくしの肩を(熊のような力で)掴んで引き留める。
「殴り込みとは何事だ!
相手は王子だぞ!今度こそ反逆罪で首が飛ぶわ!」
「離しなさい 叔父上!
わたくしは行かねばならないの!
悪役令嬢として あの二人の鼻をへし折るために!」
「落ち着けと言っとるだろうが!」
わたくしと叔父上がギャーギャーと揉めていると
わたくしの後ろに控えていたセシリオが 静かに口を開いた。
「叔父貴様。
殴り込み()はともかく 王都へのお戻りは 決定事項のようです」
「…どういうことだ?セシリオ君」
「客間でお待ちの使者殿が お持ちなのは
エドワード王子からの親書(脅迫状)だけではございません」
セシリオは懐から もう一通 厳重に封蝋がされた手紙を取り出した。
そこには 国王陛下の紋章が輝いている。
「こちらは 国王陛下からの(正式な)召喚状です」
「国王陛下から!?」
叔父上が目を見開く。
わたくしも 揉めるのをやめて その手紙を凝視した。
「…何て書いてあるのよ」
セシリオは封蝋を解き 中の羊皮紙に目を通す。
「…ええと
『我が愛する姪 カタリナへ』」
「(姪…?まあいいわ 続けなさい)」
「『辺境での暮らしには慣れた頃と思う。
お前が開発した『デビル・ヴォルフ』が 王都で大変な評判となり 朕も(こっそり)食したが 誠に美味であった』」
「(フフン…陛下もわたくしの『誘惑』の虜になったようね!)」
「『さて 本題だが。
今 王都は リリア嬢の『奇跡』により 少々混乱している』」
(少々どころじゃないでしょうけどね!)
「『民は無料のパンと水に沸いているが
職人や商人たちからは 悲鳴が上がっているのも事実だ』」
「『そこで!
あの『嘆き』を王都のブームにし
『デビル・ヴォルフ』という新商品まで生み出した
お前の『類稀なる商才』を見込んで 頼みがある』」
「…頼み?」
「『王都に戻り この混乱した経済を立て直す手助けをしてはくれぬか』
『これは国王としての命令であり 叔父としての願いでもある』
…とのことです」
「……」
わたくしと叔父上は 顔を見合わせた。
(国王陛下…!
わたくしのことを『商才の聖女()』として 認識している…!)
(そして あの偽聖女の後始末を わたくしにやれ と!?)
「カタリナ…」
叔父上が心配そうにわたくしを見る。
「国王陛下直々のご命令だ。
これは 断れんぞ」
「……」
わたくしは数秒間 黙り込んだ。
そして…
「フフ…」
「フフフ…」
「フハハハハハハ!」
わたくしの高笑いが 執務室に響き渡った。
「カ カタリナ?どうした 大丈夫か?」
叔父上が本気でわたくしの頭を心配し始める。
「叔父上!セシリオ!
聞きました!?国王陛下が わたくしを呼んでいるのよ!」
「はあ…まあ そうですが…」
「エドワードは『金だけ寄越せ』だったけれど
国王陛下は『わたくし本人』が必要だと!」
(つまり!
あの お花畑王子より 国王陛下の方が
わたくしの『価値』を分かっているということじゃないの!)
「フン!殴り込みに行く手間が省けたわ!」
わたくしは腕を組み 悪役令嬢(最高権力者お墨付き)の顔で言い放つ。
「国王陛下直々のご命令(という名の懇願)とあらば
このわたくしが 王都へ(わざわざ)行ってやらないこともないわね!」
「お おう…そうか…
(カタリナは乗り気でいいのか?)」
叔父上がセシリオに目配せするが セシリオは無表情で肩をすくめただけだ。
「さあ!こうしてはいられませんわ!」
わたくしは踵を返し 廊下を(悪役令嬢らしく)大股で歩き出す。
「セシリオ!荷造りよ!
今度は『呪いの仮面』も『黒魔術大全(スケッチブック)』も
絶対に持っていくわよ!」
「…あのガラクタは 全て叔父貴様に燃やしていただきましたが」
「なんですってーーー!!」
「それよりも お嬢様」
セシリオがわたくしの数歩後ろを歩きながら 淡々と告げる。
「王都へは 急ぎ向かうことになります。
使者の馬車(王家所有の最速馬車)に同乗するように と」
「なんですって?
わたくしが(悪臭と金貨と共に)開発した
『デビル・ヴォルフ』の利益で買った
わたくし専用の『黄金の馬車(未発注)』で行くのではないの!?」
「間に合いません。
それに お嬢様は『辺境での謹慎』という名目で王都を離れた身。
今回の帰還は あくまで『国王陛下による(強制)召喚』です。
お嬢様の意思で帰る(カチコミ)のではありません」
「む…」
(確かに…!)
「つまり わたくしは
『王都の経済を救う 聖女()』として
強制的に連れ戻される…という形になるわけね…」
「…まあ 概ねそのような認識で間違い無いかと」
(フフン…悪くないわ…!)
(『辺境に追放された悲劇の令嬢が
国を救う救世主(聖女)として 凱旋する』…!)
(そして!その裏で!
わたくしの商才()で あの偽聖女を叩き潰す!)
(これぞ 完璧な悪役令嬢の復讐劇(リベンジ)じゃないの!)
「決めたわ セシリオ!」
わたくしは振り返り 護衛騎士に(邪悪に)微笑む。
「王都に帰りましょう!
わたくしの新たなる舞台(ステージ)へ!」
「…承知いたしました。
(…絶対また何かやらかす…)」
セシリオが(心の底から)深いため息をついたのを
興奮状態のわたくしは 気づく由もなかった。
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