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第3章:無自覚の救済者
第11話:王宮での孤独と焦り
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リュウガとの議論……いや、一方的な言い聞かせを終えてから数日が過ぎた。
俺は相変わらず王宮で大切な客人として、豪華な部屋を与えられ、至れり尽くせりの生活を送っていた。
毎日運ばれてくる食事は、前世の俺なら写真でしか見ることのないような高級料理ばかり。
夜は体が沈み込むほど柔らかな、天蓋付きのベッドで眠る。
侍女たちは俺の身の回りの世話を完璧にこなし、俺が何かを欲する前に全てが用意された。
まるで、豪華な鳥籠の中にいるようだった。
何不自由ない。
だが、全く自由ではなかった。
リュウガはあの日以来、俺の前に姿を現さなかった。
彼から何らかの指示があるわけでも、資料が渡されるわけでもない。
「国の頭脳」としてスラム街の「改善」という名の重い課題を与えられたはずの俺は、完全に放っておかれていた。
(……焦らすつもりか、リュウガ)
ソファに深く身を沈めながら、俺は天井のやたらと大きなシャンデリアを睨みつける。
彼のやり方は、手に取るように分かった。
これは前世で嫌というほど経験させられた、上司が部下を思い通りに動かすためのよくある手口だ。
まず「自由にやっていい」と、口約束だけする。
しかし、具体的な権限や情報は一切与えない。
部下は何もできずに無力感と焦りを感じ始める。
そして精神的に追い詰められた状況で、上司が望む「自主的な提案」をさせるのだ。
俺は、まんまとその手にハマりかけていた。
日を追うごとに、焦りだけが募っていく。
何もしないまま時間だけが過ぎていくこの状況は、心をすり減らした会社員時代を思い出させ、俺の心をじわじわと蝕んでいった。
俺は歯車に戻るために、この世界に来たわけじゃない。
今度こそ、自分の意志で自分の人生を生きると誓ったはずだ。
(待っていても、何も始まらない……)
リュウガは言った。
「お前の力で、もっと完璧な理想郷への道を観測してくれ」と。
ならば、俺は俺のやり方で動くしかない。
彼が俺を共犯者に引きずり込もうというのなら、まずはその犯罪の「現場」を俺自身の目で徹底的に調べ上げる必要がある。
リュウガが見せたかった「光」じゃない。
彼が隠したかった「闇」の全てを。
◇ ◇ ◇
その日の午後、俺は再び侍女に頼んで用意してもらった平民の服に着替えると、誰にも告げずに王宮を抜け出した。
向かう先はもちろん、王都の外壁にへばりつくように存在するあのスラム街だ。
一度来た道だ。
もう迷うことはない。
きらびやかな王都の賑わいを背に、俺は重い鉄の門をくぐり、よどんだ空気が支配する世界へと足を踏み入れた。
鼻を突く、湿った土と汚れた物の匂い。
目に映るのは、灰色と茶色だけで構成された、色彩のない世界。
前回訪れた時と、何も変わらない。
人々はまるで魂を抜き取られたかのように、うつろな目で地面を見つめながら歩いている。
時折聞こえるのは、空腹を訴える子供の泣き声と、それを慰める母親の力ない声だけだ。
俺は、すぐに行動を起こすことはしなかった。
まずは「観測」に徹することにした。
リュウガに与えられた「課題」を解決するための、情報収集だ。
俺は目立たないように路地の隅に腰を下ろし、ただひたすらにそこに住む人々の様子を観察し続けた。
彼らが何を食べているのか。
どこで眠っているのか。
何を希望とし、何を絶望としているのか。
俺の天賦《物語の観測者》を使えば、彼らの心の内を読み解くこともできるだろう。
だが、俺はそれをしなかった。
まだ、その覚悟ができていなかった。
他人の心を、人生を、物語を覗き見るという行為の重さに、ためらっている自分がいた。
リュウガのように、平然と他人の心に土足で踏み入ることは俺にはできそうになかった。
何日も、何日も通い続けた。
最初は遠巻きに俺を警戒していたスラムの住民たちも、俺がただそこにいるだけで何もしないと分かると、やがて興味を失っていった。
俺は風景の一部になったのだ。
そうして観測を続けるうちに、俺は気づき始めた。
この場所は、ただ貧しく汚いだけの場所ではない。
ここには、ここのルールと、ここの営みが確かに存在していた。
わずかな食料を分け合う家族の姿。
廃材で壊れたおもちゃを修理し、子供に与える父親の姿。
病に倒れた隣人のために、けなげに水を運ぶお婆さんの姿。
リュウガが切り捨てた「不要な者」たちの間にも、確かに光はあった。
それは王都の光とは比べ物にならないほど小さく、か細い光だったが。
それでも、彼らは生きていた。
感情を奪われ、ただ生かされているだけの治安維持部隊の兵士たちとは違う。
絶望の淵にいても、彼らはまだ人間だった。
その事実が、俺の胸を強く打った。
(……こいつらを、救う方法……?)
