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第五十一話:仮面の告白と動き出す運命の歯車
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地下空間に響き渡る、抑揚のない声。
松明の炎に揺らめく、不気味な仮面。
そして、退路を断つ巨大な岩。
アレンたちは、まさに袋の鼠であった。
カイトが剣の柄に手をかけ、ティムと兵士たちも警戒態勢に入る。
しかし、相手の数は多く、その立ち振る舞いからは、ただならぬ手練れの気配が漂っていた。
「ミストラルの小賢しき者たち、と言ったか。
我々がここに来ることを知っていた、というわけだね」
アレンは、恐怖を押し殺し、努めて冷静に問いかけた。
彼の頭脳は、この絶体絶命の状況を打開するための一手を、猛烈な速さで模索し始めている。
仮面の男は、アレンの問いに直接は答えず、代わりにゆっくりと祭壇に近づき、そこに置かれた古びた書物を手に取った。
「この『黒曜の書』を求めてきたのだろう? だが、これはお前たちのような若輩者が触れて良いものではない。
これは、世界をあるべき姿に戻すための、大いなる力の源なのだから」
その言葉には、狂信的とも言えるほどの強い確信が込められている。
リナは、その「大いなる力」という言葉に、本能的な嫌悪感と恐怖を感じ、アレンの腕を強く握りしめた。
「世界をあるべき姿に戻す……? それが、あなたたち『黒曜の爪』の目的なのか」
アレンは、さらに言葉を続ける。
今は時間を稼ぎ、相手の情報を少しでも引き出すことが重要だと判断したのだ。
仮面の長は、アレンの問いに、ふっと嘲るような息を漏らした。
「小僧にしては、聡いようだな。
そう、我々は、この歪んでしまった世界を、混沌の揺り籠へと還し、真の調和を取り戻すために存在する。
そして、その成就のためには、この書に記された古の『厄災』の力と……そして、お前のような『特異点』の存在が不可欠なのだよ、アレン君」
アレン君、と呼ばれたことに、アレンは内心で戦慄を覚える。
彼らは、アレンの名前だけでなく、その特異な才能についても、ある程度把握しているということか。
あの羊皮紙のメッセージは、やはりアレン個人に向けられたものだったのだ。
「特異点……? それが、僕のことだと?」
「そうだ。
お前のその、常識では計り知れぬ知識と発明の才。
それは、この世界に新たな『歪み』を生み出す危険な力であると同時に、使い方によっては『厄災』を呼び覚ますための鍵ともなり得る。
我々はお前を導き、その力を正しく使う手助けをしてやろうと考えていたのだが……どうやら、辺境伯の犬となることを選んだようだな」
仮面の長は、ゆっくりとアレンに近づいてくる。
その手には、書物とは別に、黒曜石で作られた短剣が握られていた。
もはや、言葉での時間稼ぎは限界か。
カイトが、アレンの前に立ちはだかるように剣を構える。
「アレンには指一本触れさせねえ!」
「愚かな……。
抵抗は無意味だ」
仮面の長が短剣を振り上げた、その瞬間であった。
「待ってください!」
叫んだのは、リナであった。
彼女は、アレンの腕を掴んでいた手を離し、一歩前へと踏み出す。
その手には、いつの間にか数種類の薬草が握られていた。
「その書物……強い魔力を放っていますね。
でも、それと同時に、何か……とても不安定な気配も感じます。
あなたたちは、本当にその力を制御できるのですか? 下手をすれば、あなたたち自身が『厄災』に飲み込まれてしまうかもしれませんよ!」
リナの言葉は、仮面の長に一瞬の動揺を与えたように見えた。
彼女の持つ、植物や自然の気に敏感な感受性が、あの書物の持つ異様な力の正体の一端を捉えたのかもしれない。
「小娘が、何を知ったような口を……!」
仮面の長が再び短剣を構えようとした、その時、アレンはリナの言葉にヒントを得て、ある可能性に思い至った。
そして、彼は賭けに出る。
「その書物、おそらくは古代の遺物でしょう。
そして、あなたたちはその力を完全に理解しているわけではない。
違いますか? もし、僕の知識が役に立つというのなら、その書物について、少し調べてみる時間をもらえませんか。
あるいは、あなたたちの目的を達成するために、もっと安全で、確実な方法を僕が提案できるかもしれません」
