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王都アルフォンス編
第七十一話:王立学院の講義と知の坩堝
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王立中央学院での最初の一日は、アレンにとって、驚きと興奮、そしてわずかな戸惑いの連続であった。
新入生向けのオリエンテーションを終え、フィンと共に選択した最初の講義――「基礎魔導力学」の教室へと足を踏み入れると、そこにはミストラル村の学び舎とは比較にならないほどの多くの学生たちが集い、その熱気にアレンは気圧されそうになる。
大理石で作られた階段教室、天井まで届く巨大な書棚、そして教壇に立つ老教授の威厳に満ちた姿。
その全てが、この学院の持つ歴史と権威を物語っていた。
講義の内容は、アレンにとって非常に刺激的であった。
この世界における魔力の定義、その性質、そして魔導具が動作する基本的な原理。
老教授の説明は明快で、時折挟まれる難解な数式や古代語の引用は、アレンの知的好奇心を強くくすぐる。
浩介だった頃の物理学や工学の知識と、この世界独自の魔導の法則とを頭の中で結びつけようと、アレンは夢中で羊皮紙にメモを取った。
しかし、同時にアレンは、自身の知識の偏りも痛感せざるを得なかった。
ミストラル村で実践を通じて身につけてきた技術や発明は、確かに独創的で実用的であった。
だが、その理論的な裏付けや、学問としての体系的な理解は、明らかに不足している。
周囲の学生たちが、教授の問いかけに淀みなく答える姿を見て、アレンは少しばかりの焦りと、そして新たな学びへの強い渇望を感じた。
「アレン、大丈夫か? あの教授の話、半分も分からなかったぜ、俺は」
講義の後、フィンが苦笑しながらアレンに話しかけてきた。
彼は、難しい理論よりも、実践的な剣術や歴史物語の方が好きなタイプらしい。
「ううん、すごく面白かったよ。
ただ、僕の知らないことばかりで……もっと勉強しないといけないなって思った」
アレンが素直な感想を述べると、フィンは「そりゃ、アレンは特別だからな!」とあっけらかんと言った。
その屈託のなさが、アレンの心を少し軽くしてくれる。
次の「錬金術基礎論」の講義では、アレンの持つ特異な視点が、思わぬ形で注目を集めることとなった。
物質の変成や、エリクサーの精製といったテーマに対し、他の学生たちが伝統的な錬金術の教えや、師から受け継いだ秘術的な解釈を述べる中、アレンは、それらを物質の化学的な結合や、触媒反応といった、浩介の知識に基づく独自の視点から分析し、発言したのだ。
「……つまり、この鉱石から特定の成分を抽出する際に、この薬草を触媒として加えることで、反応速度が上がり、より純度の高い物質が得られる可能性がある、ということかね? アレン君」
錬金術を担当する、恰幅の良い壮年の教授は、アレンの突飛とも思える発言に、最初は訝しげな表情を浮かべたが、アレンがその根拠となる実験データ(ミストラル村の工房で試した簡単なものだ)や、化学反応のモデル図(これも彼が羊皮紙に描いたものだ)を示して説明すると、次第にその目に強い興味の色を宿らせ始めた。
「ふむ……実に興味深い。
君の言う『化学反応』という概念は、我々の錬金術の奥義にも通じるものがあるやもしれん。
放課後、私の研究室に来なさい。
もう少し詳しく話を聞こう」
教授からの思いがけない言葉に、アレンは驚きつつも、新たな知識への扉が開かれたような興奮を覚えた。
周囲の学生たちの中には、アレンの奇抜な発想に呆気にとられる者や、あるいはその才能に嫉妬の視線を向ける者もいたが、フィンだけは、「さすがアレンだな!」と自分のことのように喜んでくれている。
講義が終わると、アレンはフィンと共に、改めて学院の広大な図書館へと向かった。
そこは、まさに知の迷宮。
天井まで続く書架には、古今東西のあらゆる分野の書物が所狭しと並べられ、その蔵書数は、アレンの想像を遥かに超えていた。
