【短編】スラム育ちの俺がお母さんとか無理じゃね? 〜夫は敵兵ですが何か?〜

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「ヤギ、買おっかー」
「は? カプリスはヤギが好きなのか?」
「全然好きじゃない。むしろちょっと嫌い」
「じゃあなんで買うとか言ったんだ?」
「乳が必要だろ?」
「乳を買えばいいんだ。ヤギなんか面倒見るのが大変だろ」
「そっか、じゃあ諦める~」

「ちょっと服買いに行ってくるね~」
 俺の返事も待たずにカプリスは出かけていった。三人での生活が不安だ。
 カプリスは軍の拠点にいた頃に俺がよく着せられていた、レースがついたヒラヒラした服をたくさん買ってきた。
「やっぱりフィーはこういう服が似合うよ」
 俺は無理やり着替えさせられて、次はこれ、次はこれ、と全部試着させられた。

「可愛い。フィーは本当に可愛いね。脱がしたくなっちゃうな。
 フィー、脱ぎたい?」
「そうだな」
 俺は着せ替えをずっとさせられて疲れていた。だからもうどうでもよくなって、適当な返事をした。それがよくなかったんだ……

「やっぱり? フィーもそう思う? 俺もすぐに脱がせてフィーのこと泣かせたいって思ってたんだよね!」
 服を剥ぎ取られると、顔中にキスされた。

「フィー、可愛い」
「あっ……」
「ほら、今日は人がいないんだから声我慢しなくていいんだよ。可愛いね。
 ここ、ピンクで可愛いね」

「あっ……ダメだ……」
「ダメじゃないでしょ? こんなに硬くして。ほら、気持ちいい?」
「んんっ……」
 ジュッと、先端を吸われると背中が反った。

「あぁ、可愛いね。気持ちいい?」
「んっ……」
 遠くでリオランの声がする。あうあーと何か話しているみたいだ。
「ここ好きでしょ?」
「あっ、あっ……」
 俺の急所が執拗に弄られると、涙が溢れる。

「やっぱりフィーは最高だよ」
「んっ……」
「そろそろ俺を受け入れてくれる~?」
 カプリスがそう言った時、リオランが泣き始めた。

「一旦中断だ。リオランが泣いている」
 俺は力が入らない下半身のままヨロヨロと立ち上がると、裸のままリオランのところへ向かった。
 抱き上げてもふぇふぇと泣いて、なかなか泣き止んでくれない。

「どうした? ん? 腹が減ったか?」
 ヤギの乳を沸かして水で薄めると、スプーンで少しずつリオランの口に流し込む。
 やっと大人しくなって、作った乳を飲み干すと、うつらうつらし始めた。

 胸の辺りをトントンしながら、見守っていると、カプリスに腰を掴まれた。
「カプリス、待っ、ああっ」
 そのまま成す術なく俺は後ろから貫かれた。

「もう終わったでしょ? 次は俺に構ってよ」
「分かったから、んっ……」
 そのまま俺は散々に攻められることになった。

 
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