それは、敵に協力するふりをして時間を稼ぎ、脱出の機会を窺うという、危険な賭けであった。
しかし、今の状況では、それしか活路はないかもしれない。
仮面の長は、アレンの言葉に、しばし動きを止めた。
彼の仮面の下の表情は窺い知れないが、その提案が、彼の心に何らかの波紋を投げかけたことは確かであった。
ミストラル村の技術力、そしてアレンの才能は、彼らにとっても無視できないものであったはずだ。
「……面白い。
小僧、お前のその度胸だけは認めてやろう。
だが、我々を欺こうなどとは思うなよ」
長い沈黙の後、仮面の長はそう言った。
そして、部下の一人に目配せする。
部下は、アレンたちの武器を取り上げ、彼らを地下空間の隅へと追いやり、見張りをつけた。
「しばらく、ここで頭を冷やすがいい。
そして、我々に協力する気になったら、改めて声をかけろ。
もっとも、その前に、お前たちの仲間が、この谷から生きて帰れるかどうかは分からんがな」
そう言い残し、仮面の長は、数人の部下と共に、あの黒曜石の柱に囲まれた祭壇へと戻り、何やら儀式のようなものを始めた。
残りの者たちは、アレンたちを見張り続けている。
アレンたちは、武器を取り上げられ、見張りの下に置かれるという、依然として絶望的な状況に変わりはなかった。
しかし、わずかながら時間が稼げたこと、そして敵の目的の一端が垣間見えたこと、さらには敵内部にも何らかの不安定さがあるかもしれないという可能性。
それらは、アレンにとって、次の一手を考えるための重要な要素となる。
(「厄災」……そして僕が「特異点」……。
彼らは、僕の力を利用して、何かとんでもないことをしようとしている。
そして、あの書物には、そのための鍵が隠されているに違いない)
アレンは、リナとカイト、そしてティムやレグルスたちと視線を交わした。
彼らの目には、まだ諦めの色はない。
この薄暗い地下遺跡の底で、彼らの知恵と勇気、そして絆が、再び試されようとしていた。
仮面の者たちが始めた儀式は、徐々にその不気味さを増していく。
祭壇から立ち上る異様な気配と、詠唱のような低い声。
時間は、刻一刻と迫っている。
アレンは、この閉ざされた空間からの脱出と、そして「黒曜の爪」の真の目的を暴くための、新たな策を練り始めなければならなかった。
その策は、これまでの発明とは全く異なる、危険な罠を伴うものになるのかもしれない。
松明の炎に揺らめく、不気味な仮面。
そして、退路を断つ巨大な岩。
アレンたちは、まさに袋の鼠であった。
カイトが剣の柄に手をかけ、ティムと兵士たちも警戒態勢に入る。
しかし、相手の数は多く、その立ち振る舞いからは、ただならぬ手練れの気配が漂っていた。
「ミストラルの小賢しき者たち、と言ったか。
我々がここに来ることを知っていた、というわけだね」
アレンは、恐怖を押し殺し、努めて冷静に問いかけた。
彼の頭脳は、この絶体絶命の状況を打開するための一手を、猛烈な速さで模索し始めている。
仮面の男は、アレンの問いに直接は答えず、代わりにゆっくりと祭壇に近づき、そこに置かれた古びた書物を手に取った。
「この『黒曜の書』を求めてきたのだろう? だが、これはお前たちのような若輩者が触れて良いものではない。
これは、世界をあるべき姿に戻すための、大いなる力の源なのだから」
その言葉には、狂信的とも言えるほどの強い確信が込められている。
リナは、その「大いなる力」という言葉に、本能的な嫌悪感と恐怖を感じ、アレンの腕を強く握りしめた。
「世界をあるべき姿に戻す……? それが、あなたたち『黒曜の爪』の目的なのか」
アレンは、さらに言葉を続ける。
今は時間を稼ぎ、相手の情報を少しでも引き出すことが重要だと判断したのだ。
仮面の長は、アレンの問いに、ふっと嘲るような息を漏らした。
「小僧にしては、聡いようだな。
そう、我々は、この歪んでしまった世界を、混沌の揺り籠へと還し、真の調和を取り戻すために存在する。
そして、その成就のためには、この書に記された古の『厄災』の力と……そして、お前のような『特異点』の存在が不可欠なのだよ、アレン君」
アレン君、と呼ばれたことに、アレンは内心で戦慄を覚える。
彼らは、アレンの名前だけでなく、その特異な才能についても、ある程度把握しているということか。
あの羊皮紙のメッセージは、やはりアレン個人に向けられたものだったのだ。