彼は、早速「黒曜の書」の謎や、古代エネルギー技術、そして「始まりの山脈」の伝承に関する手がかりを探し始める。
見たこともない古代文字で書かれた文献や、難解な図形が記された古地図。
それらは、アレンの探究心を刺激し、時間を忘れて読み耽ってしまうほどであった。
「アレン、お前、本当に本が好きだなあ。
俺はもうギブアップだぜ」
フィンは、数冊の歴史小説を抱えたまま、アレンの隣で大きくあくびをした。
「ごめん、フィン。
もう少しだけ……あ、そうだ。
フィンは、この学院で何か面白いクラブとか、研究会とか知らないかな? 僕の工房みたいな、何かを作ったり実験したりできる場所があれば嬉しいんだけど」
「それなら、いくつか心当たりがあるぜ! 例えば、『古代遺物研究会』っていうのはどうだ? ちょっとオカルトチックな連中が集まってるって噂だけど、アレンの興味に合うかもしれん。
あとは、もっと実践的な『魔導具製作ギルド』っていうのもある。
ただ、あっちは結構、貴族のお坊ちゃんたちのサロンみたいになってるって話だけどな」
フィンの情報網は、驚くほど広くて詳細であった。
彼の社交的な性格が、自然と様々な情報を引き寄せているのだろう。
辺境伯屋敷に戻ったアレンの元には、数日後、ミストラル村からの初めての便りが届けられた。
それは、リナからの、村の近況を知らせる温かい手紙と、カイトからの、相変わらずぶっきらぼうだがアレンを気遣う言葉が綴られた短い伝言、そしてトムやサラたちが学び舎で描いたアレンの似顔絵であった。
故郷の仲間たちの変わらぬ友情に、アレンは胸を熱くし、同時に、王都で自分が成し遂げなければならないことへの決意を新たにする。
王立中央学院での生活は、始まったばかり。
そこには、刺激的な学びと、新たな出会いが満ち溢れている。
しかし、アレンの持つ特異な知識と、彼が背負う大きな使命は、この華やかな学びの園においても、静かな波紋を広げ始めていた。
一部のプライドの高い貴族の子弟たちが、辺境伯の庇護を受ける謎の平民出身の少年、アレン・ウォーカーに対して、嫉妬と警戒の視線を向け始めていることに、彼はまだ気づいていない。
新入生向けのオリエンテーションを終え、フィンと共に選択した最初の講義――「基礎魔導力学」の教室へと足を踏み入れると、そこにはミストラル村の学び舎とは比較にならないほどの多くの学生たちが集い、その熱気にアレンは気圧されそうになる。
大理石で作られた階段教室、天井まで届く巨大な書棚、そして教壇に立つ老教授の威厳に満ちた姿。
その全てが、この学院の持つ歴史と権威を物語っていた。
講義の内容は、アレンにとって非常に刺激的であった。
この世界における魔力の定義、その性質、そして魔導具が動作する基本的な原理。
老教授の説明は明快で、時折挟まれる難解な数式や古代語の引用は、アレンの知的好奇心を強くくすぐる。
浩介だった頃の物理学や工学の知識と、この世界独自の魔導の法則とを頭の中で結びつけようと、アレンは夢中で羊皮紙にメモを取った。
しかし、同時にアレンは、自身の知識の偏りも痛感せざるを得なかった。
ミストラル村で実践を通じて身につけてきた技術や発明は、確かに独創的で実用的であった。
だが、その理論的な裏付けや、学問としての体系的な理解は、明らかに不足している。
周囲の学生たちが、教授の問いかけに淀みなく答える姿を見て、アレンは少しばかりの焦りと、そして新たな学びへの強い渇望を感じた。
「アレン、大丈夫か? あの教授の話、半分も分からなかったぜ、俺は」
講義の後、フィンが苦笑しながらアレンに話しかけてきた。
彼は、難しい理論よりも、実践的な剣術や歴史物語の方が好きなタイプらしい。
「ううん、すごく面白かったよ。
ただ、僕の知らないことばかりで……もっと勉強しないといけないなって思った」
アレンが素直な感想を述べると、フィンは「そりゃ、アレンは特別だからな!」とあっけらかんと言った。
その屈託のなさが、アレンの心を少し軽くしてくれる。