リュウガに与えられた課題が、頭の中で重く響く。
俺に、何ができる?
《物語の観測者》という、ただ「見る」ことしかできない力で。
無力感が、再び俺の心を支配しようとしていた。
俺は、この世界でも結局何も変えられない傍観者のままなのか。
そんな思いに沈みかけていた、ある日のことだった。
いつものようにスラムの広場が見渡せる物陰で膝を抱えていると、数人の子供たちが広場に集まってきた。
その手には、ボロ布を固く丸めて作ったボールのようなものがある。
キャッキャ、と楽しそうな声を上げながら、子供たちはそのボールを蹴り合い始めた。
そんな粗末なボールでも、彼らにとっては最高の宝物なのだろう。
その無邪気な光景に、俺は思わず口元を緩めた。
だが、その中の一人の少年に俺はふと目を留めた。
他の子供たちよりも少し体が小さく、痩せた少年だった。
彼は輪の中に入ろうとせず、少し離れた場所から羨ましそうに仲間たちを見つめている。
(どうしたんだろう、あの子は……)
俺がそう思った、その時だった。
ボールが偶然にも、その少年の足元へと転がっていった。
「おい、早くこっちにパスしろよ!」
ボールを蹴っていた子供の一人が、少年に向かって叫ぶ。
少年は、ビクリと肩を震わせた。
そして何かを恐れるように、おずおずとボールに足を伸ばす。
その瞬間。
ゾクッ、と俺の背筋に悪寒が走った。
空気が、変わった。
いや、違う。
空気が、震えている。
少年を中心に、目には見えない何かの力が波紋のように広がっていく。
地面の砂埃が、まるで意思を持ったかのように少年の足元で渦を巻き始めた。
「……なんだ、これ……?」
子供たちも異変に気づき、動きを止める。
少年は自分の足元で起きている現象に気づいていないのか、ただ必死にボールを蹴ろうとしていた。
だが、彼の足がボールに触れることはない。
彼が足を動かすたびに、見えない力がボールを弾き飛ばしてしまうのだ。
「お前、何やってんだよ!」
「わざとやってるのか!」
事情が分からない仲間たちから、非難の声が飛ぶ。
少年は泣きそうな顔で、何度も、何度もボールを蹴ろうとする。
そのたびに彼の周りで渦巻く力の波紋は、より大きく、より激しくなっていく。
(まずい……!
あれは、天賦の暴走だ!)