「特異点……? それが、僕のことだと?」
「そうだ。
お前のその、常識では計り知れぬ知識と発明の才。
それは、この世界に新たな『歪み』を生み出す危険な力であると同時に、使い方によっては『厄災』を呼び覚ますための鍵ともなり得る。
我々はお前を導き、その力を正しく使う手助けをしてやろうと考えていたのだが……どうやら、辺境伯の犬となることを選んだようだな」
仮面の長は、ゆっくりとアレンに近づいてくる。
その手には、書物とは別に、黒曜石で作られた短剣が握られていた。
もはや、言葉での時間稼ぎは限界か。
カイトが、アレンの前に立ちはだかるように剣を構える。
「アレンには指一本触れさせねえ!」
「愚かな……。
抵抗は無意味だ」
仮面の長が短剣を振り上げた、その瞬間であった。
「待ってください!」
叫んだのは、リナであった。
彼女は、アレンの腕を掴んでいた手を離し、一歩前へと踏み出す。
その手には、いつの間にか数種類の薬草が握られていた。
「その書物……強い魔力を放っていますね。
でも、それと同時に、何か……とても不安定な気配も感じます。
あなたたちは、本当にその力を制御できるのですか? 下手をすれば、あなたたち自身が『厄災』に飲み込まれてしまうかもしれませんよ!」
リナの言葉は、仮面の長に一瞬の動揺を与えたように見えた。
彼女の持つ、植物や自然の気に敏感な感受性が、あの書物の持つ異様な力の正体の一端を捉えたのかもしれない。
「小娘が、何を知ったような口を……!」
仮面の長が再び短剣を構えようとした、その時、アレンはリナの言葉にヒントを得て、ある可能性に思い至った。
そして、彼は賭けに出る。
「その書物、おそらくは古代の遺物でしょう。
そして、あなたたちはその力を完全に理解しているわけではない。
違いますか? もし、僕の知識が役に立つというのなら、その書物について、少し調べてみる時間をもらえませんか。
あるいは、あなたたちの目的を達成するために、もっと安全で、確実な方法を僕が提案できるかもしれません」
それは、敵に協力するふりをして時間を稼ぎ、脱出の機会を窺うという、危険な賭けであった。
しかし、今の状況では、それしか活路はないかもしれない。
仮面の長は、アレンの言葉に、しばし動きを止めた。
彼の仮面の下の表情は窺い知れないが、その提案が、彼の心に何らかの波紋を投げかけたことは確かであった。
ミストラル村の技術力、そしてアレンの才能は、彼らにとっても無視できないものであったはずだ。
「……面白い。
小僧、お前のその度胸だけは認めてやろう。
だが、我々を欺こうなどとは思うなよ」
長い沈黙の後、仮面の長はそう言った。
そして、部下の一人に目配せする。
部下は、アレンたちの武器を取り上げ、彼らを地下空間の隅へと追いやり、見張りをつけた。
「しばらく、ここで頭を冷やすがいい。
そして、我々に協力する気になったら、改めて声をかけろ。
もっとも、その前に、お前たちの仲間が、この谷から生きて帰れるかどうかは分からんがな」
そう言い残し、仮面の長は、数人の部下と共に、あの黒曜石の柱に囲まれた祭壇へと戻り、何やら儀式のようなものを始めた。
残りの者たちは、アレンたちを見張り続けている。
アレンたちは、武器を取り上げられ、見張りの下に置かれるという、依然として絶望的な状況に変わりはなかった。
しかし、わずかながら時間が稼げたこと、そして敵の目的の一端が垣間見えたこと、さらには敵内部にも何らかの不安定さがあるかもしれないという可能性。
それらは、アレンにとって、次の一手を考えるための重要な要素となる。
(「厄災」……そして僕が「特異点」……。
彼らは、僕の力を利用して、何かとんでもないことをしようとしている。
そして、あの書物には、そのための鍵が隠されているに違いない)
アレンは、リナとカイト、そしてティムやレグルスたちと視線を交わした。
彼らの目には、まだ諦めの色はない。
この薄暗い地下遺跡の底で、彼らの知恵と勇気、そして絆が、再び試されようとしていた。
仮面の者たちが始めた儀式は、徐々にその不気味さを増していく。
祭壇から立ち上る異様な気配と、詠唱のような低い声。
時間は、刻一刻と迫っている。
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