次の「錬金術基礎論」の講義では、アレンの持つ特異な視点が、思わぬ形で注目を集めることとなった。
物質の変成や、エリクサーの精製といったテーマに対し、他の学生たちが伝統的な錬金術の教えや、師から受け継いだ秘術的な解釈を述べる中、アレンは、それらを物質の化学的な結合や、触媒反応といった、浩介の知識に基づく独自の視点から分析し、発言したのだ。
「……つまり、この鉱石から特定の成分を抽出する際に、この薬草を触媒として加えることで、反応速度が上がり、より純度の高い物質が得られる可能性がある、ということかね? アレン君」
錬金術を担当する、恰幅の良い壮年の教授は、アレンの突飛とも思える発言に、最初は訝しげな表情を浮かべたが、アレンがその根拠となる実験データ(ミストラル村の工房で試した簡単なものだ)や、化学反応のモデル図(これも彼が羊皮紙に描いたものだ)を示して説明すると、次第にその目に強い興味の色を宿らせ始めた。
「ふむ……実に興味深い。
君の言う『化学反応』という概念は、我々の錬金術の奥義にも通じるものがあるやもしれん。
放課後、私の研究室に来なさい。
もう少し詳しく話を聞こう」
教授からの思いがけない言葉に、アレンは驚きつつも、新たな知識への扉が開かれたような興奮を覚えた。
周囲の学生たちの中には、アレンの奇抜な発想に呆気にとられる者や、あるいはその才能に嫉妬の視線を向ける者もいたが、フィンだけは、「さすがアレンだな!」と自分のことのように喜んでくれている。
講義が終わると、アレンはフィンと共に、改めて学院の広大な図書館へと向かった。
そこは、まさに知の迷宮。
天井まで続く書架には、古今東西のあらゆる分野の書物が所狭しと並べられ、その蔵書数は、アレンの想像を遥かに超えていた。
彼は、早速「黒曜の書」の謎や、古代エネルギー技術、そして「始まりの山脈」の伝承に関する手がかりを探し始める。
見たこともない古代文字で書かれた文献や、難解な図形が記された古地図。
それらは、アレンの探究心を刺激し、時間を忘れて読み耽ってしまうほどであった。
「アレン、お前、本当に本が好きだなあ。
俺はもうギブアップだぜ」
フィンは、数冊の歴史小説を抱えたまま、アレンの隣で大きくあくびをした。
「ごめん、フィン。
もう少しだけ……あ、そうだ。
フィンは、この学院で何か面白いクラブとか、研究会とか知らないかな? 僕の工房みたいな、何かを作ったり実験したりできる場所があれば嬉しいんだけど」
「それなら、いくつか心当たりがあるぜ! 例えば、『古代遺物研究会』っていうのはどうだ? ちょっとオカルトチックな連中が集まってるって噂だけど、アレンの興味に合うかもしれん。
あとは、もっと実践的な『魔導具製作ギルド』っていうのもある。
ただ、あっちは結構、貴族のお坊ちゃんたちのサロンみたいになってるって話だけどな」
フィンの情報網は、驚くほど広くて詳細であった。
彼の社交的な性格が、自然と様々な情報を引き寄せているのだろう。
辺境伯屋敷に戻ったアレンの元には、数日後、ミストラル村からの初めての便りが届けられた。
それは、リナからの、村の近況を知らせる温かい手紙と、カイトからの、相変わらずぶっきらぼうだがアレンを気遣う言葉が綴られた短い伝言、そしてトムやサラたちが学び舎で描いたアレンの似顔絵であった。
故郷の仲間たちの変わらぬ友情に、アレンは胸を熱くし、同時に、王都で自分が成し遂げなければならないことへの決意を新たにする。
王立中央学院での生活は、始まったばかり。
そこには、刺激的な学びと、新たな出会いが満ち溢れている。
しかし、アレンの持つ特異な知識と、彼が背負う大きな使命は、この華やかな学びの園においても、静かな波紋を広げ始めていた。
一部のプライドの高い貴族の子弟たちが、辺境伯の庇護を受ける謎の平民出身の少年、アレン・ウォーカーに対して、嫉妬と警戒の視線を向け始めていることに、彼はまだ気づいていない。
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