直感的に、そう理解した。
彼に宿る《天賦》が彼の意思とは無関係に、制御できない状態で溢れ出しているのだ。
このままでは、どうなるか分からない。
少年自身が危険なのはもちろん、周りの子供たちを巻き込む大惨事になるかもしれない。
俺は、立ち上がっていた。
駆け出して、子供たちに危険を知らせなければ。
そう思った俺の体は、しかし金縛りにあったかのように動かなかった。
目の前の光景に、俺の魂が釘付けになっていたからだ。
俺の天賦が、勝手に発動していた。
《物語の観測者》が、暴走する少年の魂の奥にあるその「物語」を、俺の意思とは関係なく、勝手に読み解き始めていたのだ。
俺は相変わらず王宮で大切な客人として、豪華な部屋を与えられ、至れり尽くせりの生活を送っていた。
毎日運ばれてくる食事は、前世の俺なら写真でしか見ることのないような高級料理ばかり。
夜は体が沈み込むほど柔らかな、天蓋付きのベッドで眠る。
侍女たちは俺の身の回りの世話を完璧にこなし、俺が何かを欲する前に全てが用意された。
まるで、豪華な鳥籠の中にいるようだった。
何不自由ない。
だが、全く自由ではなかった。
リュウガはあの日以来、俺の前に姿を現さなかった。
彼から何らかの指示があるわけでも、資料が渡されるわけでもない。
「国の頭脳」としてスラム街の「改善」という名の重い課題を与えられたはずの俺は、完全に放っておかれていた。
(……焦らすつもりか、リュウガ)
ソファに深く身を沈めながら、俺は天井のやたらと大きなシャンデリアを睨みつける。
彼のやり方は、手に取るように分かった。
これは前世で嫌というほど経験させられた、上司が部下を思い通りに動かすためのよくある手口だ。
まず「自由にやっていい」と、口約束だけする。
しかし、具体的な権限や情報は一切与えない。
部下は何もできずに無力感と焦りを感じ始める。
そして精神的に追い詰められた状況で、上司が望む「自主的な提案」をさせるのだ。
俺は、まんまとその手にハマりかけていた。
日を追うごとに、焦りだけが募っていく。
何もしないまま時間だけが過ぎていくこの状況は、心をすり減らした会社員時代を思い出させ、俺の心をじわじわと蝕んでいった。
俺は歯車に戻るために、この世界に来たわけじゃない。
今度こそ、自分の意志で自分の人生を生きると誓ったはずだ。
(待っていても、何も始まらない……)
リュウガは言った。
「お前の力で、もっと完璧な理想郷への道を観測してくれ」と。
ならば、俺は俺のやり方で動くしかない。
彼が俺を共犯者に引きずり込もうというのなら、まずはその犯罪の「現場」を俺自身の目で徹底的に調べ上げる必要がある。
リュウガが見せたかった「光」じゃない。
彼が隠したかった「闇」の全てを。
◇ ◇ ◇
その日の午後、俺は再び侍女に頼んで用意してもらった平民の服に着替えると、誰にも告げずに王宮を抜け出した。
向かう先はもちろん、王都の外壁にへばりつくように存在するあのスラム街だ。
一度来た道だ。
もう迷うことはない。
きらびやかな王都の賑わいを背に、俺は重い鉄の門をくぐり、よどんだ空気が支配する世界へと足を踏み入れた。
鼻を突く、湿った土と汚れた物の匂い。
目に映るのは、灰色と茶色だけで構成された、色彩のない世界。
前回訪れた時と、何も変わらない。
人々はまるで魂を抜き取られたかのように、うつろな目で地面を見つめながら歩いている。
時折聞こえるのは、空腹を訴える子供の泣き声と、それを慰める母親の力ない声だけだ。
俺は、すぐに行動を起こすことはしなかった。
まずは「観測」に徹することにした。
リュウガに与えられた「課題」を解決するための、情報収集だ。
俺は目立たないように路地の隅に腰を下ろし、ただひたすらにそこに住む人々の様子を観察し続けた。
彼らが何を食べているのか。
どこで眠っているのか。
何を希望とし、何を絶望としているのか。
俺の天賦《物語の観測者》を使えば、彼らの心の内を読み解くこともできるだろう。
だが、俺はそれをしなかった。
まだ、その覚悟ができていなかった。
他人の心を、人生を、物語を覗き見るという行為の重さに、ためらっている自分がいた。
リュウガのように、平然と他人の心に土足で踏み入ることは俺にはできそうになかった。
何日も、何日も通い続けた。
最初は遠巻きに俺を警戒していたスラムの住民たちも、俺がただそこにいるだけで何もしないと分かると、やがて興味を失っていった。
俺は風景の一部になったのだ。
そうして観測を続けるうちに、俺は気づき始めた。
この場所は、ただ貧しく汚いだけの場所ではない。
ここには、ここのルールと、ここの営みが確かに存在していた。
わずかな食料を分け合う家族の姿。
廃材で壊れたおもちゃを修理し、子供に与える父親の姿。
病に倒れた隣人のために、けなげに水を運ぶお婆さんの姿。
リュウガが切り捨てた「不要な者」たちの間にも、確かに光はあった。
それは王都の光とは比べ物にならないほど小さく、か細い光だったが。
それでも、彼らは生きていた。
感情を奪われ、ただ生かされているだけの治安維持部隊の兵士たちとは違う。
絶望の淵にいても、彼らはまだ人間だった。
その事実が、俺の胸を強く打った。
(……こいつらを、救う方法……?)
