【R18】陥落都市の令嬢

黒うさぎ

文字の大きさ
4 / 4

4.痴態と最期

しおりを挟む
「来たぞ!!」

 肛門の皺が伸び、ぱっくりとその口を開ける。
 そして次の瞬間、下品な破裂音を伴い汚物が飛び出した。

「お嬢様が糞を漏らしたぞ!」

「こんな美人でも、やっぱり汚ねぇもんは汚ねぇな」

「おいおい、なんだこの臭いは! 俺のより臭いんじゃねぇか?」

「それにしても、どんだけひり出す気なんだよ」

「人前で糞漏らすなんて、恥ずかしくないのかね」

 男たちの野次は最高潮に達していた。
 目の前で美女によって繰り広げられている排泄ショーに、広場は信じられないほどの熱気に包まれていた。

 どれだけからかわれようとも、一度決壊したものは止まらない。
 リリーヤは顔を真っ赤に染め、涙を流しながら羞恥に身を晒していた。
 目を閉じ、これは夢だと言い聞かせようとも、鼻を突く悪臭が現実を突きつけてくる。

 そして羞恥はこれで終わりではない。
 人間、後ろだけ排泄するなどという器用なことはできない。
 後ろの排泄に少し遅れて、シュッと勢い良く黄金のゆばりがほとばしった。
 広げられた脚の間から、噴水のように噴き出す飛沫。
 それはビシャビシャと舞台の床を叩き、飛び散った水滴は最前列にいた民にまで降り注いだ。

「うおっ! 汚ねぇ!」

「はははっ! どんだけ飛ばせば気が済むんだよ!」

「女が小便するところなんて初めて見たぜ!」

 拘束され晒されていた時間を思えば、排泄をしていた時間などわずかばかりだろう。
 だが、そのわずかな時間は、リリーヤにとって悪夢以外の何物でもなかったのは言うまでもあるまい。



 それからの十日は、リリーヤにとってまさに生き地獄だった。
 排泄姿を見られること以上の屈辱はないと思っていたリリーヤだったが、そんなことはなかった。
 リリーヤの想像できる屈辱など、ままごとのようなものだったのだと思い知らされた。

 日が落ちると、手持ち無沙汰になった兵士に暇潰しに純潔を散らされた。
 いずれはステークス家の更なる発展のために捧げるはずだった。
 それも今となっては、戯れに奪われてしまうのだ。

 ひとしきり犯すことに満足すると、今度はリリーヤの身体で遊び始めた。
 豊満な胸に五指を食い込ませ乱暴に揉まれた。
 頂で揺れる蕾を弄られると、どれだけ不快に思おうとも、身体は反応してしまう。
 次第に硬度を増し、ツンと尖っていく乳頭の変化を散々笑われた。

 菊孔には浣腸液を入れられ、無理矢理排泄をさせられた。
 固形物は早々に出し尽くし、大半は浣腸液をそのまま噴き出すことになった。
 度重なる浣腸に肛門は赤く腫れてしまった。
 そんな場所に、今度は指を入れ始めたのだ。
 痛みと不快感しかないはずの行為。
 だというのに、執拗に何時間も弄られると、むず痒いような、身をよじりたくなる感覚に襲われるようになった。
 そしてその中に、少しずつ快楽を感じるようになっていくのだ。

 目を逸らそうとすればするほど、確かな快楽が蓄積されていく。
 リリーヤはその変化を悟られないよう必死に取り繕っていたが、そんなものなんの意味もなさなかった。

 いつの間にか皮を押しやり、石のように硬くしこり勃っていた陰核。
 剥き出しの性感帯をピンと指で弾かれたのだ。

「んはうっっっ……っ!!」

 堪える暇すらなく、甘い声が漏れる。
 背中は反り返り、腰は小刻みに震えた。

 白く染まった思考の中で、リリーヤは自分が達したことを悟った。

 それから男たちの遊びは、リリーヤをどれだけ逝かせられるかというものに変化した。
 乳房を、肛門を、陰核を、そして肉壺を。
 四方から伸びる手が、リリーヤの身体中をまさぐった。

 羞恥と愛撫により敏感になっていた身体は、容易に頂へと導かれてしまう。
 盛大に潮まで噴いて達してしまうことも幾度もあった。
 その度に嘲笑を浴びせられるが、それに反応するだけの余裕はもう残されていなかった。

 戯れに与えられる快楽も辛かったが、時間が経つにつれ深刻になってきたのは渇きと飢えだ。
 リリーヤは拘束されてから、水の一滴すら与えられていなかった。

 身体に力が入らなくなり、なけなしの気力すらも崩れていく。

 虚ろな視界の中で、リリーヤの前に何かが突き出されたのが見えた。
 それは男根だった。
 男は無理矢理リリーヤの口に男根を突っ込むと、そのまま放尿を始めたのだ。

 普段のリリーヤからすれば、とても受け入れられるような行為ではなかっただろう。
 しかし、限界までの渇きを感じていたリリーヤにとってその水は神の恵みだった。
 味や臭いなど気にならなかった。
 本能の赴くままに喉を鳴らした。

 男たちは催すと、代わる代わるリリーヤの口へと尿を出した。
 中には精液を出す者もいた。

 晒し者にされているリリーヤにとって、男たちに注がれる尿と精液だけが唯一の食料だった。
 そしてそんなものでも、人間というのは自らの血肉としてしまう。
 三日もすれば渇きで死ぬはずだったリリーヤは、結局十日も生き延びてしまった。

 拘束から十日後、ついに事切れたリリーヤの亡骸には男たちの汚液が大量にこびりついていた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

処理中です...