リュウガに与えられた課題が、頭の中で重く響く。
俺に、何ができる?
《物語の観測者》という、ただ「見る」ことしかできない力で。
無力感が、再び俺の心を支配しようとしていた。
俺は、この世界でも結局何も変えられない傍観者のままなのか。
そんな思いに沈みかけていた、ある日のことだった。
いつものようにスラムの広場が見渡せる物陰で膝を抱えていると、数人の子供たちが広場に集まってきた。
その手には、ボロ布を固く丸めて作ったボールのようなものがある。
キャッキャ、と楽しそうな声を上げながら、子供たちはそのボールを蹴り合い始めた。
そんな粗末なボールでも、彼らにとっては最高の宝物なのだろう。
その無邪気な光景に、俺は思わず口元を緩めた。
だが、その中の一人の少年に俺はふと目を留めた。
他の子供たちよりも少し体が小さく、痩せた少年だった。
彼は輪の中に入ろうとせず、少し離れた場所から羨ましそうに仲間たちを見つめている。
(どうしたんだろう、あの子は……)
俺がそう思った、その時だった。
ボールが偶然にも、その少年の足元へと転がっていった。
「おい、早くこっちにパスしろよ!」
ボールを蹴っていた子供の一人が、少年に向かって叫ぶ。
少年は、ビクリと肩を震わせた。
そして何かを恐れるように、おずおずとボールに足を伸ばす。
その瞬間。
ゾクッ、と俺の背筋に悪寒が走った。
空気が、変わった。
いや、違う。
空気が、震えている。
少年を中心に、目には見えない何かの力が波紋のように広がっていく。
地面の砂埃が、まるで意思を持ったかのように少年の足元で渦を巻き始めた。
「……なんだ、これ……?」
子供たちも異変に気づき、動きを止める。
少年は自分の足元で起きている現象に気づいていないのか、ただ必死にボールを蹴ろうとしていた。
だが、彼の足がボールに触れることはない。
彼が足を動かすたびに、見えない力がボールを弾き飛ばしてしまうのだ。
「お前、何やってんだよ!」
「わざとやってるのか!」
事情が分からない仲間たちから、非難の声が飛ぶ。
少年は泣きそうな顔で、何度も、何度もボールを蹴ろうとする。
そのたびに彼の周りで渦巻く力の波紋は、より大きく、より激しくなっていく。
(まずい……!
あれは、天賦の暴走だ!)
直感的に、そう理解した。
彼に宿る《天賦》が彼の意思とは無関係に、制御できない状態で溢れ出しているのだ。
このままでは、どうなるか分からない。
少年自身が危険なのはもちろん、周りの子供たちを巻き込む大惨事になるかもしれない。
俺は、立ち上がっていた。
駆け出して、子供たちに危険を知らせなければ。
そう思った俺の体は、しかし金縛りにあったかのように動かなかった。
目の前の光景に、俺の魂が釘付けになっていたからだ。
俺の天賦が、勝手に発動していた。
《物語の観測者》が、暴走する少年の魂の奥にあるその「物語」を、俺の意思とは関係なく、勝手に読み解き始めていたのだ。
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